塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

塩谷司が残した可能性を探る

2019-01-26 01:52:11 | 日記
 塩谷司が途中交代とはいえ、アジアカップに出場していることには大きな意義があります。

 それは彼がホスト国のUAE,アル・アインに在籍しているという点を含めて

 「西アジアのクラブに移籍しても、日本代表への道は閉ざされたわけではない」

 事を意味している気がするためです。

 カタールならばアル・サッド、アル・ガラファ
 サウジアラビアならばアル・ヒラル。アル・イテハド

 というように、西アジアでも有数のクラブは幾つもあります。

 日本人選手がMLSのドラフトで上位指名を受ける、タイやインドネシアでプロを目指す。

 世界各国で多様なプレイが見られるのは、サッカーの持つ大きな魅力です。

 ですから、J1と欧州リーグで代表を構成するのは当然なのですが、韓国、中国、西アジアのリーグでも素晴らしい活躍を見せたならば、代表招集の対象になりえる。

 これまでになかった招集内容を、塩谷の事例は見せていると思います。

 韓国代表やオーストラリア代表はこれまでも

 Jリーグ、Cリーグからも躊躇なく選手を招集
 必要と思えば欧州2部からでも選手を呼ぶ

 という貪欲さがありました。

 オーストラリアや米国も含めて、今後はよりスカウティングの地域を増やし、より柔軟な選手選考を求める時代ではないでしょうか。

 実際のところ、日本人選手が西アジアからのオファーをそう簡単に受け入れるとは思えませんが、ワールドカップ予選を戦う上で現地の情報は不可欠ですし、何より相手を知る事は大きな強みですからね。
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アジアカップ、ここまでの雑感

2019-01-26 01:39:28 | 日記
 大坂直美選手が全豪オープンテニス決勝を戦うことで、大きな盛り上がりを見せています。

 一方でテレビ朝日は中継を担っていますから、アジアカップの様子を大きく報道しますが、大坂選手ほどの注目度が日本代表にはないようです。

 これはどうしてか、と思うのは、恐らく日本代表が過去、既に4度アジア王者になっているためではないでしょうか。

 つまり、優勝してもそう目新しいことはない、しかし大坂選手には「初優勝」「世界ランキング1位」という目新しさがありますからね。

 2000年のレバノン大会は、中東開催で初めて東アジアから(日本)優勝国が誕生した
 2004年は中国開催のため、反日感情が渦巻いていた
 1992年は広島、自国開催

 という、試合以外で注目される点も多かったわけですが、UAE大会では外野の喧騒もありません。

 森保監督がヴェトナム戦でターンオーバーをしなかった背景には、何があるのでしょうか。

 それは今後を見据えての代物、としか考えようがありません。

 コパ・アメリカという南米大陸への遠征
 ワールドカップ予選の過密日程

 そうそうターンオーバーができるほど、日程にゆとりがあるはずもなく、当然そこには主力を連戦で起用する機会が増します。

 ですから、ここにきて先発選手と交代選手の顔ぶれが見えてきたわけですが、監督はあえてターンオーバーをしていない、という見解になると感じます。

 イラン代表はアジア最強という呼び声もあり、優勝を狙う日本代表にとって最大の難敵です。

 アリ・ダエイが君臨する時代
 セパハン、ペルセポリスとクラブレベルでの戦い
 
 近年の戦いは文字通り、雌雄を決する形になっていますから。
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