塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

鹿島アントラーズ、ザーゴ解任を決断

2021-04-14 21:47:44 | 日記
 鹿島アントラーズがザーゴ監督を解任し、相馬直樹氏を新監督に指名しました。

 ザーゴことカルロス・アントニオ・ザーゴ氏は、ブラジル代表のセンターバックとして知られ、柏レイソルにも在籍、そしてローマ在籍時には中田英寿の同僚であったことも含め、Jリーグファンには馴染みのある存在でした。

 ブラジル本国では、ブラジル的価値観と欧州的価値観をうまい塩梅で融合させている点が評価されており、鹿島アントラーズ首脳陣も同様の点を評価したのでしょうね。

 ただ、結果は解任となってしまいましたが。

 部外者の僕の感想ですが、アントラーズ首脳陣は昨年、我慢してザーゴ監督を起用し続けました。

 それは監督の査定は1年後に出すものが当然という、ある意味サッカーの法則を尊重しての形だったのでしょうし、この従来の鹿島アントラーズの方法論により発展的な価値観を植え付けてくれるに違いない。

 そう判断したと想像します。

 ただ、アントラーズほどの名門でも、2018シーズンにチャンピオンズ・リーグ優勝して以降、無冠が続いています。

 その理由として、小笠原、内田というクラブの顔が引退し、例えば西が神戸、浦和へと移籍し、土居に代表される実力者はいるが、軸となる選手が不在、と感じているようにも思えます。

 過去、本田泰人は

 「俺が嫌われ役になるしかない」
 「それがクラブの発展の不可欠だ」

 を腹を括って、容赦ない罵声や大声で同僚に声をかけ続けたと言います。

 僕もそうですけど、なかなか大声を出す、大きなジェスチャーで鼓舞することができませんし、気分を害する可能性も高いわけですからね。

 「あんたに言われたくないわ」

 と反論されたらそれきりですしね。

 それでも監督問題を含めて、アントラーズが抱える悩みは僕のような外部が感じるよりも、もっと大きくて深いのかもしれませんが。

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日本人FWが見せる野心に感服

2021-04-14 21:28:10 | 日記
 シント・トロイデンに在籍する鈴木優磨が、仮に今季のジュピラー・リーグで得点王に輝いたとします。

 彼はすでに、ベルギーに留まることではなく、イタリアに移籍したいと希望を述べています。

 鹿島アントラーズ時代が「ホップ」、現在が「ステップ」ならば、イタリアに移籍することは「ジャンプ」に相当するのでしょうね。

 しかも現在、鈴木の市場価格はおよそ3億円程度との声があります。
 
 シント・トロイデンは6億から7億円での売却を希望するようですが、まだ代表経験はなくとも、将来の日本代表候補がこの価格で入手できるのであれば、鈴木の野心は来季満たされるのではないでしょうか。

 それはパルチザンで奮闘し、アーセナル首脳陣がどこかで気にしているであろう浅野拓磨も同様でしょう。

 「セルビア・リーグでは終わらいよ」
 「日本代表でも大迫さんを退けるためにも、ビッグクラブで戦う」

 という強い気持ちを抱いているに違いありません。

 彼らのような強い向上心、野心を持つ選手が誕生したことだけでも、Jリーグの価値が上昇し、リーグが誕生してよかったと思わせてくれますよね。

 少なくとも鈴木の市場価格ならば

 ボローニャやサッスオーロのような地方クラブ
 サンプドリアやローマのような中堅クラブ

 には充分支払い能力があるはずですし、鈴木がセリエAに移籍することは、現実的ではないでしょうか。

 さすがにスクデット最有力のインテル、ユヴェントスの2強から声がかかったとしても、それは「将来的」な形を見越しての形で、最悪レンタルにレンタルの形になる可能性もあります。

 ならば富安のように地方クラブにしっかり根付く形で場数を踏み、将来のチャンピオンズ・リーグを目指す方が良いかもしれません。

 ラツイオのように、経営と成績が正比例しているクラブもありますが、浅野も含めて両選手の移籍は今夏目玉になると思いますよ。
 
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自分に足りないものを意識すること

2021-04-14 21:17:52 | 日記
 今季シカゴ・カブスからサンディエゴ・パドレスに移籍し、先日1勝を挙げたダルビッシュ有。

 パドレスが在籍するナショナル・リーグ西地区は、地区優勝を8季連続で達成し、2020シーズンのワールド・シリーズを制覇したLAドジャースが絶対的存在感を見せています。

 そのドジャースの左腕と言えば、クレイトン・カーショーになります。

 ダルビッシュ有は昨年最多勝を得るも

 「僕はまだクレイトン・カーショーやジャスティン・バーランダーには遠く及ばない」
 「学ぶべきことが沢山ある」

 と語りました。

 彼は4シームが100マイル、シンカ―(日本でいう2シーム」は90マイル、他にもカッター、ハードスライダーなど多岐にわたる球種を駆使し、米国で大きな成長を遂げてきました。

 それでもメジャーを代表する投手二人とは歴然とした差があると認知しています。

 この感覚は、日本に留まっていてはつかめなかったでしょうね。

 だからこそパドレス対ドジャースの一戦において、ダルビッシュとクレイトン・カーショーが投げ合う姿を目の当たりにしたならば、それは凄く意義ある形ではないでしょうか。

 サザンプトンに移籍した南野拓実も同様の考えではないでしょうか。

 プレミアの競争は特に激しく、7位スパーズ、6位リバプール、5位チェルシー、そして4位にはウエストハムと、強豪、古豪が入れ組んだ形でチャンピオンズ・リーグ出場を目指します。

 勿論、サザンプトンで試合に出続けることも大事ですが、リバプールだからこそ彼に見える光景があるはずです。

 それはコップの情熱、アンフィールドの伝統だけでなく

 エバートンとのダービー
 ユナイテッドからの悪意ある視線
 首位戦線に留まるために何をすべきか

 このような体感は、プレミアの上位が当然とされる、リバプールだからこその感覚ですし、サディオ・マネやロベルト・フィルミーノにも僕は劣らないよ、という断固たる意思も不可欠です。

 だからこそ南野は虎視眈々とその機会をうかがっているに違いありません。
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