手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

喜んでいいのだろうか

2010-10-14 17:41:03 | 身辺雑記
去る10日、手稲文化祭に詩吟で出演した。信じられないことだったが満員の観客がいらっしゃった。私の会「碌峭会」は、構成吟「黄河悠々」ということで、私がナレーションを書き、私がナレーターでやりました。

 黄河の水源が崑崙山脈で、源流部分は国境の辺地であることをスライドも併用して説明し、そしてこの辺塞の地に派遣された兵士の望郷の念が主題の「涼州詞」「出塞行」を合吟で、お弟子さんたちに吟じてもらい、最後私が「鸛鵲楼に登る」を独吟して終わったのです。

 今日までに、何人かの方にお褒めの言葉をいただきました。もちろん、面と向かって下手だったという人はいない。たぶんにお世辞含みであることは、当然です。お弟子さんのやった合吟とてもよかったと言ってくれるのですが、私の吟がよかったと誰も言ってくれないのです。お弟子さんがひどかったといわれないのは、教え方が上手だったということに通じるから、これは素直に喜べます。

 私については、ナレーションの声がよかったと何人かが言ってくれた。そして姿勢がとてもよかったとほめられた。結局、いい吟だと誰も言ってくれなかった。

 自分では、そこそこ自分の力は出したように感じていたのですが、土台、声の悪い私です。ナレーションの声がよかったといわれるのも不思議なのですが、悪い声がそのまま出ていたのではほめられるわけがないのです。

 もう少し上手になりたいと、この年になっても努力しているつもりなのですが持って生まれた声は所詮どうにもならないのでしょうか。それでも、お弟子さんがついてきてくれるだけありがたいことです。思い返せば、カラオケを歌っても、私は拍手をもらえないのです。人格にかかわることでないから、くよくよしないことにします。 
コメント
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