お彼岸のお寺参り・・行ってきました。
私の家の宗派は、日蓮宗・・俗に言う法華(ほっけ)さんです。
妙典寺というお寺です。札幌に来るまで世話になるお寺が無かったのですが父が他界した折、縁があって檀家となりました。
初めてお参りに出かけたときに一寸ビックリしたのは、お寺の建物がまずお寺らしくないということでした。改築されて間もなかったのです。洋風な建物になっていて、本堂へは土足で出入りでき、椅子に座ってのお参りですからとても楽なのです。又これも驚いたのですが、祭壇の上に玄関の屋根があるのです。最初のお寺の玄関の屋根をそのまま外して、祭壇の上に飾ってあるのです。住職さんの話ではこの玄関の屋根は釘が全く使われていないのだそうです。いわば匠の技で作られたやはりそれなりのもので、捨てるにはもったいなかったのだと思います。
本堂には椅子が250脚ほどいつも並べられ、ほぼ満席になります。右側の前列2列くらいは、内輪太鼓を打つ女性の方が座っています。そして法要の始まる前と、焼香の後に太鼓を叩きます。「だんだんよくなるほっけのたいこ」といわれますが、本当にそのとおりです。初めはおずおずと叩き、調子も合わないのですが、次第にリズムに乗って揃うようになるのです。
どんなリズムなのか、「ドンツクドンツクドンドンツク」といったように聞いたりしていましたが、何のことは無い「なむみょうほーれんげきょう」というお題目どおりに叩けばいいようです。
数年まえ、正面左側に和太鼓の年代物が据えられました。多分どなたかが寄贈されたのだと思います。それを誰が打つのかと興味を持ってみていたら、世話役でまだ中年の女性の方が、勢い良く叩く、それが合図で内輪太鼓があわせて行く手順になってきました。
今日はまた新しい飾り物がありました。左側の和太鼓の後方の壁のところに油絵の仏画がドーンと飾られているのです。法要が終わったところで住職さんから紹介があり、中川力(りき)という方が描いた「伐折羅(ばさら)」・・薬師12神将の一つだそうです。絵の号数私には見当がつかないのですが、3尺×6尺ほどのものでした。
お寺では、法要のあと必ず赤飯が振舞われます。おかずに出される、オデン、これが格別なのです。今日も美味しくいただいてきました。
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