昨日、お弟子さんの見舞いに行ってきました。
やつれていました。でも、入院前と変わらない声で話をしてくれました。
最初に知らせを受けたのは、昨年の暮れでした。病院からで「昨体調が悪くて脳神経外科に入りました。それほど自覚症状は無いのだけれど、しばらく入院となるので、納会もでれませんがよろしく・・・」といったものでした。
脳梗塞を自分で感じ病院にいったということだから、後遺症も無く退院できるだろうと思いました。今は発症から3時間以内なら完治できると聞いていましたから。
その後、別のお弟子さんからの情報で、脳神経外科から癌の専門病院に移り、さらにN病院で検査したところ、脳に八個の腫瘍が発見され、そのうち六個をつぶしたけれど、二個が取れなかったという情報でした。
新年になって1週間ほど過ぎてから手紙が来て、「かなり長期の入院になる見込みなので、長期休暇の扱いにしてほしい、教室の仕事などについて、0氏にお願いする、北詩連関係の仕事も出来ないので、よろしく」という内容だった。
一昨日の教室で、Oさんから詳しい状況の報告があり、見舞いもOKとのことだったので、見舞いに行ってきたのです。
当人から話を聞きました。本当にお気の毒です。
先に書いた内容と変わらないけれど、まず夜中に立つとふらつき歩けない、頭に異常を感じたので、脳神経外科に行った。問診で医者が片手を横に上げて、見えますかという。何かぼんやりしか見えない、さらに指4本を立てて、何本ありますかと聞かれた。4本と判るけれど、4本と言葉が出なかったそうです。是は、梗塞から来る失語症の症状です。写真を撮って見せられた。すると丸い陰がいくつも見えていて、是は腫瘍ですといわれたというのです。腫瘍によって血管が押されて梗塞状態になっていたのです。とりあえず、脳の腫れの治療がされ、その後癌の病院へ移ることになったとことでした。
癌の病院で検査をしたところ、肺と肝臓にも癌があることがわかったとのことです。まず、脳の癌、8個をつぶすということで、N病院でガンマーナイフ(放射線治療)を受けることになった。混んでいて順番に何日か待たされたそうですが、その治療を受けた。大変な装置だそうです。おまけに、一つづつつぶすのですが、放射線を照射するときの衝撃はかなりのもので、頭に鉄を打ち込まれるような感じだったといいます。このとき、結局6個をつぶすことが出来たけれど、2個残ったのだそうです。是はそのうちにつぶすということでした。
3日ほど前に肺の内視鏡検査があったけれど結果についての話は未だだということでした。
頭・肺・肝臓次々に処置をすることになるのでしょう。肺と肝臓は手術なのでしょう。いま、腫瘍を取るのを待つ段階ですが、一つでも大変なのに、三箇所となると、全く想像もつきません。
本人まだ元気に振舞っていましたが、心はきつと闇だと思います。察するに余りあるのですが、私には唯唯、回復を祈ることしか出来ません。
頑張ってください・・・・。