手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

新しいものだけが良いものか?

2012-06-25 20:00:29 | 随想
 今の時代の科学の進歩の速さは私達の年代には信じ難い速度だ。

 常に一番でなければ成らないという戦争だ。

 ガリ版印刷から青焼きのコピーが出て、ワープロが出てPCが出てきた。テレビが出来て素晴らしいものが生まれたと思っていたら、カラーテレビにあっという間に変わった。それが忽ち液晶テレビの薄いものに変わってきた。携帯電話が出来たときは、日本とかアメリカ等の先進国では普及しても、いわゆる後進国といわれる国にいきわたるまでに大変な時間がかかるだろうと思っていたら、忽ち世界中に広がっていく。それがた次々に新しい機能を備えた機種に変わってゆく。

 何から何までオートメーションが進んでいる。

 我が家でもあのテレビのデジタル化の折、60インチのものを買ったけれど、いろんな見方が出来たりするのだけれど、リモコンの使い方すらよく分からなくて、ただ昔と同じ番組だけを見るようなことが永いこと続いていた。ようやくこの頃かなり使い慣れてきたけれど、まだまだ若い人には馬鹿にされるくらいの使い方しか出来ない。

 携帯電話、皆に遅れてそれでも買ったけれど、一月に払う料金にとても見合うだけの使い方をしていない。いろんな機能があるけれど、全く使わない。私が使うのは電話だけ、写真も撮れるけれど、デジカメを持っているので、そんな機能のあることすら忘れている。

 いろいろな機能を覚えるのも大変だけれど、そのまえに覚えようと思いもしないのだ。

 PCも今3台持っている。そのうち一番古いのが、今このブログを書いているデスクトップだ。もう10年くらい使っている。

 最近、動きが遅くなってもう駄目かと思っていたら、エラーや機能を回復をするソフトが画面に現れて、ついそれに手を出したら、さっぱり分からないまま不必要な出費が重なったりした。

 バソコンの機能もたくさん在るけれど、使い切れないものばかり。

 私には、ワープロの機能と写真の印刷、辞書の機能、あとメールがあれば十分なのだ。

 これからの老人は総てをマスターしてからの老人だから是でいいのかもしないけれど、私達の年代はとても付いてゆけない。パソコンや携帯、もっと機能を少なくして、値段も安いものを作ったらどうなのだろう。駄目ですね。団塊の世代以降の老人でこんな泣き言を言う人はいないのでしょう。もう私達の年代は少なくなっているのです。

 
コメント
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