「西郷どん」とても面白い。あちらこちらから断片的に入っていた西郷の姿が肉付けされていく思いです。斉彬公について、きっと暗殺されたのでないかと想像していたけれど、江戸薩摩藩邸で毒を盛られていた話始めて聞きました。有りうることだと思った。毒を盛られていると疑った西郷が橋本佐内に判定してもらった話驚いた。徳川慶喜公の人となりをかいまみせてくれているが、きっとかなり近い話だと思う。こんな方だから、最後、戊申の乱で大阪から逃げて江戸に戻り謹慎して、結果的に江戸を戦火に巻き込まず、徳川の栄誉を守り通すことができたのだと思う。戊申の乱がおこり、薩長が錦の御旗を立てたとき、江戸に逃げずにまともに戦かったら、戊申内乱になりどんな日本になったかわからないのです。朝敵の汚名をこうむらずに徳川をまもり、新しい時代に道筋をつけたといってもいいのかもしれない。そんなことを思いながら見ているととても面白いし、勉強になる。
西郷が斉彬公の江戸詰めの折同行を命ぜられ、職務が庭番だったということは知っていたけれど、その実を知らなかった。間もなく安政の大獄になる。とても楽しみだ。