アベノミクスとかいう新語が猛威を振るっている

　アベノミクス効果、株価の上昇には、株に縁のない私までびっくりしている。今日も高値更新、アベノミクスの始まる前の70％以上の高値だという。間もなく倍増に届くのかもしれない。

　株を持っていた人は濡れ手に泡の大儲けのになっているのでしょう。羨ましい話です。あのバブルの時代は、まさにその波に飲み込まれ見境なしの投資が行われ、結果一朝にして財産を失った方は多い。それだけに今回はかなり慎重になると思う。それだけに設備投資などに思ったより回らないようにも思う。とすると、製造業の新しい活気を期待できないかもしれない。一部の輸出関連業種は円安の効果でかなりの好景気が期待できる。とにかく、庶民の景気が上向かないことには喜びにつながらない。

　今安倍首相が積極的に海外に足を延ばし、日本を売り込んでいる。これはいいことだ。この何年間は政治の不安定さもあって、政党間の喧嘩ばかりで、地に足の着いた海外戦略の進行は滞っていた。

　韓国や中国のすさまじい海外進出を眺めているばかりみたいに感じた。今回は、政治主導の海外進出、有力産業の国家的育成なども考えられている。これは、国民の待ち望んでいたことだ。

　農業の改善もTPPからみで新しい試みがなされているのが紹介されている。日本の農業も構造改革をもっともっと積極的に進めるべきで、現状の農家を保護するため作られている規制を思い切って緩和して改善がしやすい方向に進めるべきだと思う。

　これまで進んだアベノミクスは次の矢をしっかり的に向けてほしいものだ。