紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

耕作放棄地の整備

2020-02-26 18:59:58 | 薬草・薬用植物
「ムラサキ栽培地となるか」
現在借用している畑でムラサキの栽培を続けてきた。
今年も栽培を続ける準備をしている処だが、隣の畑が気になって仕方が無い。
2年前に地主にお会いしている。前の借用者が栽培したのか「たらの木」が沢山あり、
またシンジュ(ニワウルシ)が大きくなり、その木を切ってくれるなら使っても良いと了解を得ている。
その年にムラサキの栽培を試みたが、表土20cmの下には大きな石が沢山あり、
紫根の収穫に困難を極めた苦い思いが残っている。
昨年は、見向きもしなかった畑である。


昨年夏、ブタクサが大量に繁殖して2mを超える繁茂に見かねて花の咲く前に鎌で身の丈程で
茎を切り落として汗をかいた記憶がある。冬になり緑がすっかり消えると異様な畑が出現した。


3m程に長く伸びたブタクサは皆倒れ伏しているのだが、夏に半切された茎は槍の先の様相で
立ち並び侵入者を拒む畑と化してしまった。
良かれと思っての作業だったがその結果の様相は、手を入れた者の責任の様に見えて仕方がない。


意を決して改めて、整備をする事にした。この農閑期でしかできないからである。
草木が生育を始めれば、とてもでは無いが踏み込めない。
ましてや、鎌、鍬程度の農具では不可能である。初めてこの畑の東端を確認する。


作業を始めて、困惑したのは「アレチウリ」の扱いであった。花の時期にカメラで花の構造を
知ると同時に蔓などから手痛い被害を受けている。枯れた「アレチウリ」の蔓も要注意であった。
作業衣を突き抜けてか極小なトゲが入ってくる。
長い柄のレーキを使って「アレチウリ」に近づかない様に枯れ草を集める。
しかし一纏めにする作業では鎌で「クズ」の蔓を切らねばならず踏んだり、抱えたりの作業となる。


焼却処分、発火。これがまた、気を使う作業だ。一度に大量の処分はできない。一纏めの焼却を終えてから
次の一纏めの枯れ草を投入する。全部に火を付けたくなるが、消防車が集まって大変な事になるであろう。


身体のあちこちでチクチク痛みが走る。帰宅後着衣を裏返して、心当たりを丁寧に探してみる。
小さな数ミリの細いトゲを見つける。厄介な帰化植物だ。

この畑でムラサキ栽培ができたらと思い直している処である。

  「したごころ ありてふみこむ はたけなり」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本ムラサキ・如月の苗

2020-02-14 19:57:58 | 薬草・薬用植物
「寒気の後のムラサキ」
双葉の観察をする様になった。根がない状態で発芽する様子を見て双葉の存在に改めて視点を据えてみる事にした。
双葉の色も良く見ると一応では無い。片肺の双葉もある。それでも本葉の先端が見えたりする。


54ポットの内7個が本葉がまだ開かない。内1個はその生育点も見えない。
ポット表面の赤玉土の粉が白く乾いたら給水のサインである。


本葉2枚が同時に生育して来るが茎立ち後暫くして互生となる。双葉がまだ大きい。

本葉3枚目、4枚目は大小があり遅れて出た差が互生で4枚目の本葉である。

平均的な生育状況の苗である。双葉は27mmの差し渡しである。
ポットにより本葉は開いたが双葉の差し渡しが14mm〜3cmと倍の差がある。
苗の大小の差は何処から来るのだろう。種の大小の差はこの段階では明白と思われる。


好天に誘われて畑に向かう。遠く志賀高原が見える。中央雲の下が笠岳である。

雪の少ない厳寒期を経て2月も中旬となった。昨年も雪は少なかったが今年は例外中の例外。
少ない降雪の雪かきは2回しただけである。まだ2月中旬、上雪の季節はこれからである。しかし芽吹きが始まってしまった。
200リッターのタンクを満たす雪が無い。昨年は2月の雪でタンクの水は満杯となった。
しかし、その水を底まで使う事なく雨の多い年であった。事もあろうに千曲川の堤防決壊と言う大災害まで続いてしまった。
ムラサキ栽培にとっても大雨は危険信号で、良い紫根の収穫は減収を余儀なくされた。

     「めげまいぞ あめふらばふれ おいのいじ」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

驚きの乳酸菌効果

2020-02-06 16:42:01 | 健康
「お手軽、ヨーグルトの作り方」
市販のヨーグルトは美味しいが、乳酸菌の体内における効能は定かではない。
豆乳(濃厚オカラ入り)で、妻君がヨーグルトを自作している。


食料品の買い物の際には必ず購入する。

毎食後、椀の半分以上を食している。乳酸菌の効果は抜群である。
作り方を紹介しよう。一度作れば、減じた分は豆乳追加で何年も維持できる。
1、玄米ーーーー100g
2、砂糖ーーーー100g
3、湯冷ましーー400cc
4、上記の3点を丈夫なペットボトルに入れて、軽く上下に振って撹拌する。
5、室温で保管し玄米の醗酵を待つ。毎日1回は撹拌する事を忘れない。
6、4〜5日すると泡が水面の縁に出て来る。(乳酸菌が醗酵し始めた証である)
7、豆乳750cc別容器に入れて、醗酵した乳酸菌を100〜150cc混入させる。
8、容器は全てアルコールで消毒する事が肝心。


#室温での保管は謂わゆる「寝かせて置く」のだが20℃以上の室温になると
醗酵が急激に進行する。撹拌はスプーンを必要とする様になる。
ヨーグルトの出来上がりである。保管場所は冷蔵庫へと変える必要が出てくる。


大さじ4〜5杯を毎食後に頂く習慣になっている。
醗酵した乳酸菌は雑菌が入らない様に管理する事。
一度作った乳酸菌は豆乳(濃厚オカラ入り)を追加する事で数年生き続ける。
3年も前に作ったヨーグルトは、いまだに豆乳追加で全くの手間いらずである。


乳酸菌の効果は絶大で、腸内での働きが活発になる。
特に老廃物の排泄に悩むことが無くなる。
従って、美容と健康に大いに役立っている。
牛乳でのヨーグルト作りより、簡単な様である。
お試しあれ。

  「ろうたいを いじするちから これにあり」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする