塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

FIFAはワールドラグビーを見習うべきではないでしょうか

2023-02-25 20:03:52 | 日記
 2019年日本開催で大きなうねりが起きたラグビー・ワールドカップ。


 青山商事が手がけるラグビー日本代表の公式スーツ「ヒルトン」に大きな注目が集まり、現在ではヴィッセル神戸、オリックス・バファローズなどJ1とプロ野球のチームにも納品しています。


 そのラグビー・ワールドカップ、2035年に再度日本開催が可能ともいわれ、2037年には女子ラグビー・ワールドカップの開催見込みある、とされています。


 この事例は本日の日本経済新聞で読んだのですが、ラグビーにおいて一度大会を開催した国にお鉢が回ってくるならば、16年後が多くその年が2035年というわけです。


 ちなみに2037年の女子ラグビー・ワールドカップのホストが日本であれば、これは2019年の男子と同じように、初めてアジアで開催されるという名誉もついてくるんですよ。


 この「単独」開催が可能なのは、サッカー・ワールドカップと異なり、主催する「ワールド・ラグビー」が参戦国を増大させ、収益を拡大しようという意志が全くないためです。(保守的とみるか競技力維持とみるかは人それぞれですが)


 また彼らはワールドカップのために、新スタジアム建設を求めないともしており、新スタジアム問題でデモが起きた2014年のブラジル・ワールドカップのような出来事が起こる気配すらありません。


 それはラグビーが、アマチュアの精神が基本であり、初のワールドカップが1987年にならなければ開催されなかったこともあるのでしょう。


 ワールドカップ48か国開催
 スーパー・クラブワールドカップの開催予定

 
 というように、拡大だけを目指し金と求めるFIFA。


 民主主義的考えというのはやはり「欺瞞」であり、潤いだけを求め選手を疲弊させている気がするのですよ。


 ラグビー・ワールドカップが単独開催できるのは16か国というコンパクトだからであり、仮に2002年以来となるホストとなっても、日本単独開催はやはり無謀ではないでしょうか。
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ワールドカップ強化の下地を考えて

2023-02-25 19:44:40 | 日記
 闘牛を競技としてかんがえるかどうかはさておき、スペインで一番人気の競技は恐らくサッカーでしょうね。


 女性ならばフラメンコかもしれません。


 古くはルイス・スアレス、1980年代のエミリオ・ブトラゲーニョ、1990年代のラウル・ゴンザレス以降、スペインはその年代において名手を生み出してきましたから、アンドレス・イニエスタの神戸移籍はそれだけ重要だったわけです。


 その一方でスペインは

 
 パウ・ガソル NBA選手 LAレイカーズ、メンフィス・グリスリーズに在籍
 フェルナンド・アロンソ プロドライバー 元世界王者としてフォーミュラー1に君臨


 というように、他の競技でも著名人がいますし、テニスでいえばナダルがそうですね。


 フェルナンド・アロンソと英国人ドライバーのルイス・ハミルトンは、プロになる前に「ゴーカート」で運転感覚を磨き、ハンドルさばきやスピードを出した際の恐怖心を学んできた、つまり下地があるのです。


 この出来事をサッカーに当てはまるならば、アルゼンチンでいう「バビー・フット」、日本でいうところのフットサルの競技人口拡大が、ワールドカップの強化につながるかもしれません。


 僕自身はFリーグの観戦経験はなく、やべっちFCのフットサル対決を視聴したことがあるだけです。


 ただ、あの狭い中で選手たちが鮮やかにボールコントロールし、シュートもしくは守備に体を張る姿は本当に興奮しますし、狭いからこそ子供たちには空間把握能力が生まれるのではないでしょうか。


 アメリカン・フットボールも普及の形で「フラッグフット」を推しています。


 安全に子供たちと初心者が学べる歳、フットサルやタッチフットのような激しんコンタクトのない競技は、今後も重宝すると思いますね。
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アンブロ、指揮官に的を絞ったコレクションを発表

2023-02-24 21:46:20 | 日記
 FIFAワールドカップにおいて、審判団は全員がアディダスのスパイクを着用します。


 またかつてセリエAでは、ディアドラが審判団に用具を提供していましたが、現在は恐らく「レゲア」が供給元になっているはずです。


 2019年にAC長野パルセイロで現役生活終えた明神智和。


 彼は2020年にA級ライセンスを取得し、未来のプロプレイヤーを目指す子供たちと触れ合い、言葉がけと練習の中から多くの出来事を学んでいる模様です。


 現役時代からアンブロと深いつながりがあった明神智和。


 2023年1月17日にアンブロ公式ホームページで、若年層のコーチたちから投げかけられる質問に明神が応えるスペシャル・インタビューが掲載され、現在でも閲覧できます。


 そして興味深いのが、アンブロがベンチで陣頭指揮を執る「コーチ」たちに向けた衣料品「コーチャーズ」を展開、販売している点です。


 その中にはアンブロの代名詞「アンディショナル・スーツ」も確認できますが、品の多くは監督がピッチの上でいかに快適に過ごせるか、選手たちを汗を流す際に不可欠な機能がふんだんに取り入れられている。


 という印象です。


 今まで選手や冒頭でお伝えした審判団、そしてウールシュポルトやマクダビッドのように「GK」専門で用具を開発する事例は見てきましたが、「指揮官」という存在だけに絞った展開は、アンブロが初めてではないでしょうか。


 アンブロは1924年、マンチェスターで創業し、ユナイテッドとシティ、両クラブのスポンサーだったこともあります。


 日本ではデサントの方向にゆだねられているわけですが、やはり外せないブランドの一つであることに間違いはないようですよ。
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言葉を覚えても移籍の可能性は消えませんが

2023-02-24 21:24:07 | 日記
 アルゼンチン代表として2014年ワールドカップ準優勝したハビエル・マスチェラーノ。


 彼はコリンチャンス、ウエストハム・ユナイテッド、リバプール、そしてFCバルセロナの順番で移籍してゆきます。


 実はマスチェラーノ、リバプール在籍時のことですが妻と子供が英語を含めて、どうしても環境に馴染めず悩んでいる、だからこそ太陽の存在と母語であるスペイン語で話ができるスペインへ移籍したい。


 と考えていたようです。


 僕は前回、外国籍選手たちの自主学習とやる気だけに任せるべきかと、外国語習得について考えてみたのですが、彼のようにクラブが手を差し伸べたとしても、移籍を直訴する選手がはどうしても登場してしまいます。


 それでも根気強く共に生活することで、契約更新の頻度を挙げることが出来るかもしれませんし、それでも他の国でプレイしたいという選手側の要望を無碍にもできません。


 僕が知る限り、在籍するリーグの言葉を全く覚えようとしない、口に出さないまま尊厳を集めたのは、ズラタン・イブラヒモビッチだけです。


 彼がパリ・サンジェルマン在籍時、全くフランス語を話さず、覚えようとも学ぶ意志もなく、英語だけでインタビューに答えていた、それはイブラヒモビッチがまぎれもない実力者のためですよね。


 これが並の選手ならば、すぐさま批判の対象になるでしょうし、選手が反論でもすればさらに「返り討ち」にあうでしょう。


 イブラヒモビッチはACミランとその環境が大好きですから、さすがにイタリア語は問題でしょうし、英語もスペイン語もオランダ語もわかるんですよ。


 彼の代理人でだったミノ・ライオラも多彩な言語感覚で有名でしたが、言葉は最低限覚えておくべきというのが僕の考えですがどうでしょうか。
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日本語の難しさを考えて

2023-02-24 21:14:42 | 日記
 ウクライナから日本に避難してきた多くの方が、日本語の習得に悩んでいます。


 それはそうですよね。


 僕たちがウクライナに出かけても同様の苦しみがあるわけですし、例えば隣国ロシアの作家たち、チェホフやドストエフスキーの小説が国内で流通しているのは、常に「翻訳」を見直しているためです。


 日本語というのは独特で、主語の使い方にあります。

 
 英語で私は「アイ」、イタリア語では「イオ」と言いますが、特にイタリア語では主語を省き、続く動詞の活用形で1人称なのかそうでないのかを判断しますし、そもそも「はひふへほ」の発音が無いのです。


 ですからベルマーレ平塚(現在の湘南ベルマーレ)在籍時から、英語とイタリア語、簿記など様々な学習に励んでいた中田英寿が、ペルージャで活躍できたのは、この「自習」の効果があったと思いますよ。


 しかし日本語の主語は多彩であり、そこが外国籍を悩ませ、同時に引き付けているわけです。


 男性の場合 俺、オレ、僕、私
 女性の場合 あたし、アタシ、アタイ、私


 など登場人物の性格とバックグラウンドを主語だけで伝えることが出来ます。


 また時代小説ならば父親のことを「てて」、お兄さんに事を「兄上」「兄者」などとも記しますし、僕たちですら馴染のない言葉が多いわけです。


 ましてや表記方法が漢字とカタカナ、ひらがなと多岐にわたり、尊敬語と謙譲語、丁寧語の使いかたにも厳密な方法があるわけですしね。


 横浜Fマリノスの在籍するマルコス・ジュニールのように、日本の環境をひどく気に入り、ずっと日本でプレイしたいと感じるJクラブの外国籍選手たちは本当にありがたいと思います。


 ただ同時に移住者、サッカー選手に限らず「言葉」の問題を本人のやる気だけに押し付けてしまうのもどうか、ともいえるのでしょうか。
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