塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本にも求められる。代表監督の中間考査

2013-10-15 23:34:06 | 日記
 杉山茂樹氏は日本も欧州のように、4年ではなく2年で代表監督を見つめねばならないと提言しています。

 それは欧州が偶数年に欧州選手権とワールドカップ、ふたつのビッグ・トーナメントを開催、出場していることで、2年という
歳月が代表監督の

 「中間考査」

 につながりやすい為ですね。

 僕も、日本サッカー協会が代表監督を中間考査する時代になったとは思います。

 その一方で代表監督を更迭した際の後任候補を含む、協会の動きだしとマネージメントがうまく働くのかという、不安が無いわけ
ではありません。

 日本代表監督は旨味がある仕事でしょうか。

 ちなみに日本の場合、アジアカップとワールドカップ予選、そして本戦の流れは欧州ほどうまくできておらず、2015年アジア
カップはオーストラリアで開催、ロシア・ワールドカップは2018年と、歪な形ですしね。

 以前ナンバーで後藤健生氏は

 「予選と本戦で異なる監督が率いても構わない」

 とおっしゃいました。

 日本代表監督に中間考査を求めるならば

 1・最終予選を突破し、その戦いぶりを考察して続投か解任かを決定する
 2・予選の段階で選手選考を含む戦い方が不安定ならば、その時点で交代を決断する

 という2点が挙げられると思います。

 ブラジルも残り1年でフェリポン政権に移行し、スペインもデル・ボスケが描く戦いぶりに納得のいかない識者がいます。

 日本も感情論や不躾な発言は避け、代表監督に対して自分が思う改善点と改善された点、選手選考と戦術の疑問点をぶつける、そ
んな時代に来たと言えます。
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日本代表の序列は何なのか

2013-10-15 23:19:33 | 日記
 日本代表における序列は何を意味するのでしょうか。

 序列は当然ピラミッドを形成し、その頂点に近ければ近いほど監督の信任が厚く、同時に先発の機会が数多く巡ってくるの
は間違いありません。

 今、代表を構成する序列は、以下の4段階にあります。

 1・最下層
 J2、J1の下位クラブに在籍し招集には難しい位置にいる選手

 2・下から2番目
 J1の中堅クラブに属しており、好調を維持しているが声がかからない選手。これはフロンターレの大久保、Fマリノスの
中鉢、。アルビレックスの川又が代表例です。

 3・上から2番目
 代表招集は受けるが、ベンチスタート、もしくは出場する機会に恵まれない。これは細貝や森重がそうでしょう。

 4・本田、長友、香川など、誰が代表監督でも招集されるであろう、頂点に立つ選手達

 でも、この序列における一番の問題点は流動性が全く見られなくなった点です。

 Jリーグの限らず各国リーグ最大の面白さは、昇格と降格が毎年必ず起こる為に、新シーズンには必ず新しい対戦カードが
生まれることです。

 つまりリーグ間に流動性がもたらせられるために、新鮮な対戦カードを常に準備できますし、トップに上がったクラブの躍進、
昨年のサガンに見られる現象は、非常に

 「爽快感」

 を与えてくれます。

 そう、今の代表にはこの爽快感が無いんですね。

 結局同じ顔ぶれ、同じ戦術、そして同じ終了後のコメント。

 これではどれだけリーグが改革案を出して、批判的意見が多数を占めながら2ステージ導入に踏み切っても意味はないでしょう。

 僕はファン・ハールのようにいきなり若手路線に舵を切る必要もなければ、30代の選手を重用しても良いとは思いますが、そ
こに選手の入れ替え、旬の選手起用がなければ意味は無いと捉えます。

 
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コロンビアとベルギーがワールドカップ出場へ

2013-10-15 02:13:20 | 日記
 2002年以来のベルギーと1998年以来のコロンビア。

 この両国がブラジル行の切符を掴んだ後のファン、言い換えれば国民の馬鹿騒ぎ、心からの雄叫びを見ていますと、ワールド
カップ出場のむずかしさと嬉しさ、そして4年という絶妙なまでの間を強烈に意識しますね。

 第一コロンビアにとっては

 「21世紀になって初めてのワールドカップ」

 になりますし、ラダメル・ファルカオがいないワールドカップは、公式ガイドを作成する側もさぞかし味気ない作業になった
と言えますから良かったですね。

 ホセ・ペケルマンも2006年以来のワールドカップになります。

 既にベルギーは

 「ダークホースの域を超えている!」

 と非常に評価が高く、それは多くの主力がプレミアで競っていることもそうですし、アンデルレヒトがチャンピオンズ・リーグ
に帰ってきたことも材料と言えます。

 1994年、かのプラティニは
 
 「シーフォは20世紀最後のプレイメイカー」

 とベルギー代表の背番号10を手放しで称賛します。

 しかしサウジアラビアとの一戦で最も評価を得たのは、サイード・オワイランでシーフォ、そしてプロドームではありませんで
した。

 コロンビアもバルデラマ、リンコン、そしてアスピリージャが揃ったこの大会で結果を残せなかったことは、今でも悔やまれる
でしょうね。

 つまりベルギーとコロンビアは、ある種の盛り上げ役ではありましたが、優勝するほどの実力は備わっていなかった形になりま
すが今回は違うでしょうね。

 日本はFIFAランキングを鵜呑みにしがちですが、セルビアがあれだけやれたようにやはり欧州と南米の底力は凄まじいです
し、だからこそベラルーシ代表を侮るわけにはいきません。
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ベイル、スパーズ時代の疲労が蓄積か

2013-10-15 01:52:45 | 日記
 それまで在籍していたクラブでは、特に体の不調を訴えることが無かったにも関わらず、移籍した途端体に痛みを感じる、ま
たは一気に急下降してしまう例があります。

 僕たちはその状況を

 「勤続疲労」

 という呼び方をしますが、それは以前在籍していたクラブから、休みなしで出ずっぱりだった点、そして新しい気候と風土に
直面したことで、体が悲鳴を挙げて休んでほしいと訴えているのでしょう。

 チェルシーに移籍して思うようにいかなかったシェバの例がそうでしょうし、ロベルト・バッジョのように先天的に故障の影
響を受けやすい選手もいました。

 「椎間板ヘルニアを患っている選手を獲得した」

 今、マドリー周辺ではベイルに関する疑惑の視線が後を絶ちません。

 一方このウエールズ代表の離脱は、アンチェロッティ政権がマルティーノ政権と比較した際随分不安定であり、その不調をベ
イルに押し付けることで

 「隠れ蓑」

 を得ているという批判もあります。

 ベイルがスパーズ時代の疲れを引きずっているのは事実でしょうし、アンチェロッティがPSG時代の初年度同様、自分の
描く布陣を模索していることも事実でしょう。

 カカの例にもあるよに、レアルでは故障を負った選手が満足に休めないまま、批判に押しつぶされそうになる例があります。

 これはレアルが支払った高額の移籍金が間違いなく根底にあり、だからこそベイルもまた金額を回収するためには戦列にす
ぐさま復帰しなくてはならない、ある種の使命感があります。

 バルセロナはともかく、シメオネ率いるアトレティコは7億円でしたか、ダヴィド・ビジャを獲得した上に、日本から京セ
ラをスポンサーに迎えるなど、確実に上昇志向にあります。

 100億円と7億円の対比。

 このコントラストがリーグ終盤メディアによって持ち出され、更にレアルは窮屈な思いをすることになるのでしょうか。
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