塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ヤマザキパンのあの有名企画から

2021-04-25 23:00:56 | 日記
 神戸屋、第一パンにフジパン。

 日本には大手のパン製造企業がいくつも存在しますが、一番知名度が高いのはヤマザキパンではないでしょうか。

 そのヤマザキパンは今月30日まで、松たか子のCMでも知られる十八番

 「春のパン祭り」

 を開催中です。

 サントリービールが「金麦」でお皿が絶対にももらえる、と言う販促活動を行っていますが、この企画はこの春のパン祭りに触発されての代物と僕は思っています。

 お皿くらい、店頭で購入したらよいと思いがちですが、ファンからすれば

 手間暇かけて商品を購入する時間
 シールを張って郵送して、品が手元に着くまでの時間

 この自分で成し遂げた、という感覚そのものがキャンペーンとして認知しているのでしょう。

 つまり、お皿が届くのは結果であり、シールを集める、商品を購入し、味わうという「過程」が楽しみであり、何よりも大切な時間と言えますね。

 長野パルセイロが過去「春のパル祭り」と言うキャンペーンを、今の時期行っていました。

 もう退団しましたが、レディースの市川愛雪選手が公式ホームページに登場し、ほほ笑んでいたことを思い出します。

 服飾や芸術の世界では真似や模倣することで腕磨きをすることは当然のことであり、ヤマザキパンのキャンペーンも、模倣が多いことはそれだけ秀逸と言う意味合いではないでしょうか。

 今、長野パルセイロはこの「パル祭り」を行っていないはずですが、地元の農産品を販売するという新しい取り組みを始めていますが、これらの企画も過去の土台があってこそ、ではないでしょうか。

 パンの方が白米よりも、急激に血糖値が上昇すると言います。

 糖質を気にする方は、キャンペーンに踊らされているとシールを集めている方の心情はわからないと思います。(僕もそうですが)

 ただファンからすれば、僕らの心情の方が理解できないのでしょうね。
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生まれながらの勝利者たち

2021-04-25 21:14:23 | 日記
 パリ・サンジェルマンとしては是が非でもチャンピオンズ・リーグで優勝したいと思っています。

 しかし、優勝した瞬間キリアン・エムバッペを手放すことになるのではないでしょうか。

 彼は既にモナコでもパリ・サンジェルマンでもリーグ1で優勝し、ペレ以来で初めてとなる10代でワールドカップの優勝と得点を記録した実績を持ちます。

 今夏、もし彼がフランス代表の一員として欧州選手権でも優勝したとすれば、目指すものはバロンドールという個人賞しかありません。

 それは同僚のネイマールが心から切望しているものでもあるのですが、ジャン・ピエール・パパンは1991年マルセイユで受賞したときと、世相は大きく異なります。

 やはりラ・リーガかプレミアに在籍している方が受賞の可能性は圧倒的に高いでしょうし、エムバッペ自身がフランスでやるべきことはもうないのではないでしょうか。

 そのフランス代表の指揮官であるディディエ・デシャンも凄いと思います。

 彼は選手としても指揮官としてもワールドカップ・トロフィーと抱擁していますが、もし欧州選手権でも優勝すれば同様の出来事となります。

 もし2004年のモナコの監督時代、FCポルトに敗れていなければ、彼はチャンピオンズ・リーグも選手時代と指揮官で勝ち取っていたことになり、生まれながらにしての勝者。

 という印象をさらに周囲に受け付けたことでしょう。

 ただ、マルセイユのファンからすれば難しい感情だったと思います。

 デシャンは1996年、ユヴェントス在籍時にチャンピオンズ・リーグで優勝していますが、1990年代前半フランスの象徴であったマルセイユの顔でした。

 その顔がモナコでもしチャンピオンズ・リーグで優勝していれば、マルセイユの誇り

 「フランスで唯一、欧州王者に輝いたクラブ」

 と言う名声が崩れてしまったわけですからね。

 2010年にマルセイユをリーグ優勝に導き、2018年のワールドカップでフランス全土を歓喜に導いたデシャンは、今夏も同様の体験を得られるでしょうか、僕は注目しています。
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ケルメとハイテックのスパイクについて考えました

2021-04-25 20:55:27 | 日記
 昨日、スパイク専門サイト「0014のブログ」を閲覧していますと

 「ザスパクサツ群馬の清水慶記選手が、ケルメのスパイクを愛用」

 というコラムが確認できました。

 ナイキ、アディダスが多い中、ケルメのスパイクと言う文面だけで俄然興味を抱いたのですが、きっとザスパのテクニカル・スポンサーがケルメと言う点が大きいのでしょう。

 ケルメはホマと並び、スペインを代表するサッカーブランドですが、記事にもあるようにスパイクの展開は乏しいと言えます。

 ケルメからすればザスパとの契約を軸として、今後はジャージ、プラクティスシャツだけでなく、スパイクの開発と販売を強化しようと考えているように思います。

 ただ、アディダスが日本人向けラストを用いているように、日本人と欧州人では足の型が大きく変化しますから、この点をいかに考慮するかが、商品を充実させる点で大きいと感じます。

 先日買いなおした書籍「メンズウエア100年史」

 この266ページにおいて、ハイテックの靴にアディダスのナイロンパンツを履いた男性が映っています。

 恐らく米国ではなく英国で撮られた写真と思われますが、米国ではアディダスのスーパースターこそが最先端であることを思うと、80年代の英国でハイテックの先進性が伺えます。

 今でこそハイテックはタウン・カジュアルの靴として認知されていますが、過去はサッカースパイクも手掛けていました。

 インテルに在籍したウルグアイ代表と言えば、アルバロ「チーノ」レコバが有名ですが、1990年代前半には

 「ゴール前の詩人」

 と讃えられたルヴェン・ソサが在籍していました。

 彼はラツイオ、インテル、ドルトムントの順でプレイしますが、インテル時代はハイテックのスパイクを履いていたはずです。

 復刻商品の認知度が高まっている今、案外ハイテック、クロノスなど往時の靴が再発売されたなら、喜ぶマニアが一定数いるようにおもえるんですよね。

 
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学生を囲い込み、ビジネスに成長させる点

2021-04-25 20:41:52 | 日記
 オールスターの常連であり、NBAの顔して人気を博したアレン・アイバーソン。

 プロ入り後、一貫してリーボックを履き続けた彼ですが、ジョージタウン大学時代は大学が提携しているナイキのエアー・ジョーダン11を履いていました。

 今、バスケットボールでもアメリカン・フットボールでもナイキの着用率が高いのは、結果アイバーソンは異なりましたが、人気大学をそのまま支援することで、ドラフトでプロになった選手たちが、引き続き愛用する可能性を高める。

 という点が念頭にあると思います。

 勿論アンダーアーマーのように、ナイキ以外の企業から支援を受けている大学もありますが、ナイキの影響力は米国国内で突出していますからね。

 箱根駅伝でも、ジャージはアシックスやアディダス、ニューバランスなど大学に納品されているものを着用しますし、それは高校サッカーも同様です。

 しかし、今年の箱根駅伝ではアシックスを履く選手は一人もおらず、むしろナイキの独り勝ちという傾向がさらに増しています。

 それだけ有望校、有望株という若年層から、自社製品を愛用してもらい囲い込む方法は、新しいビジネスモデルになるのではないでしょうか。

 不思議に思うのは、ヤスダになります。

 80年代、冬の選手権の代名詞でもあった帝京高校は生徒たちがヤスダを愛用していることが多かったのですが、日本リーグや代表に進む彼らがヤスダを引き続き愛用した、と言う話はありません。

 僕の推測ですが、帝京高校で優勝することは、日本リーグで活躍すること、代表招集を受けて日の丸を背負うことよりも、意義ある出来事だったのではないでしょうか。

 その生徒たちを支援してきたヤスダも、大きな誇りだったに違いありません。

 一方で卒業した学生たちが、そこでヤスダと一区切りしてしまったことは、大きな誤算だったように思えるのです。

 そのヤスダも復活し、新しい潮流が生まれています。
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