歌が好きだったというわけでもないが、旧制高校、一高寮歌、三高寮歌などが好きで、また旧制高校の寮生のストームの歌などにあこがれたものだった。力いっぱいの蛮声を張り上げて
歌うことに快感を感じたりしていたのを思い出す。北海道第三師範(旭川師範)の本科一年に入学したのが終戦後で、その一年後には新学制になり旧制高校の名残りを味あうことが出来なかった。
そのころ歌ったデカンショ節などが懐かしく思い出される。そんな歌の下地のせいかカラオケが出てきて私もマイクを握ることを楽しむようになりましたが、リズム音痴でその上声がひどく悪く
褒められることなどなかった。
詩吟で一応人並以上の活躍が出来たのが不思議かもしれませんが、詩吟でもかなり苦しみました。やはり歌謡曲と詩吟では質が違う部分があり、私でも何とかなったのだと思います。
現在93歳、おまけに難聴になっているのだけれど、カラオケを楽しむことが出来ないか、挑戦しかかっていますが、やはり人前では無理のように思えます。