ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
『ホテル・カリフォルニアの殺人』(宝島社文庫)発売中です!

『キャプテン・ハーロック』ブルーレイボックス

2023-09-14 22:25:51 | 日記


こんなものを手に入れました。




『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』のブルーレイセット。
アニメ放映から45周年ということで、昨日発売となりました。

こちらは、初回生産限定版。2か月ぐらい前に予約していて、今日届きました。
私はあまりこういったものを初回限定版で購入したりはしないタイプですが、ハーロックとなれば話は別です。

この限定版には、特典として、解説書がついています。



アニメ化の際の企画書や、りんたろう監督へのインタビューなどが掲載され、興味深い内容となっています。
また、ブルーレイには劇場公開された番外編のような作品も収録。入手しておいて損はない中身といえるでしょう。

奇しくも、松本零士先生は今年亡くなったわけですが……キャプテン・ハーロックの魂はこうして生き続けているのです。



ケースには、しっかり髑髏の旗も。
髑髏の旗は俺の旗、俺の死に場所の目印さ……というあの歌が、響いてきます。
このキャプテン・ハーロックという男の生きざまを、若者たちにも知ってほしい。あらためて、そう思うのでした。



22年目の9.11

2023-09-11 22:54:20 | 日記


今日は、9月11日。

2001年にアメリカ同時多発テロが起きた日です。
今年でもう、あの事件から22年ということになりました。


去年のこの日は、ウクライナ戦争について考えるという記事を書きました。
それから一年経ちますが、ウクライナでの戦争はまだ続いています。
長期化するだろうという予測は前からあったわけですが、これはいよいよ五、六年、下手すれば十年ぐらい続く可能性もあるのではないかと思えます。
ロシアがウクライナ全土を支配するのはもう難しいわけですが、各種メディアで語られる専門家の観測からすると、ウクライナが占領地すべてを奪還するのも同じ程度に困難ということで……これでどちらも譲らなければ、延々この戦争が続くことになってしまいます。

戦争は始めるよりもやめるのが難しいというのが歴史の教訓ですが、うかつに戦争を始めてしまうと、やはりこういう状況に陥ってしまうわけです。
9.11からはじまったイラク戦争も、アフガン戦争もそうでした。

思い返せば、ロシアが“特別軍事作戦”を行なう根拠として、ウクライナがジェノサイドを行なっているという主張がありました。
それを信じる人はあまりいないでしょうが、仮にそれが事実であったとしても、その問題に対する解決策として武力行使は妥当ではない、と私は思います。それは、こういう泥沼状態に陥ってしまうためです。理由がほかのなんであれ―NATO加盟の阻止だろうが、“ロシア発祥の地”を“取り戻す”ことだろうが―同じことでしょう。
かつてのソ連は、アフガン侵攻で泥沼に足を踏み入れ、それはソ連を崩壊させる間接的原因の一つとなりました。今のロシアは、そのときと同じ泥沼にはまっているように思われます。

最近ロシアが新たな歴史の教科書でウクライナ侵攻を正当化しているという話がありましたが……歴史の教訓までリアルタイムで改ざんしていたら、将来また同じあやまちを繰り返すことにもなりかねません。つくづく、専制体制の罪深さを感じさせられるところです。



掌編「オアシス」(4)

2023-09-10 23:14:08 | 山田湯

掌編「オアシス」4回目です。
これで完結となります。

掌編「オアシス」(4)

ということで……

最後に、タイトルのもとになっている曲「オアシス」の動画を。
SINGER SONGERというユニットで発表された曲ですが、これはCocco さんとくるりによって作られたグループです。この動画は、Cocco さんがソロでやっているものになります。

オアシス (Live at 日本武道館 2days ~二の巻~)

名曲です。
小説の内容も、この歌の歌詞をモチーフにしているところがあります。