夕張が財政再建団体になった。そこに近付いている地方も多い。国だって大変な財政赤字をしょっている。
国債でも地方債でも借金には代わりが無い。いつか償還しなければならない。
どんな目安があるのだろう。
税金で返す・・・どこから税収があるの・・。高齢者控除まで外して、年金からまで税金を取り、さらに消費税もアップする方向が模索されている。
高齢化が進み、老人医療は介護保険だけではまかなえなくなっている。ここにもさらにお金はかかってくる。
石油資源が逼迫してきて、値段の下がる見通しは無い。すると、いろいろのものの値段がさらに高くなっていくはずだ。
税金は高くなる、物価は高くなる、是では消費がのびるわけが無い。そんな下降スパイルの中で、一体どうなるのだろう。
あのバブルの再来でもない限り、国まで破産してしまうのじゃない。そんな心配をしてしまう。
あの国債とか、地方債は全部金融機関が引き受けているはず。この金利だけでもものすごいものになっていて、今、日本の金融機関は大変な収益を上げていると思う。バブルが崩れたとき、公的資金が投与され、その処理は大変だったけれど、今は既に終っていて、その上、この間に統廃合も進み、合理化もすすんで、バブル期以上の収益を得ていると思う。
それなのに、預金金利を上げない、何故なのだ!!! これも消費抑制の原因になっている。
景気が回復しなくて、借金返済はありえない。もっと大胆な政治の荒療治が必要なのじゃないだろうか。
今、道路特定財源をめぐって国会は緊張しているけれど、地方への道路作りという公共工事の財源の奪い合いのような感じが強く、国家100年の大計とは程遠い寂しさを感じる。