塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

契約選手以外の企業の魅力

2021-04-05 20:02:32 | 日記
 陸上やマラソンの世界では、ナイキやミズノ、アシックスのようなオーセンティック・ブランドが優位でした。

 勿論そこにはニューバランスやアディダスも含まれます。

 しかし米国市場でがブルックスの人気が非常に高く、老舗のサッカニーも存在します。

 また日本市場では「ホカ」に代表される振興ブランドも着実に市場を動かしており、アスリートに限らず一般ランナーに同商品を提供してゆくべきかという観点が、今後企業には求められると言えます。

 サッカーでもコンケーブが日本市場を虎視眈々と狙っている印象を受ける一方で、アンダーアーマーが幾分停滞気味に感じます。

 アーセナル在籍 スイス代表 グラニト・ジャカ
 リヨン在籍 オランダ代表 メンフィス・デパイ

 アンダーアーマーを愛用する選手と言えば両者が知られていますが、前者がナイキを試着し後者はすでに別ブランドを履いていると聞きました。

 ロットの流通網はスポーツ・オーソリティに限られ、ディアドラは国内流通が代理店の関係上無くなりつつある今、競争はすでに「寡占」に突入している印象を受けます。

 契約選手をナイキのようにけた違いに抱えるブランドは、既に別次元であり、小規模ブランドは独自の路線を考えるべきでしょう。

 例えばヒュンメルは、ヴォラート以外のスパイクはありませんよね。

 ただヒュンメルと言えば

 その斬新なデザインのスポーツジャージが常に人気
 アンプティサッカーをはじめ、人権と環境問題に大きく歩み寄る

 というように、大手とは異なるスタンスで商品構成を行っています。

 既に契約選手や商品サイクルで勝負する時代ではなく、選手同様にブランドが自分たちの個性で勝負する時代ではないでしょうか。

 僕は選手でないので品質に言及はできないのですが、企業の活動方針には注目したいと思っています。
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ブランドが素材開発を外注したならば

2021-04-05 19:45:34 | 日記
 今日、出勤用に夏物トラウザーを2着購入しました。

 1着目 イタリアの繊維ブランド「レダ」のスーパー110を用いた品
 2着目 オーストリア、タスマニアウール混合の洗える品

 いずれも裾直し料金を含めても1着当たりの金額が3000円程度で、先日セールコーナーに置いてあったことを確認して以来、気になっていたんですよね。

 実は別にもう1着、イタリア「カノニコ」のストレッチ素材のトラウザーも購入しました。

 これも定価よりも大幅に安く(2020年発売のため)、既に別売りの上着を所有していたため、これで「スーツ」としても着用できる、汎用性の高さが魅力だったんですね。

 今僕は、レダとカノニコというイタリアの老舗ブランドの名前を出しました。

 何故繊維メーカーの名前をあえて記したかと言いますと、日本のユニコーン、「スパイバー」がタイに新工場を設立し、価格面がネックだった自社素材、「人口クモ糸」の販路を拡大する。

 と聞いたためです。

 既にノースフェイスがスパイバーからこの素材を仕入れ、ダウンジャケットを発売し完売と大きな反響を呼んだんですよね。

 スーツも僕が購入したような、天然素材でストレッチもあるのですが、時代はやはり

 「家で洗うことができる商品」
 「ベルトではなくドローコードで腰の着心地を調節」

 という形が喜ばれ、繊維メーカーも期待に応えたいと感じています。

 つまり、ナイキやアディダスはサッカースパイクの新素材を自社開発で行ってきましたし、伝統的なカンガルレザーはカンガルーの乱獲の危険性があります。

 しかし、スパイバーのように素材を「外注」、もしくは共同開発で行う時代が来れば、選手のシグネイチャーモデルのような高価格商品も含めて

 1・改めて小売価格を見直すことができる
 2・耐久性、履き心地が大きく改善される
 3・工場建設を環境配備を完璧にすれば、雇用問題に踏み込める
 
 という特徴が生じると思ったのです。

 僕は記事で読んだだけで、当然人工クモ糸は目にしていません。

 ただ、本当に優れた素材であるらしく、スパイバーの販路も広がりつつあるようですよ。
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選手売買の利ざやを考えて

2021-04-05 10:35:23 | 日記
 専門サイト「フットボール・チャンネル」でも掲載されていますが、FCバルセロナを語る際、ほぼ登場する言葉が

 「ウクライナ代表DF チグリンスキはバルセロナ補強の代表的失敗例」
 「獲得に30億円、売却に18億円、12億円の損失」

 とあります。

 もはや選手は人間ではなく、株式市場における株券のような存在で、売却や利ざやと言う形でしから語られることは無いのでしょうか。

 少なくとも選手の契約違約金は

 1・クラブと選手の代理人、元所属先が決定
 2・分割払いか一括払いか、レンタル移籍なのかを確認
 3・決定した違約金に関して選手は全く関与せず、クラブ間での問題

 という形ですよね。

 ならば既に退団から10季以上たっても、この話題が蒸し返されることは、チグリンスキからすればアンフェアと感じるのではないでしょうか。

 ちなみにフットボール・チャンネルによりますと

 バルセロナからシャフタル・ドネツク移籍後も、思うような結果が出ない
 現在はギリシャのAEKアテネに在籍、ヨーロッパリーグにも参戦

 とあります。

 やはり1年でバルセロナから出戻るという形は、居心地の良いものではなかったのでしょうし、金額についてからかわれることもあったと推測します。

 このハイパーインフレの時代、どれだけ札束をもっていても代理人の要求を呑んでしまうと、すぐに無くなります。

 ただ、ミノ・ライオラはアーラン・ハーランド移籍に関し、バルセロナに求めた金額52億円(おそらく年俸と思いますが)、と言う報道は全く根拠のないでたらめだと憤慨しているといいます。

 100億円がはした金の時代。

 この世界である意味、Jリーグがそこまでして選手獲得に費用をつぎ込まないことは、むしろ正常ではないかと思います。

 そもそもそこまでの金額を18クラブいずれも出せないということもそうですが、だからこそ知恵と工夫が生まれるのではないでしょうか。
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肌の色と出身地をどう考えるべきでしょうか。

2021-04-05 10:18:24 | 日記
 「黒人にも生きる権利はある」

 2020年に米国で発生した運動は、様々な議論を呼び起こしました。

 そして現在は「黄色人種にも生きる権利はある」という標語の時代なのでしょうか。

 ミスター・トランプが「中国ウイルス」「武漢ウイルス」と揶揄、挑発したことが背景となり、中国、韓国、台湾、そして日本人など、アジア出身者に向けて侮蔑的発言、暴力が米国国内で頻発しているといいます。

 肌の色や出身地、僕たちは一体どうしたらよいのでしょうね。

 僕も実際、正直言いますと近所で白人や黒人(既にこの言葉がいけないとも感じますが)を見かけると、つい目で追ってしまう、これは紛れもない事実です。

 どうして追いかけてしまうかと言いますと

 どうして千曲市という、長野県の中でも地方の中の地方を在住地として選んだのか
 そもそもどうやって千曲市の事を知ったのか
 松本市や長野市など、利便性の高い場所はあるのに

 と思ってしまうためです。

 アジア出身者も当然在住していますが、黒髪や肌質は僕らと似通っていますから、やはり髪の色、肌質が違うと目立ってしまう点は否定できません。

 日本からベルギーへ。
 日本代表への主力へ定着するために日々奮闘。

 日本代表の鈴木武蔵はジャマイカの血が混じっているのですが、散々嫌な目に幼少期はあってきたといいます。

 黄色い肌の中に、黒い肌が混じっていることの違和感
 その違和感が内心で恐怖にすり替わる
 
 ヤジを飛ばす、非難する人間は「何か」に怯えているのでしょうか。

 プロとして生計を立て、日本代表招集を受けるようになった現在でも、プレイに関することよりも「ルーツや肌」に関する懐疑的な意見が圧倒的に多いようですが、ベルギーではどうでしょうか。

 米国だけの遠い問題と考えるのではなく、僕たちが当事者として考えていく工夫の中に、サッカーがあることをどう捉えるべきか、正直困惑もしていますが、良い機会と考えるべきでしょうか。
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