「ムラサキ栽培地となるか」
現在借用している畑でムラサキの栽培を続けてきた。
今年も栽培を続ける準備をしている処だが、隣の畑が気になって仕方が無い。
2年前に地主にお会いしている。前の借用者が栽培したのか「たらの木」が沢山あり、
またシンジュ(ニワウルシ)が大きくなり、その木を切ってくれるなら使っても良いと了解を得ている。
その年にムラサキの栽培を試みたが、表土20cmの下には大きな石が沢山あり、
紫根の収穫に困難を極めた苦い思いが残っている。
昨年は、見向きもしなかった畑である。
昨年夏、ブタクサが大量に繁殖して2mを超える繁茂に見かねて花の咲く前に鎌で身の丈程で
茎を切り落として汗をかいた記憶がある。冬になり緑がすっかり消えると異様な畑が出現した。
3m程に長く伸びたブタクサは皆倒れ伏しているのだが、夏に半切された茎は槍の先の様相で
立ち並び侵入者を拒む畑と化してしまった。
良かれと思っての作業だったがその結果の様相は、手を入れた者の責任の様に見えて仕方がない。
意を決して改めて、整備をする事にした。この農閑期でしかできないからである。
草木が生育を始めれば、とてもでは無いが踏み込めない。
ましてや、鎌、鍬程度の農具では不可能である。初めてこの畑の東端を確認する。
作業を始めて、困惑したのは「アレチウリ」の扱いであった。花の時期にカメラで花の構造を
知ると同時に蔓などから手痛い被害を受けている。枯れた「アレチウリ」の蔓も要注意であった。
作業衣を突き抜けてか極小なトゲが入ってくる。
長い柄のレーキを使って「アレチウリ」に近づかない様に枯れ草を集める。
しかし一纏めにする作業では鎌で「クズ」の蔓を切らねばならず踏んだり、抱えたりの作業となる。
焼却処分、発火。これがまた、気を使う作業だ。一度に大量の処分はできない。一纏めの焼却を終えてから
次の一纏めの枯れ草を投入する。全部に火を付けたくなるが、消防車が集まって大変な事になるであろう。
身体のあちこちでチクチク痛みが走る。帰宅後着衣を裏返して、心当たりを丁寧に探してみる。
小さな数ミリの細いトゲを見つける。厄介な帰化植物だ。
この畑でムラサキ栽培ができたらと思い直している処である。
「したごころ ありてふみこむ はたけなり」
現在借用している畑でムラサキの栽培を続けてきた。
今年も栽培を続ける準備をしている処だが、隣の畑が気になって仕方が無い。
2年前に地主にお会いしている。前の借用者が栽培したのか「たらの木」が沢山あり、
またシンジュ(ニワウルシ)が大きくなり、その木を切ってくれるなら使っても良いと了解を得ている。
その年にムラサキの栽培を試みたが、表土20cmの下には大きな石が沢山あり、
紫根の収穫に困難を極めた苦い思いが残っている。
昨年は、見向きもしなかった畑である。
昨年夏、ブタクサが大量に繁殖して2mを超える繁茂に見かねて花の咲く前に鎌で身の丈程で
茎を切り落として汗をかいた記憶がある。冬になり緑がすっかり消えると異様な畑が出現した。
3m程に長く伸びたブタクサは皆倒れ伏しているのだが、夏に半切された茎は槍の先の様相で
立ち並び侵入者を拒む畑と化してしまった。
良かれと思っての作業だったがその結果の様相は、手を入れた者の責任の様に見えて仕方がない。
意を決して改めて、整備をする事にした。この農閑期でしかできないからである。
草木が生育を始めれば、とてもでは無いが踏み込めない。
ましてや、鎌、鍬程度の農具では不可能である。初めてこの畑の東端を確認する。
作業を始めて、困惑したのは「アレチウリ」の扱いであった。花の時期にカメラで花の構造を
知ると同時に蔓などから手痛い被害を受けている。枯れた「アレチウリ」の蔓も要注意であった。
作業衣を突き抜けてか極小なトゲが入ってくる。
長い柄のレーキを使って「アレチウリ」に近づかない様に枯れ草を集める。
しかし一纏めにする作業では鎌で「クズ」の蔓を切らねばならず踏んだり、抱えたりの作業となる。
焼却処分、発火。これがまた、気を使う作業だ。一度に大量の処分はできない。一纏めの焼却を終えてから
次の一纏めの枯れ草を投入する。全部に火を付けたくなるが、消防車が集まって大変な事になるであろう。
身体のあちこちでチクチク痛みが走る。帰宅後着衣を裏返して、心当たりを丁寧に探してみる。
小さな数ミリの細いトゲを見つける。厄介な帰化植物だ。
この畑でムラサキ栽培ができたらと思い直している処である。
「したごころ ありてふみこむ はたけなり」