アメリカン・フットボールの世界に、ピート・キャロルという指揮官がいます。
実はピート・キャロル、当初はNFLではなく南カリフォルニア大学のコーチであり、アマチュアの世界に住んでいました。
彼は南カリフォルニア大学を全米王者に輝かせた実績もありますが、更に驚異的なのは
プロの世界に飛び込み、シアトル・シーホークスをNFLスーパーボウル優勝に導く
新シーズンはラスヴェガス・レイダーズで指揮官となる
という、プロの世界でもその手腕が評価されているのです。
2024シーズンのJ1は、青森山田高校で日本一を得ている黒田剛監督が、プロの1部リーグで初めて辣腕を振るい、後半戦まで町田ゼルビアに優勝の可能性をもたらしたことで、大きな盛り上がりを見せました。
黒田監督には
高校で日本一になることを、プロで陣頭指揮を執ることは別物
町田ゼルビアの展開は、どこか荒っぽい
と、プロの世界に挑む勇気を称える空気よりも、批判的といいますか、やっかみを感じさせる意見が多かったものです。
米国国内でピート・キャロルがプロで指揮官になる際の報道はわからないのですが、少なくともプロとアマの違いを指摘する声はあったと思われます。
ただ両指揮官とも、自分が背負う責任の意味合いを理解し、実行したという点では同じではないでしょうか。
スーパーボウルはプロで長年暮らしていても、たどり着くことすら困難ですからね。
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