中部から南のほうのゲリラ豪雨、そのすさまじさは、テレビで見るだけで十分以上に感じられる。
異常気象といわれたりしてきたけれど、異常なら正常に戻ることが出来る。しかし、この気象は常態化しているように思える。昨年も同じような集中豪雨で九州・四国に大きな被害が出たはずです。
札幌に住んでいて、この数年ありがたく思っていることがある。其の一つは雪が少ないこと、さらに台風は太平洋岸は通るけれど札幌のほうへは来ない。夏の天気も6月くらいに一番暑い気温になって7月・8月は過ごしやすいのだ。今年も6月にクーラを2回くらい入れたけれど後クーラーの必要な日が無い。
偏西風の吹き方が変わっているらしい。梅雨時の梅雨前線が停滞してなかなか動かない。そこで集中豪雨となっている。どうやらようやく動き出したが、動き方が変です。普通は日本海に抜けて、太平洋高気圧が北海道にもかかってくるのだけれど、どうも太平洋高気圧が北海道を覆うことは無いみたいに見える。
この気象が常態化するとすれば、今集中豪雨の被害を受けている人は、これから毎年心配しなければならないでしょう。何百年も何の心配も要らなかった土地が、川に近ければ洪水の心配、山に近ければ土石流の心配と、信じられないことを心配しなければならなくなっている。
被害を受けている方にお見舞い申し上げます。異常気象でもうこんなことは無いといいのですが、きっと心配されていると思います。