塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

辻褄のあう広告内容

2021-04-23 21:15:23 | 日記
 期待された成果が得られなかったは思います。

 しかしディアドラがロベルト・バッジョと再契し、彼が来日して販促を行ったことで間違いなく喜んだファンがいます。

 昨年引退した中村憲剛。

 彼もまた常に愛用してきたミズノと再契約を交わし「ミスター・モレリア」と讃えられたモレリアの魅力を、子供や後輩たちに伝えてゆくのでしょうね。

 日本代表ロール・モデルコーチは、契約上どうしてもアディダスを履かねばなりませんから、ミズノとしてもこの点は理解しなくてはいけません。

 ただ、モレリア同様に本革の名品「コパ・ムンディアル」を履いていますから、中村自身もさほどの違和感がないようも見えます。

 これらの事例は矛盾が無い、つまり辻褄があっています。

 米国バスケットボールの世界でも

 リーボック シャキール・オニール
 フィラ グラント・ヒル

 を用いた販促は、彼らがかつて契約していた間柄であり、ファンに訴え賭ける要素を持ったうえでの再契約のため、意味があるわけです。

 ですから日本市場における「ロット」の広告塔が定まらないのも、致し方ないように思えますね。

 これまでロットと日本人選手は馴染みばなく、現役選手を通じての販促はなかったように記憶しています。

 だからこそロットはある意味「しがらみのない」世界であり、引退したとはいえ実力者として名を馳せたふたり

 戸田和幸 2002年ワールドカップ出場
 三都主アレサンドロ 2002年、2006年ワールドカップ出場

 を選択したのでしょう。

 ただ、彼らを用いた活動を見た記憶がなく、どうしてロットが両名を起用したのかも定かではありません。

 僕自陣、ロットを手に取ることができるのはジャージくらいですが、店頭で見ると勿体ないなあと思うことが多々あるのです。
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以前売却した本を買いなおして

2021-04-23 21:00:12 | 日記
 昔手放した本を新品、中古関係なく買いなおす際、僕はいつも

 「ユナイテッドとポール・ポグバ」

 を連想します。

 かつて契約違約金無しの形でユヴェントスに移籍したこのフランス代表を、恥を偲んで100億円以上も費やして獲得したことは、ユナイテッドが金満クラブであることを証明したにすぎません。

 モウリーニョ時代の怠惰な姿
 基本給の大幅な見直しを希望

 これはミノ・ライオラも含めて、単純に脅しをかけているだけで、簡単に言えば

 「レアルかユヴェントスへ俺を放り投げろ」

 と言っているような代物ではないでしょうか。

 以前、ポール・ポグバがスポンサー契約しているアディダスの手前もあったのでしょう、「やあ世界のアディダス・ファミリー」と声をかけた際、識者からは痛烈な言葉で

 「いや、それを言うなら世界のユナイテッド・ファンたち元気ですか」というべきでしょう。

 と言い返されたことがあったはずです。

 ちなみに今日、僕は中古で以前所有していた書籍

 「メンズ・ウエア100年史」

 を買いなおしました。

 中古なので定価の3割引き程度で収まりましたが、かつての売却金額よりも高い買い物であることは間違いなく、自分でも馬鹿だとは思いますが致し方ないのですね。

 ユナイテッドやかつてのインテルもそうですが、資金だけでは何も解決できないのが、サッカーの難しさであり興味深い点でもあります。

 確かにコロナの影響もあり、レアルのようなビッククラブでも収益が減少し、例えば今後

 1・ベルナベウの改装工事にみられるスタジアムの保全
 2.選手への報酬やクラブハウス、ドレッシング・ルームの整備など、選手のやる気を生み出す雰囲気づくり
 3・移動バスや飛行機代金など、試合のための準備費用

 の捻出を削るわけにもいきません。

 ただ多くのファンは、金持ちのやることが正直判断できないと考えていることも確かでしょう。
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口に出すほど、スローガンに成り下がってしまうのではないでしょうか

2021-04-23 20:48:41 | 日記
 米国で発端となった「ブラック・ライブス・マタ―」、通称BLM。

 ただトランスジェンダーやゲイという性的な言葉もそうですが、BLMも僕たちが消費すればするほど、単なるスローガンのような形になっていくのではないか、と時に不安になります。

 とっくの昔に解散しましたが、ヒップホップ集団NWAが

 「くたばれ!ポリ公!!(原題ファック・ザ・ポリス)

 を公表し、全米中の度肝を抜いたのが確か1989年の事でした。

 この楽曲を発表すると、発売したレコード会社に当局から圧力がかかり、同時に警官の命が脅かされるという声明文も出されました。

 ただNWAからすれば、不当は警察官側だという気持ちが強かったのでしょうし、結局は30年間米国に限らず僕たちの住む世界で宗教や人種的価値観に変化はなかった、という事実があるように思います。

 チャンピオンズ・リーグでロンドンを訪れたパリ・サンジェルマンのファン(黒人男性)が、対戦相手のチェルシーファンから

 「俺たちは人種差別主義者だ」

 と罵られた事件が数年前にありましたよね。

 チェルシーはこの事態を憂慮し、傷ついたこの男性を無料で試合に招待すると声明を出しましたが、男性は拒否したと記憶しています。

 英国ではレゲエ、スカなどジャマイカから輸入された音楽が基本となり、ジャマイカからの移住者には寛大でも、パキスタンからの移住者は仕事を奪う敵として認知されていたと言います。

 だからといって白人が生み出した物や企業を、黒人や僕たちが毛嫌いしているわけではないですし、全ての白人が侮蔑的でないことも確かです。

 サッカーは貧しい生活の方にとって、最大の娯楽でしたが今はそうでもなく、だからこそスーパーリーグ構想はとん挫したのでしょう。

 サッカーでもバスケットでも、人種に関係なくナイキやアディダスが人気なのは、彼らの製品が魅力的だからであり、搾取されているとは思わないという点も考慮すべきと感じます。

 (参考資料 集英社刊 ストリート・トラッド 佐藤誠二朗著)
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