塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

劇中で丁寧に描かれるスパイクとバッシュ

2021-04-01 17:43:54 | 日記
 僕は漫画という分野には本当に疎いのですが、さすがに「スラムダンク」のあらすじ、登場人物たちには一定の知識があります。

 何よりスラムダンクがすごいと思うのは

 流川楓 エアー・ジョーダン6を履く
 桜木花道 エアー・ジョーダン1を履く

 というように、本家マイケル・ジョーダンが愛用した、という事実を凌駕するほどの知識をファンの方が得ている点です。

 つまり、スラムダンクのファンにとってエアー・ジョーダンは

 ナイキとマイケル・ジョーダンではあく、流川楓と桜木花道の靴、というわけですよね。

 他にも山王工業の主力たちは、当時NBAファイナルに進出したオーランド・マジックのオールスター
 
 センターのシャキール・オニール
 ポイント・ガードのペニー・ハーダウエイ

 をモデルにしていると思われます。

 マジックがNBAファイナルに登場したのは1995年ですが、このときNBAが海外に蹴る肖像権をどう管理していたのか、正直ぼくにはわかりません。

 ただ、スラムダンクの劇中では「モデルは両選手だろうな」と思わせているだけであり、週刊ジャンプ編集部も井上雄彦先生も、これなら肖像権は問題ないと踏んだに違いないと思います。

 牧がリーボック、高砂がニューバランス、ゴリがコンバース、三井がアシックスとスラムダンクを読むだけで、当時の流行バッシュが完全にわかりますからね。

 週刊マガジンで「エリアの騎士」が連載されていた際、アンブロが公式ホームページで大々的に

 「逢沢駆と契約!!」
 
 を打ち出したのも、ファンベースで話題になることを念頭においたためでしょう。

 恐らくアクセレレイターが劇中で描かれていたのでしょうが、サッカーもバスケットと同じように、漫画もアニメーションも大好きという方からすれば、用具が細部まで書かれていると、嬉しくなるのでしょうね。

 長野市周辺では新作のエアー・ジョーダン自体を販売する店舗はないと思いますが。
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弟子が恩師に敬意を払うこと

2021-04-01 17:26:59 | 日記
 現在グッチのデザイナーを務めるアレッサンドロ・ミケーレ。

 彼は前任者であるトム・フォードに見いだされて、彼のグッチ退任後に総責任者となります。

「グッチDIY」「ABCDEFGUCCI」など、顧客が自分の意思でパーソナル・オーダーを楽しめる試みは、ミケーレが手がけたものですよね。

 前任者であるトム・フォードに敬意を払いながら、自分で考えた取り組みを軌道に乗せることは、誰もが簡単に出来ることではありませんから。

 若き日のイブ・サンローランがクリスティアン・ディオールで研鑽を積み、かつて医師であったジョルジオ・アルマーニが、現在も旺盛なコレクションを展開していること。

 それらは周囲への配慮、気配りを怠らなかったことが、大きく関与しているのではないでしょうか。

 サッカーですと、マルセロ・ビエルサがそうですね。

 ペップ・グアルディオラ 現在シティを指揮
 ホルヘ・サンパオリ 現在マルセイユを指揮
 ディエゴ・シメオネ 現在アトレティコを指揮

 この3人はいずれもビエルサの練習内容、戦術、布陣から大きな助言を得てきたと語る人物であり、ビエルサ自身は口に出しませんが、自然と門下生が増えることは誉に思っていると思います。

 それは過去、アリゴ・サッキの方法論を学ぶべく、ミラネッロを訪問したラファ・ベニテスもそうですが、手本となる存在が身近にあることは、いつの時代でも指揮官にとっては

 「基本に立ち返る」

 事ができる重要案件なのでしょう。

 日本代表の監督を退いても、イビチャ・オシムへの取材が相次いだことも同様ではないでしょうか。

 エキスパートの声を聞くことは、聞くという動作そのものが学びになり、そして伝達してゆく価値を見出していくと僕は判断します。

 
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サッカースパイクがさほど価格高騰しない理由を考えて

2021-04-01 10:50:14 | 日記
 立東舎から2016年に刊行された「東京スニーカー史」

 この書籍を読みますと、スニーカーは単なる競技のためでなく

 自己表現の道具として最適(例 RUNDMCとアディダスのスーパースター)
 競技者だけでなく、街でも評判を高めなければならない(例 コンバースのオールスターが街履きのために色彩を増やす)
 藤原ヒロシに代表される、市場に影響力を持つ人物が愛用

 というように、様々なことを考えねばならないことがわかります。

 僕は1996年から2000年まで山梨学院に在籍しましたが、首都圏と地方都市甲府では、雑誌の影響力がどれだけ強くとも、価格差は相当ありまして、人気銘柄の多くも1割引き、もしくは定価、半額セールということもありましたね。

 逆にサッカー・スパイクが幸運なのは、バッシュとは異なり、基本は

 プロ、アマチュア問わず競技者に満足してもらうこと
 勿論、その中には廃盤品や、限定品も含まれる
 しかし、スニーカー、バッシュのように、ミタスニーカーやアトモスのような有名店に行列ができるような事例は少ない

 という点があると感じます。

 それは単純ですが、サッカースパイクはあくまで「芝」「土」の上で履いてこそ意味がある、つまりアウトソールが平面でないため、街履きにすること自体、意味のない点にあります。

 逆にプーマがネイマールのシグネイチャーウエアを発表し、ナイキがジョーダン・ブランドとパリ・サンジェルマンを掛け合わせるように、レプリカ・ジャージやアンセム・ジャケット。

 つまり、ウエアの方でファンを虜にする、と言う形が基本と思うんですね。

 2010年ごろは僕の近所で

 米国製リーバイス501、チャンピオンのリバースウイーブ、共に90年代の品が500円
 米国製コンバースのオールスター、80年代の品が4800円

 という販売価格で、お世話になったものです。

 今はそれらをすべて手放してしまい、惜しい事をしたと思っていますが、価格というものはやはりその時代を反映させているものですね。

 ただ、ナイキが不人気と言われたエアマックス97SSを復刻するなど、時代の移ろいも感じます。
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相棒の再放送を楽しみながら

2021-04-01 10:31:48 | 日記
 長野朝日放送は15時40分から、「相棒」の再放送を定期的に行います。

 長野朝日放送はその名の通り、テレビ朝日系列ですから放送権を持つことは当然ですが、これだけの根強い人気があることに改めて思うことがあるのではないでしょうか。

 主人公の杉下右京と彼と共に行動する「相棒」

 相棒の顔ぶれはその時代によって変化していますが、右京の行動、服装、嗜好には全く変化がないこと、これこそ劇中で彼が滞在経験を持つ、ロンドン、ひいては英国の意識が見え隠れします。

 ティーポットでで紅茶を飲むこと
 アルバート・サーストンと思われるブレイシーズ
 3つボタン上ふたつ掛けの背広
 銀縁眼鏡にチェスター・フィールドコート

 右京の洞察力、そして気真面目さを表現するのにこれらの小物は最適の役割を果たしています。

 今再放送の相棒は、フライト・ジャケットにカーゴパンツ、そしてスエットシャツにスニーカーといういで立ちの亀山薫であり、右京と異なり、腕っぷしや直感で動く人物。

 ということが伝わります。

 キン肉マンでいえば、スーパーフェニックスとビッグボディのような形でしょうか。

 僕は「相棒」の再放送、通常放送を見るたびに、サッカーでいう「ドブレ・ピボーテ」を連想します。

 1994年のセレソンは、攻撃のマウロ・シルバ、守備のドウンガという役割分担が明瞭であり、特に前者の活躍が目覚ましく、1970年以来4度目となる優勝を手繰り寄せます。

 日本代表も2014年大会までの4年間は、遠藤保仁と長谷部誠のふたりが代表の根幹を担ってきたように、4-4-2、4-2-3-1の中核は、この中盤センターにあると感じます。

 現在の日本代表も中盤センターの守田と遠藤が目覚ましい活躍を見せていますが、川崎フロンターレの田中碧を軸に今後も目覚ましい活躍を見せる選手が登場すると思います。

 また山口蛍のように過去2大会、五輪を1度経験しているよな存在も無碍には出来ないとも感じますね。
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