塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

異国で自分の名前が刻まれること

2021-04-08 19:24:47 | 日記
 どうして彼女を知ったのか、どのような経緯で彼女の作品を購入するようになったのか、正直覚えていません。
   
 僕の本棚には西洋美術に関する文庫と新書が数冊あります。

 それらは全て中野京子作品であり、何度読み返しても飽きることの無い魅力に包まれています。

 中野京子の紹介で知った画家に、ベルギー出身の画家、ヴァン・ダイクがいます。

 彼は英国のチャールズ1世につかえる宮中画家として数多くの作品を残し、「狩り場のチャールズ1世」という傑作を生みだしています。
 
 英国というのは、イタリアやフランスとは異なり
 
 1・音楽と絵画の世界では後天的であった
 2・一方で王侯は庭仕事には熱心である

 という側面があるようで、ヴァン・ダイクの存在は、絵画の分野で英国に大きな発展をもたらしたのです。

 サッカー好きならば、僕と同様にこう考えるのではないでしょうか。

 「イングランドにはふたりのファン・ダイクが大きく発展に関与した」
 「ひとりは画家のファン・ダイク、もう一人はオランダ代表のファン・ダイク」

 VANの発音は、ベルギーやオランダですと「バ」となり、イングランドでは「ファ」になるのでしょうね。

 ですからサッカー専門誌では「ファン・ダイク」という表記になり、中野京子は現地に近い表記で「ヴァン・ダイク」と表記しているのだと勝手に解釈した次第です。

 絵画だろうがサッカー選手だろうが、異国に名を遺すことが類まれな能力以外に、多くの困難に勝利したことを意味します。

 長谷部誠が奥寺康彦を超え、ブンデスリーガ最多出場の日本人選手として話題になりましたが、彼がウオルクスブルク時代末期、フェリックス・マガトに受けた仕打ちを、忘れてはいけません。

 彼はそこで自己を見失うことが無かった、だからこそフランクフルトでhの現在があると感じます。
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日本女子代表対パラグアイ女子代表を見ながら

2021-04-08 19:13:32 | 日記
 フジテレビが16時から放送した日本女子代表対パラグアイ女子代表。

 解説を聞いていて、自分の思い違いを知る事が出来ました。

 原則24歳以下(東京五輪が特例、実際は23歳)の選手を最小で15名、最大で18名招集可能
 3枠をオーバーエイジで用いることができるか、利用するかしないかは各国によって事情が異なる

 これが男子代表の原則ですね。

 従って僕もどこかで女子代表も同様だと考えていたのですが、女子代表に年齢制限はありませんでした。

 そうだ、だからこそロンドン五輪の際に澤や宮間が招集されていたわけだ、と改めて感じた次第です。

 ただ男子と共通なのは

 1・管轄がIOCであること
 2・従って欧州の有力クラブは、女子サッカーが人気になればなるほど、五輪に関して言えば、選手の貸し渋りが起きるのではないか

 という2点になります。1992

 男子同様、女子も多種多様な価値観、身体を持つ選手が欧州に集結し、日々練習と試合に挑みます。

 日本代表、男子の場合は

 「基本は欧州リーグの選手たちで代表を構成したい」
 「J1の選手たちはその骨組みを補助するような形」

 になりつつあるのではないでしょうか。

 もし女子も国内リーグの選手たちを「致し方なく」招集、と言う形になれば欧州偏重的発想がより増加し、むしろ強化の妨げになるではないかと不安になります。

 Jリーグ開幕前は運営がどうなるか心配されましたが

 1・1992年広島アジアカップで日本代表が優勝
 2・1994年ワールドカップ1次予選を見事に突破

 と言う代表の躍進が、J運営の大きな後ろ盾となりました。

 WEリーグを最高の形で推進させるには、代表が3位以上でメダルを獲得し、WEリーグの選手たちを観戦したいと思わせることが必要でしょう。

 ただ、代表あってのクラブではなく、「国内」クラブあっての代表という矛盾もあります。

 2011年の話題沸騰がリーグに長期で反映されなかったことは、この矛盾を是正できなかったためではないでしょうか。

 ちなみにテロップで高倉さんの指示内容が明らかになった点は、凄く良かったと思います。

 
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女子競技に関する見解を考えてみました

2021-04-08 14:10:32 | 日記
 僕が思う、最も知られた女子のプロリーグ(競技は関係なく)は、米国バスケットボール・リーグ、WNBAではないでしょうか。

 先月25日発売の日本版GQには136ページから6ページにわたり
 
 サッカー米国女子代表 ミーガン・ラピノー
 バスケットボール米国女子代表 スー・バート

 両者の出会い、結婚に至るまで、自分が同性愛者であることの告白など、インタビューと白黒写真で鮮明に綴られています。

 NBAは全チームにナイキがジャージを供給しており、それはMLB,NFLも同様です。

 正直言いまして、僕個人WNBAの情報、知識はないに等しく、NBAのようにすべてのチームがジャージを一括供給されているのか、ブランドと個人契約し、シグネイチャーが与えられている選手はいるのか。

 という点に関しては、さっぱりなんですね。

 ただ、バスケットボールだろうがサッカーだろうが、今後は

 ブランドも男子同様に、有力選手には率先して近づき手厚い待遇を提案するだろう
 サッカーならば、名手は欧州各国リーグを股にかけ、有力クラブと契約するだろう
 女子版チャンピオンズ・リーグの更なる発展と勝利ボーナスの向上

 は、目論見として達成されるはずです。

 僕も同様ですが、僕たちはこれまで、冒頭で消化した二人とは異なり、女子が競技が打ち込むこと、そして人気が恒久的に続くという意味合いから、眼を避けてきたように思います。

 むしろ、なでしこリーグでは以前から注意喚起がなされ、東京五輪でも明確に示された

 「女性選手を性的な対象として撮影することへの提言」

 はむしろ遅すぎたと思います。

 彼女たちが集中して競技に集中するには、報酬や産休など土台整備ではなく、観客である僕たちがマナーを尊重することの方が、明らかに手っ取り早いですよね。

 WEリーグの成功の可否は、今後の低迷する日本の女性進出にくさびを打ち込む可能性は、相当高いと思いますよ。
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長野パルセイロ・レディースの持つ可能性

2021-04-08 13:56:25 | 日記
 長野パルセイロには過去、元日本代表選手、例えば明神智和が在籍していましたが、代表選手を輩出したことはありません。

 ですから今は横浜F・マリノスに在籍する前田大然が日本代表招集を受けた際は、羨ましい気持ちと松本市のような地方からでも代表選手が誕生するのだ、という実感の両方を感じたものです。

 長野パルセイロが2016シーズン、スイス代表として2010年ワールドカップにエントリーしたジョニー・レオーニーを獲得した際も、長野市には僕たちも知らない可能性があるのではないか。

 とも感じましたね。

 WEリーグという女子のトップリーグに、長野パルセイロレディースが参戦する。

 それは代表選手が再度、誕生する可能性を意味します。

 長野からは過去

 國沢志乃 既に退団
 横山久美 既に退団
 泊志保 移籍を経て2020年に再加入

 というように、3選手がA代表選手を経験し年齢制限のあるユースには、過去何人かが選出されています。

 つまり、泊志保は再招集、他の選手は初選出になるわけですが、代表が多く集まるということは

 1・観客動員、スポンサー探しに大きなメリットになる
 2・当然、クラブの戦力が充実する
 3・他のクラブの主力が移籍しやすくなる

 という意味合いもありますよね。

 当然リーグ初年度から、参戦する全てのクラブが好成績を残したいと感じるはずですが、実際は大型補強で話題の大宮やINAC神戸、ベレーザなどの優勝経験を持つクラブ。

 彼女たちが上位に着くと想像します。

 現在プレシーズンの概要が発表されていますが、開幕のころには新型コロナウイルスの余波はさらに拡大している可能性は否定できません。

 それでも新リーグの船出が素晴らしいものになることを、ファンは願っています。
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本日、なでしこはパラグアイ代表と対戦へ

2021-04-08 13:45:24 | 日記
 今日16時より、日本女子代表対パラグアイ女子代表の一戦が、仙台市のユアテック仙台で行われます。

 フジテレビが中継を担いますが、この新型コロナウイルスの最中に来日して頂いたパラグアイ女子代表には感謝したいものです。

 パラグアイはブラジル同様、日本から渡り開墾して当地に根付いた日系の方が多く在住していますから、彼らにとっても注目すべき試合ではないでしょうか。

 女子サッカーも男子同様に、欧州リーグが主流であることに間違いありません。

 リヨンに在籍する熊谷は

 1・チャンピオンズ・リーグ優勝経験者
 2・日本、アジア、そして欧州を代表する名手
 3・代表でもワールドカップ優勝、五輪の銀メダルを獲得すみ

 というように、女子サッカーの第一人者として欧州でその存在を認知されています。

 今後、男子同様に彼女たちがどんどんイタリア、フランス、イングランドに移籍した際、日本代表でしばしば囁かれる

 「Jリーグ組と海外リーグ」
 「海外リーグの選手を呼びたいが、クラブが了承しない」

 という問題に直面するでしょうか。

 高倉監督はまだこの問題に直面してはいませんが、今後このデリケートな問題が浮上した際は、戦績や試合内容だけでなく、招集に関しても適宜マスメディアから質問があるでしょうね。

 ミランに移籍した長谷川は、ベレーザでやることは全てやったと思ったからこそ、イタリアに旅立ったのでしょう。

 ただ代表選手だけでなく、海外を目指す、本場欧州で腕試しをするという機運は、間違いなくWEリーグにも影響を及ぼすでしょうし、その意識は間違いなく「ジェンダーレス」です。

 逆にWEリーグが海外の選手を多く獲得し、リーグの活性化と地位、実力向上を目指す必要もあります。

 ミランでの長谷川の活躍はわかりかねますが、彼女の存在が案外、イタリアと日本のつなぎ役になる可能性は大きいのではないでしょうか。
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