塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

高額選手は優勝を意味しません

2021-12-30 18:13:56 | 日記
 NBA、LAクリッパーズに在籍するカワイ・レナード。

 ニューバランス契約選手の第一人者であり、健康体であればオールスターゲーム出場も間違いない実力者ですが、レナードは今体調が整わず、レギュラーシーズン82試合を全休するかもしれないと聞きました。

 同じロスアンゼルスに本拠地を置く大リーグの老舗、LAドジャース。

 2020年、1988年を最後に遠ざかっていたワールドシリーズを遂に制覇し、エース、クレイトン・カーショーの安堵した顔が印象深かったわけですが、ドジャースは慢心することなく、同じナショナル・リーグのシンシナティ・レッズから、2020年サイヤング賞を受賞したトレバー・バウアーを引き抜きます。

 バウアーは今季終了、フリー・エージェントになりますがドジャースと再契約するといいますが、それは自分が

 「LAドジャースワールドシリーズ2連覇」
 「最近連覇したチームは1998年から2000年までのニューヨーク・ヤンキースまで遡る」

 という個と、つまり切り札になれなかったことの責任を負う、という意味だと思うのです。

 そう、このふたつの事例からもわかるように、高額報酬は確かに選手に実績と比例するかもしれないが、必ずしも優勝を保証するものではない、という意味がわかります。

 レアル・マドリードがチェルシーからエディン・アザルを獲得したことは、戦力の底替えになると思われましたが、実際はそうではないことも同様でしょうか。

 1988年、9季ぶりにスクデットを獲得したインテル・ミラノ。

 インテルはスクデットの立役者、アルゼンチン代表のラモン・ディアスをASモナコに移籍させる一方で、既にクラブの主軸となっていたドイツ代表の2選手、アンドレアス・ブレーメとロタール4・マテウスの同僚、ユルゲン・クリンスマンを加入させます。

 つまり、ドイツ代表が奏でるトライアングルが、イタリア代表であり得点王のアルド・セレナをより一層引き立てると考えたのでしょう。

 結果はさっぱりでしたが。
 
 ここでも移籍の「アヤ」が見えますが、確実に成功が保障された遺跡ばかりならば、代理人は不要でしょうからね。
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負債と夫妻、変換すると全く意味が違いますが

2021-12-30 18:03:43 | 日記
 夫婦、夫妻

 これらの漢字からもわかるように、日本社会はまず「男性」が前に立つことで歴史が成立しています。

 勿論過去には女性天皇がいたことも事実ですが、基本女性(恋人、妻)は夫を支える存在、主語ではなく「述語」の形でした。

 では夫妻と変換するのではなく「負債」と変換するとどうでしょうか。

 同じひらがなを漢字に変化させただけで大きな違いになりますが、サッカークラブの経営、日本でいうならばWEリーグではなくJ1やJ2クラブに女性の取締役やGMがどんどん誕生すれば、男性たちは居心地の悪さを感じるでしょうか。

 実は優良経営で知られるバイエルン・ミュンヘンですら、クラブ職員たちに過酷な労働をさせているという指摘があり、実際苦しんでいる従業員が訴えてると言います。

 また、レアル・マドリードやFCバルセロナ・マンチェスター・ユナイテッドは

 強いクラブは借金経営が基本である
 赤字の帳消しは優勝トロフィーとUEFAチャンピオンズ・リーグの勝利ボーナスで補填すればよい
 勝てば新しいスポンサーが来る

 というある意味「たかを括っています」

 ニュージーランドのアーダーン首相
 退任するドイツのアンゲラ・メルケル首相

 彼女たちが仮にサッカークラブの会長であれば、何となくですがこのような無謀な経営はしないと思いますし、FCバルセロナのようにスポンサーに対してこれくらいの金額を出資してほしいと、大胆な発言も控えるでしょう。

 僕は女性たち全てがきめ細かく配慮できるとは全く考えていません。

 不倫をする女性もいれば、当然犯罪に手を染める女性もいる
 ただ、女性だからというだけで奥にいる必要はない

 とは常に感じますが。

 日本社会みどこかで「妻夫」という形が来ると思いますよ。

 サッカーもそうですが、案外ぼ僕たちの気持ちの切り替えが問われているのではないでしょうか。
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僕は大学時代、冬休みに帰省をしませんでした。

2021-12-29 22:00:48 | 日記
 僕は両親と同居していますから帰省はしません。

 ただ山梨学院大学在籍時も、冬休みの帰省は4年間で1度もありませんでした。

 新宿から松本までの特急あずさを利用した方ならばご存じでしょうが、この中央線は人身事故を軸にして遅延が多発するんですね。

 人身事故もそうですが、仮に積雪は降雪、強風の影響でダイヤが乱れたならば。

 当時はいざというときのために水やおやつを常備していませんでし、本も携帯していません。

 仮に電車が途中で停車してしまえば、どうしようもない、ならば帰省は夏休みと春休みの年2回で構わないと思ったんですよね。

 今、レオ・メッシは妻のアントネラと共にパリを離れ、アルゼンチンでクリスマス休暇を楽しんでいます。

 一方で日程が詰まっているプレミア・リーグには、そもそも「クリスマス休暇」という発想すらなく、ラ・リーガやブンデスリーガから移籍してきた選手たちは、今一番疲労をため込んでいると思いますが、これもプレミアの魅力なのでしょうか。

 ロナウドもユナイテッドに移籍したころの事を思い出し

 「この冬の寒さを多忙な日程」
 「これがプレミアだ」

 と内心苦笑いしているかもしれませんね。

 僕とすればどの国でも中断期間は選手の休日に充てるなど、選手が心と身体に問題を抱えないような配慮が必要だT思います。

 大リーグやNBAでオールスターがありますが、投票から漏れた選手たちは案外サバサバしており、それは試合が合法的に中断期間になり、自分のために時間を使える有意義な形に変化するためです。
 
 オールスターではマスメディアの質疑応答も多いですし、ブランドからは特別デザインのバッシュが支給され、履く義務が生じるなど多忙で面倒な事柄が多いことも特徴ですから。

 ちなみに僕は成人式すら参加していませんが、それは友人がいないことも影響していますがね。
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ウーゴ・マラドーナの他界という報道について

2021-12-29 21:20:28 | 日記
 人生とはこれほど皮肉なものでしょうか。

 2020年の今頃(厳密に言いますと11月ですが)、全世界は他界したディエゴ・マラドーナの事で悲しみにくれていました。

 マラドーナの行動の一部は明らかに褒められるものではありませんでしたし、アルゼンチン代表監督時代はファン・リケルメと対峙するような形になるなど、発言が独り歩きしてしまう事も多々ありました。

 しかしブラジルをはじめマラドーナの存在の前に敗戦を喫してきた国ですらマラドーナを追悼し、彼を永遠に慕うナポリではスタジアム名が「ディエゴ・マラドーナ」へと早急に命名変更となりました。

 そして彼の弟さんでもあり、日本でもプレイしたウーゴ・マラドーナが52歳という若さで亡くなりました。

 お兄さんとの比較
 マラドーナという矜持の重さ

 ウーゴ・マラドーナにとっては本当に重い事柄だったと思います。

 僕は知りませんでしたが、ウーゴ・マラドーナも1987年にナポリと契約し、すぐにアスコリに移籍したため、ディエゴとウーゴの兄弟対決が実現し、ナポリが2-1で勝利したと、ヤフー・ニュースが掲載しています。

 アスコリには期限付き移籍の形だったとありますが、「すぐに」と前置きがあるために、やはりクラブ首脳陣からすれば、兄弟で力量の差は歴然だったのかもしれません。

 ただ弟だろうが他人様だろうが、マラドーナと同等の力量を持つ選手など、今も昔もペレやクライフ、プスカシュなどの限られた名手しかいませんが。

 ただ、ナポリでは短く報道されただけというウーゴ・マラドーナの死。

 彼にとっては無粋な言い方で失礼ですが、ようやくお兄さんとの比較を終えることができたように感じます。

 
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蘇寧、遂にインテルを譲渡へ

2021-12-29 21:04:35 | 日記
 池上彰、佐藤優両氏によれば、メソポタミア文明やペルシャ王国、そしてイスラム教の誕生と過去の大きな事例を参照しても、中東情勢というんは常に大事な要素をはらんでいると指摘しています。

 サッカーもスポンサー・シップという観点から、中東は見逃せなくなりました。

 1・FCバルセロナの胸スポンサーにカタール財団が名乗りを挙げる
 2・エミレーツ航空がACミラン、アーセナル、レアル・マドリードなど老舗クラブを支援
 3・マンチェスター・シティとUAE(シェイク・マンスール)との深い関係性

 そこにインテルとニューキャッスル・ユナイテッドも加わろうとしています。

 これまで中国資本にあったインテルを、ニューキャッスル同様サウジアラビア資本が買収に着手し、1150億円でほぼ蘇寧から譲渡されることは決定済みといいます。

 僕個人の勝手な見解ですが、サウジアラビアは原油に頼らない経済活動を目指し、そこにサッカーがあるのだと思います。

 アル・ヒラルやアル・イティハドという同国の名門

 過去にはサイード・オワイランやアル・モンタシャリなど名手を生み出してきたサウジアラビアですが、トヨタ自動車が2030年までにほぼすべての自動車を「電気自動車」にすると宣言した以上、原油で経済をリードしてきた形は限界がありますよね。

 勿論すべての車が電気自動車というわけではなく、過去の名車と中古車がガソリンが必要な異常、スタンドとガソリン給油がすぐに無くなるわけではありません。

 ただサウジアラビアとすれば対外的に

 「私たちはサッカーで世界と深くつながります」
 「中国企業のように一過性ではありません」

 と伝えたいのではないでしょうか。

 沖電気がポーツマス、シャープがマンチェスター・ユナイテッド、ソニーがユヴェントス、トヨタがバレンシア、近年ではチェルシーと横浜タイヤという胸スポンサーの事例がありましたが、さすがにこれらの企業が欧州クラブを買い取るということはなく、改めてサウジアラビアの野心を感じます。
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