塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

フランクフルト、長谷部誠にぞっこん

2019-01-09 19:37:08 | 日記
 20世紀におけるアジア最高の選手は、韓国代表のボンクン・チャでしたね。

 現役時代はフランクフルトで活躍し、1998年ワールドカップに韓国代表指揮官として導いた功績、そして息子のチャ・ドウリも同国代表と、選出は自然といえるでしょう。

 もし釜本、杉山がアマチュアでなければ両選手が彼に代わって選出されていたかもね、というのは単なる想像の世界ですが。

 さて、そのフランクフルトのオールドファンも、我がクラブに在籍したアジア出身の選手で、最高最高峰の選手はボンクン・チャではなく、マコト・ハセベと考え直しているのではないでしょうか。

 実際そうだとすれば、実に嬉しいですね。

 ウォルクスブルクではブンデスリーガ優勝とチャンピオンズ・リーグへの参加
 しかし、指揮官マガトからの威圧的な態度
 ニュルンベルク、フランクフルトと移籍先を変えていくなかでの信頼


 ドイツ語、英語も含め言語学の観点からも、彼の活躍は本当に素晴らしいと思います。

 昨年のDFBポカール優勝も、ファンは長谷部と共に得た優勝と感じているかもしれませんよ。

 外国籍の選手がここまでの敬意を集めることは、ドイツに限らずたやすいことではありません。

 ドイツ代表ですとロタール・マテウスがインテル移籍後、すぐにクラブを掌握した事例がありますが、長谷部の場合は威圧的な言葉、態度ではなく

 日本人ながらの落ち着いた、場に応じた対応
 その読書量からくる教養と嗜み

 が自然と相手に伝わっているのでしょうね。

 キングが常にプーマを愛用しているように、長谷部もまた古くからプーマの契約選手として有名です。

 プーマも彼と契約出来ている今を、誇りに思っているに違いありません。
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クラブの顔が引退を決意するとき

2019-01-09 19:13:19 | 日記
 大好きな安室奈美恵さんの引退に、自分をかさね合わたのでしょうか。

 F・マリノスの中澤祐二が引退を表明しました。

 また、小笠原に続きクラブの代名詞が引退するのかと思っていましたら、グランパスエイトがGK楢崎正剛の引退を発表しました。

 普段見ていた風景が突然途絶える違和感を、アントラーズ、グランパスエイト、そしてF、マリノスのファンは今季開幕の際に感じ取るのでしょう。

 逆に彼らの引退が、キング、中村俊輔、遠藤保仁の年齢を改めて意識させる形にもなりました。

 中澤、楢崎のいずれもF・マリノス、グランパスエイト一筋ではなりません。
 
 特に楢崎は自分の意思での移籍ではなく

 横浜フリューゲルスがマリノスとの吸収合併を決断
 受け皿となるF・マリノスか、他のクラブか

 という、実に難しいものでした。

 そういえば、ガンバの代名詞でもある遠藤も、フリューゲルスに在籍しチャーリー・レシャックの薫陶を受けたこともありましたね。

 イタリアでは不動の主将、クラブの象徴をバンディエラと呼び、大きな敬意を集めます。

 ミランのバレージとマルディーニ
 インテルのサネッティ
 ローマのトッティ

 はその具体例と言えます。

 ですからユヴェントスのファンは、デルピエロを常にベンチに座らせながらも、スクデットを得たファビオ・カペロに、

 「バンディエラを粗末に扱うな!」

 と叫んでも、成績が全く落ちなかったのは実に「じれったい」事柄だったと思います。

 日本でもクラブに身をささげた選手が高齢になり、故障が多く戦力として勘定できない場合、イタリアのように大きな声が挙げられると思います。

 彼らの決断を指揮官はほっとした気持ちで聞いた、のかもしれません。
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