紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ムラサキ発芽実験(2)

2015-09-13 20:07:40 | ムラサキの栽培

 ムラサキ発芽苗を移植

しっかり開いた双葉が3個、開きかけと殻付きの発芽が2個かたまって発芽。


発芽した苗床からは早めに移植する。日を置いては根が伸び絡み、痛めるので早いに越した事は無い。根は既に4cm~5cm。ムラサキの根と確認出来る赤味がある。


楊枝で用土を深く差してピンセットでポットへ移す。ポットには前もって別の用土を入れて置く。

6cmのポットでは苗によって底に着いてしまいそうだ。


双葉の開かない発芽の根も3cm~4cmもある。



砂の上に顔を出さない芽もあり、発芽の兆しのある種もポットに移してしまう。



ここからの管理に少々の戸惑いがある。最低気温が21℃を越えると茎はひょろりともやしの様に伸びてしまう。室外だと最低気温は15℃と下がり過ぎで、明日にも顔を出す予定の種には不都合かも知れない。とりあえず苗床と一緒に室内へと移動。

「むらさきの ひともとゆえに こきのひび」

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9月長月の紫草の発芽実験

2015-09-12 10:21:45 | ムラサキの栽培

 紫草(日本ムラサキ)の発芽実験結果

在庫の紫草の種(昨年度2014に収穫)の発芽試験をする。予期せぬ発芽に期待はできないからである。

在庫の種は冷温処理をしてから既に半年を経過、改めて再度冷水0℃(時々氷を投入)にて2週間の冷温処理をした。


かなりの混植である。経験上ポツリポツリと間隔を置いた種蒔きでは時間が掛かる様に思っている。こうした重なりあうような種蒔きで、誘発されるのか、よく発芽する様に思っている。根拠はない。



以前効果的だった川砂を使うが今回はやや疑問符が付きそうだ。9/4、1週間後9/10を発芽メドとする。容器は焼きそばの空容器で白のスチロパールである。



9/10。1週間を待たずに発芽の兆しあり。川砂がまだ固まった状態で爆発状態になる。たいへんな発芽力だ。

発芽の主はまだ確認出来ず、別筋の所に2粒の発芽を確認する。


翌朝既に殻を脱ぎ捨てた双葉を確認。9/11ほぼ発芽のメドと重なる日程での発芽であった。

爆裂のような砂を楊枝の先で突っつくと開いた双葉の下にもう1粒があり、これが共に重なって固まった砂を持ち上げたようだ。


9/12、帽子を付けたまま伸びて来た。


現在のところ12粒の発芽を確認する。順次育苗ポットへ移植予定である。
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雨台風一過(被災された方々へ、お見舞い)

2015-09-10 20:06:50 | 植物

 洪水被害、お見舞い申し上げます

 洪水被害の皆様、恐ろしい出来事に遭遇して大変な思いをなされた事、遠方の地よりお見舞い申し上げます。
当地、長野市北部ではここ暫く、雨模様の日が続き青空を見ることがありません。畑で栽培している紫草(日本ムラサキ)の生育には不都合な天気となって気を揉んで日々を送っています。

追い打ちを掛けるような雨台風に諦めの心境となりましたが、幸いな事に当地北長野は台風一過久し振りに青空が戻ってきました。しかし午前中の数時間でした。

その間に撮った写真、しばしの、お見舞いになればとアップしました。



モミジアオイの花を裏側から撮影



花の下にはブルーベリー、ヒヨドリがやって来て啄んでいく


  「わすれじと しるすきろくを かきわすれ」
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モミジアオイ(夏の終わりに)

2015-09-09 19:49:59 | 植物

  モミジアオイ開花



 庭先に、まさに紅1点。

モミジアオイが初めて花を咲かせてくれた。1株を買って移植してから何年経った事だろう。(5年目か?)毎年、芽を出し伸びるのだが蕾を付ける事も無く、秋口には早々に葉を落としてしまっていた。1昨年、場所が悪いのだろうと気付いて陽当たりの良い場所に移植し直した。

短日の時期に塀の陰が根元に当たり、冷たい風も吹き抜ける場所であった。

小さな庭であるがブルーベリーが10本ある。昨年はたくさん実を付けたのだが、今年は剪定も丁寧にしなかった故か半分程が実を付けない。


蕾がたくさんあるので長らくモミジアオイの花を楽しめそうだ。

  「あれにわに モミジアオイの こういってん」
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予期せぬ発芽(日本ムラサキ)

2015-09-08 20:39:27 | 紫草の栽培

 九月長月に予期せぬ紫草の発芽


                   9/7発芽を確認(種は播いてない)


ムラサキの予期せぬ発芽が先月から続いている。過去を辿ってみると昨年も9月に発芽用の容器セットから発芽して、驚きの経験をしている。


                  翌日9/8 殻を落として双葉を広げ始める


この時期の予期せぬ発芽に共通点がある。それは、どの場合も気温の高い夏日、真夏日に未発芽のムラサキの種を抱えた用土はカラカラの乾燥状態であった。用土の温度は40℃を越える程の温度であったと思われる。


かなりの期間、水分ゼロ状態で放置されてから、突然に容器満杯の水に満たされて数日後に、水を抜かれると適度の水分状態になり発芽条件となると思われる。

この条件を設定して発芽実験をしてみたいが生憎の長雨である。
40℃の温水を使って実験をしてみたがわずか1/10粒のみの発芽で因果関係は判然としなかった。



   「ながつきに ながきあめふり なげきぶし」
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