塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ルヴァンカップ、今季の優勝はベルマーレの手に

2018-10-28 01:09:27 | 日記
 長野パルセイロ・ファンの多くは、昨日のルヴァンカップ決勝ではベルマーレを応援していたと思います。

 スポンサーがいずれもペナルティだから
 長野市出身の新井光選手が在籍しているから

 という理由もあるでしょうし、単純にスモールクラブがビッグクラブに勝つ瞬間を見たいと思うはずですから。

 長野県のサッカーも山雅がビッグクラブ、パルセイロはスモールクラブという図式でしょうし、この二つ以外にも多くのクラブが独自の活動をしています。

 ベルマーレが優勝するのは今回は初めてではありません。

 1995年の天皇杯で彼らは優勝を味わっています。

 サッカー批評79号120ページから5ページにわたり、丁度この天皇杯優勝の様子が特集されています。

 胸スポンサーがDDI
 テクニカル・スポンサーはミズノ

 という事実が、往時を物語りますね。

 翌年バンダイの「たまごっち」が爆発的に売れ、フリューゲルスのスポンサーだったことで来場者に配布、というサービスもありました。

 個人が機械を携帯することは、それ以前にもゲームボーイの例がありましたが、ここまで小型の品を携帯する事例はなく、携帯電話、PHSの需要喚起につながった気がします。

 ちなみに当時のベルマーレは

 「ベルマーレ平塚」

 のクラブ名であり、ベッチーニョにアルミールという二人のブラジル出身選手、名良橋、名塚、岩本と日本代表を要するクラブ的にも実に良い塩梅で選手がそろっていました。

 その後の苦難、市民クラブへの移行など、今回の優勝に至るまでの歩みを思うと、ファンは最高の一日だったでしょうね。

 ただ、スルガ銀行の問題でカップ戦が注視になるとすれば、それは凄く残念と言えます。
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監督が代われば戦術も変わる、の代表例

2018-10-27 01:37:16 | 日記
 ナポリから引き抜いたジョルジーニョを軸に、プレミアで好調を維持するチェルシートマウリィオ・サッリ。

 ジョルジーニョは当初、マンチェスター・シティに加入予定と聞きましたが、サッリがどうしてもこのイタリア代表を軸にクラブを構成したいと歎願し、加入が決まりました。

 ただ、サッカーはやはり水物なのですね。

 前任者コンテの布陣は3-1-4-2
 サッリの布陣は4-3-3

 ワールド・サッカーダイジェストがすでに指摘していますが、この4-3-3では過去の2年のコンテ政権の中核を担った、ナイジェリア代表のヴィクター・モーゼスが蚊帳の外になります。

 監督が交代すれば先発選手も布陣、戦術も変わる
 だからこそ、監督は絶大へ権限と引き換えに、解雇通告と隣り合わせである

 という指摘が成立します。

 しかしモーゼスの立場からすれば、昨年までクラブに必要とされ続けていたにも関わらず、わすか数か月でその状況がまるで異なる、という変化は納得は出来ないでしょう。

 日本代表も西野体制に移行すると

 ヘントの久保
 ポルティモンセの中島
 レオネサの井手口

 という予選突破、新戦力になり得る選手たちが本戦に出場できず、歯がゆい思いをしました。

 あのままハリルホジッチ体制が存続すれば、彼らはワールドカップを戦ったでしょうし、一方で西野体制が発足したからこそ必要とされた選手がいることも確かです。

 サッカーが他の競技よりもハードな日程でありながら、交代枠3と少ない競技である以上、時にはベンチから戦況を見つめることも学びとなります。

 その際、指揮官がどんな言葉をかけるのか、これも大事な要素でありますがね。
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カッパが支援してきたクラブと日本人選手たち

2018-10-27 01:18:54 | 日記
 コンバースといえば星のマークが有名ですが、一方で過去、一部のバッシュには「CONS]というブランドネームが刺繍されていました。

 ナイキもジャージではスウッシュの上に「NIKE」のロゴを刻んでいるように、ブランドロゴと言うのはシューズ、アパレルで思わぬ違いが見つかります。

 ナポリをサポートするカッパは、近年「KAPPA」の自社ロゴをジャージに縫い付けていました。

 しかし今季は、久しぶりにヒューマン・ロゴと呼ばれる、男女が背合わせで座るデザインが復活しましたね。

 ユヴェントスにバルセロナ、そしてイタリア代表。

 過去カッパがスポンサードしてきたクラブ、代表を思い浮かべるとこのヒューマン・ロゴの印象が強くなります。

 カッパは香川真司がドルトムント在籍時のスポンサーであり、2002年ワールドカップで来日したアズーリが着用するなど、日本人ファンにもお馴染みです。

 同年、フェイエノールトが本拠地のデ・カイプでUFEAカップを獲得
 前年の2001年はローマがスクデットを獲得

 という優勝経験にも恵まれます。

 このとき、中田英寿、小野伸二がカッパのジャージを纏い、奮闘している姿に僕たちは嬉しくなったものです。

 2000年代初期はまだ今のように海外移籍は当然の物ではなく、まさに

 「選ばれし選手」

 しか、渡欧できなかったためです。

 スペインが鬼門の時代であり、そのリーグで乾が活躍していることを思うと、時代が変化していることを痛感します。

 そのベティスもカッパがスポンサーであり、何だか奇妙な関係性が見えてきますよ。
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改めて思うJクラブの投資内容

2018-10-26 01:32:19 | 日記
 僕が鹿島アントラーズのファンだったとします。

 胸の中で

 「ああ、チャンピオンズ・リーグの準決勝がドラフト前日に終えてよかった」
 「もし重複していたら、アントラーズのファイナル進出は蚊帳の外だろうな」

 と一人でごちたに違いないからです。

 これから何かを成し遂げようとする選手
 既に何かを成し遂げた選手
 国内での覇権とアジア大陸での覇権

 僕ならばプライオリティをどちらに置くかどうか、それは簡単に思うのですがね。

 アントラーズの決勝進出は当然鹿島市、ファンだけでなくナイキ、リクシル、ニューヨーカーにメルカリと、スポンサー各位にとっても嬉しい出来事です。

 例えば広州恒大はジャック・マー氏のアリババが運営に携わっていますが、アジア大陸を制覇することで

 よりクラブの資産価値が上昇する
 同時に自社の株もあがる

 というプラスの側面があるでしょうね。

 2016年当時のサッカー批評を読むと

 「Jリーグには大物外国籍選手が不足している」
 「Jのビジネスは横ばい」

 という表記が目立ちます。

 しかし、チャンピオンズ・リーグの浸透度が高まり、ダ・ゾーンの分配金を軸にその閉塞感がそがれたことは確かです。

 神戸がアジア王者と国内王者の2冠を目指す、その野心を隠さないように今後はより中国のような投資がJリーグでも見られるのではないでしょうか。

 さすがにアディダスがユナイテッドに支払う100億というスポンサー費用がアジアでは見られないでしょう。

 一方で中国資本無くしてワールドカップの広告看板が活用できないように、日本サッカーもより大きな展開が求めれます。

 その野心、まずはアシックスが見せましたよね。
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為政者が変わることで起きる劇的な変化

2018-10-26 01:21:44 | 日記
 為政者が変われば、その国の政治と経済は大幅に変化します。

 エマニュエル・マクロン仏大統領が、およそ6万円と指摘されるスーツでエリゼ宮に登頂すると、大統領が仕立てるテーラーにお客が殺到しました。

 また共和党内でも不協和音が叫ばれる中、ミスター・トランプは引く事をしりません。

 「偉大なるアメリカをもう一度」

 と彼と支持者は叫びます。

 彼らが考える「偉大なる米国」というのは、

 1・一体いつの時代を指摘しているのか
 2・その時代に米国は世界中が彼らに感謝し、自然と経緯を払うような行いをしたのか

 僕にはさっぱりわかりませんがね。

 偉大なるアメリカが再建されれば、米国にはこのような形で良い効果があり、その効果が貧しい国にも波及されるのなら、話は別問題でしょうが。

 為政者が変わった事で、日本代表は完全に息を吹き返しました。

 ヴァイド・ハリルホジッチ氏が提唱した

 縦に早いサッカー
 1体1で破れない事

 は現代サッカーの根幹にあることは間違いありません。

 通常、欧州はアジアのような減点主義ではなく加点主義のはずですが、彼は明らかに原点するところから逆算し、マイナスをプラスに変換することで強化しようとしたのでしょう。

 就任時からハリルホジッチの描くサッカーは、日本人の長所を活用していないという指摘がありました。

 現体制になってその点がはっきりと浮彫になったのは、どこか皮肉な印象ですよね。

 今の日本代表ならば

 「アディダスは香川を軽く扱われている現状に憤怒している」
 「代表戦の中継視聴率が低い」

 という、タブロイドのような扱いではなく、真摯に試合内容を確認したいと思うのではないでしょうか。
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