紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、ネズミ穴との遭遇

2022-06-26 21:46:15 | 日記
「苗支柱の必要性と畝整備」
定植後、活着できなかった枯れ苗の補充定植に着手。

この苗は記憶によると、未熟種子の選別となって廃棄されたものである。
物は試しと播種をしてみた結果である。選別過程ではまだ緑色をしていた。
記憶に残ったのは、播種の際に手の平に落として見ると完熟種と変わらない色合いであった。や々小粒の印象程度であった。
種子の完熟、不稔種の確認方法を改め選別基準を見い出す必要が生じた。
来春の課題になるが、果たして可能か?来年の栽培予定はないのだが・・・。


この時期には他の草の根が絡み合っているので、
ブロック状に苗を掘り出す。


この方が土付きで苗を定植できる。

畝には既に生育して花を着けている茎がある。
強風で倒れて元に戻れず隣の茎に重なってしまった。
やはり、これを見ると支柱を添えてやりたくなる。


心配していたネズミ穴である。茎が倒れてしまったのは、ネズミ穴によって根の張りが片寄ってしまったと思われる。

トンネル状の穴を追ってみた。地上部に穴が出ている訳では無い。
穴を上から押さえて塞いで見たが・・・。
かつてネズミとの奮戦経験もあるが、相手は不特定多数。
気づいたらこの程度の整備で気にしない事にしている。
彼らのテリトリーに侵入してきたのは当方である。

    「そうそうに ふたしてかくす ねずみあな」
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日本ムラサキ・水無月の生育

2022-06-25 21:15:14 | 日記
「下草の生育に狼狽・・・、も落着」
6月、水無月の高温の日照りには参った。36°C越えである。
昨晩の激しい雨に、何とか胸を撫で下ろす。


耕作放棄地の現状。草マルチの畝で、萱をカットして敷いてある。
これは、大事な点を忘れての対応で労苦を強いられる事となった。


下草が密生して、数日の内にムラサキが隠れそうとなった。
当ブログ「2018-07-29  染料栽培」 草マルチは、表土を取り除いていた。


アカザの群落で、このままだと強い根を張って抜くに抜けなくなる。
この程度であれば、枯れ萱の下の根は弱く容易に抜けた。
しかし、数限り無い群がりは労苦であった。


定植時に上部をカットした苗の、その後の生育である。

やはり、定植はもっと早くすべきであった。
また、蕾を抱え、開花した苗でもそのままの定植で良かったのだ。


生育結果は分枝が多数出た生育となり、今後の生育を追う事になろう。
畝の中に、生育できずに枯れる苗が幾つか見つかった。
原因はそれぞれかと思われるが、畝の中に大きなネズミ穴が通っているのが気になる。
予備の残り苗があるので、補充する事になる。

    「ろうくあり またまたろうく ねずみあな」
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2022・放置されたポット苗の定植(2)

2022-06-19 20:49:04 | 日記
「下草対策、枯萱による草マルチ」
枯れ萱がまだ残っていた。効果の程は?イマイチですが・・・。
折角、昨年秋に刈集めた物なので、残り無く使う事に決定。


何事も下準備が必要。苗丈が無いので隠れて仕舞わない方法である。
苗の側に萱茎を刺してポットを逆さまに置き苗をカバーした。


カットした枯れ萱をや々厚めに敷き詰める。
時間的には、心配する事なく短時間で終了。


1箇所大きなポットがある。苗丈が大きかった故である。
この後、全面にジョウロにて散水して萱が風で動かない様にして、1昼夜を置いた。


その後、ポットを取集め、苗の様子を確認する。
枯れ草の上には、強風で萱が飛ばない為の用心をする。


特段の変化もなく、苗は元気である。
本葉は7枚で、このまま生育しそうである。


この苗は手前が新芽で、や々黄色い葉を持つ本葉は生育を止めると思われる。

このポット苗は種子の収穫後、昨年末頃に発芽の様子を確認するための結果苗である。
11月末、クリスマス発芽、元旦発芽と楽しんだ結果の苗で生育がマチマチであるのが難点だった。
育苗の大変さを実感した苗である。
室内育苗から外に出す時期の判断も心労であった。
畑の苗床にて多数の発芽苗の生育を見て、ポット育苗のメリットは消えた様だ。

畑苗・12月に苗床播種、3月彼岸頃に発芽。5月下旬に定植。当地の栽培法を得る。

   「むだごとを たのしみおえて まだつづく」
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2022・放置されたポット苗の定植(1)

2022-06-18 21:11:39 | 日記
「大切な苗(ポット苗)を忘れていた」
定植を終えて一安心してしまった。
冬場共に過ごしたポット苗、育苗に苦労した苗である。
取り敢えずポットから解放して畑の苗床に移して置いた。
当ブログ「放置されたポット苗(1)06-05(2)06-04


見事な赤い根を思い出した。8mの畝を急遽作成。
数年前に栽培した場所で、畝立も容易だった。


白マーク内が畑の苗床から定植地を得た苗である。
10日間程畑で過ごし、白い根をわずかに伸ばしていた。


本葉が多数の苗は、生育が早いと見て中央と北側に定植。

心配なのは、本葉が新芽に入れ替わる苗である。
白のマーク内に黄色い新芽。
根はしっかりしていたので、じっくり待つ事であろう。


この苗は、冬を越した葉は枯れて新芽がしっかり生育を始めている。
既にポットが放置された頃入れ替わっていた苗かも知れない。
120本の定植であったが、短時間で終えた。
マルチ畝の手数が無かったからである。
しかし、数日すると下草の芽が出始めて、のんびりしていられ無くなった。
この草の芽は、ぼんやりしていると一面に広がる。
メシシバ、ネコジャラシ等の芽で紫草を越える勢いとなる。
小さい頃は取るに取り難く、頃合いになると抜けに抜け難い難敵である。

    「たいさくは ありやなしやと かまをもち」
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日本ムラサキ2022・最後の定植 (2)

2022-06-12 21:06:46 | 日記
「黒マルチ仕様の定植畝・終了」
苗の定植作業は膝を折り、腰を屈っしての作業となる。
しかも、手順が一応では無く苗に合わせた要領で作業をせざるを得ない。
苗が揃っていても、200本を越えると気が遠くなる。


昨日の画像に続く・・・・・・。
土が軽く入った処で苗を引き上げて根と茎の境を穴の最上部に合わせる。


や々土を高目にして、根元を指で押さえて置く。双葉の下、赤い根を隠す。

これで苗は安定した姿となる。苗の大きさも頃合いで、首を下げる事もなかった。
ここまでの作業が順調にいく為には、マルチ下の土が充分な湿気を保つ必要がある。


1日休み、3日目。ビニールマルチの穴開けをコの字形に変えてみた。
十字カットより大きな穴となり風を呼び込み失敗であった。


曇り日の予報であったが、強い陽射しを受けての作業となる。
苗はまだ蕾を付けるまで生育していないが、首を下げてしまう。
午後になると強い風が吹き荒れて、午前の穴開けが失敗であった事が判明。
残りは以前の十字カットの穴開けにして終了する。
3列で80行、計240本の定植を終える。疲れた!

その後、雨を期待していたが雨は降りそうで降らなかった。紫草は乾燥に強い、心配無用。
畑は晴れても、休みとする。歩きはヨロヨロ感が治らず困惑。
苗は心配する事がなかったが、自身の体調が・・・戻りそうもない。

  「ここまでか なえよりよわい わがみかな」
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