紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2023日本ムラサキ・発根から発芽へ

2023-02-25 21:03:32 | 日本ムラサキ栽培
「未発芽種子、残り28粒の発芽への期待と挑戦」
先月 1 /21 の続編である。
『残り28粒で少し動きが無くなった。72粒が発芽した事になる。
72%の発芽率となるが、仕切り直しをすれば未発根の種子もいつかは発芽するのかも知れない』
日本ムラサキの生育2023・睦月 - 紫草(日本ムラサキ)の記


回収した未発芽の種は、その後氷温水にて冷蔵庫にて1週間保管。
赤玉土のみを入れたポットに期待を込めて播種。発芽は三月になってからと日々様子を見ていた。


見え隠れの種子は日に日に数が増え、早々2月中の発芽となってしまった。
このポットは(並)の種 28粒の内6粒が発根、1個は発芽状態である。


(大・小)粒の種 17粒の内 4粒が発根。
他にもう1 ポット、特大の種と並の種子 21 粒の内 5粒が発根する。


腐葉土と赤玉土、ココピート配合した培養土に植え替える。

マーカーの青色は(並)の種 28粒の内6粒、緑色は特大の種と並の種子 21 粒内5粒
赤のマーカーは特大の種と並の種子 21 粒の内の種子4粒である。
残り種を母体とすれば 20%台の発芽率になるが当初の(並)100粒を通せば 78%の発芽率となる。
まだ、種子は残り発芽を待つ事になるが遅れて発芽する種の検証報告にはなるが・・・・
その原因追求は、余人にお任せしたい・・・?

多くの発芽苗の育苗の日々となったが、畑での栽培は難しい老体となった。
栽培を希望する方に苗を送ります。ご希望の方は、ご連絡ください。盆栽仕立ても可能かも知れない。
ショップサイトにて4月頃には紹介します。

 「みずもとむ なえのそだちに まだまてと」
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日本ムラサキ、春未だ

2023-02-18 20:29:13 | 日本ムラサキ栽培
「未発芽種子、起死回生なるか?」
日本ムラサキの種(並)100粒の発芽を試みた際、未発芽の種子を回収した。
「日本ムラサキの生育2023・睦月  2023-01-21 20:29:01」 先月1月21日のことであった。
暫く室温にて保管し、その後 低温0°Cの氷水にて10日間を経た。


28個が回収した未発芽の種子である。仕切り直しは如何に?

この内、マークの入った5粒は傷みが入っていた。
更なる同様の発根条件下では無理かと、以下の方法に変更した。


ポットの培土は赤玉土のみで、最下部には大玉が入っている。

(並)以外の種で不発芽の種子も同じに保管し氷温水での処理を試みた。

発芽の可能性は3月にならなければわからない。

この時期の育苗中の注意点はなんと言っても水分補給である。
ポットの表土が乾燥すると、つい水を差したくなってしまう。
これが繰り返されると生育不良となる。要注意!
萎えしおれた葉が補給のサインである。ここまで待つ事は難しいが・・・。


ポットの底穴から吸水させる方法で湿気が見えたら引き上げる。
萎えしおれた葉も間も無く、元気に葉を広げる。

     「はるいまだ ひかげにのこる ゆきとけず」

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日本ムラサキ・如月の生育状況

2023-02-11 20:20:54 | 日本ムラサキ栽培
「2月初旬のポット苗・ 観察」
昨年暮の12月中下旬に発芽した苗である。 
全19ポット、20本の元気な苗で本葉は2〜6枚と生育期間が異なる。


生育形態は、冬場に良く見かけるロゼット状態である。茎立ちを始めた苗が2本ある。
双葉の大・小の違い気付く。これは種子が特大級の故であろう。種の選別中に気付いた。
小粒は除去して、並・大粒に分別するのだが大粒の中に更に大き目の種があり、特大で分別。


全20ポット、双葉から本葉2枚が開き3枚目の先端が出始めた処である。
同様な生育状況のトレイがもう一つある。

ロゼット状態で本葉数が最も多い苗。6、7枚目が生育中、さぞかし根も太くなっているだろう。

生育形態は最も標準的で、本葉5・6枚目が生育中である。

今年1/11に発芽した苗、本葉が生育を始めたが白い成長点・・・妙だ。アルビノ種?
この様な苗の生育は、その後多くが生育不良となって枯れてしまうが・・・?


茎立ちを始めた苗2本。かつて多くの苗が双葉から急伸して茎立ちをして困惑した事があった。
紫草の苗、整枝に挑戦 - 紫草(日本ムラサキ)の記

種子の選別中に特大と思われる50粒以上の種子を確認。お試しで発芽させて見た。
現在、別に保管している。春先に自然環境下で播種、発芽とその後の生育状況を観察して見たいものだ。

「おいのひび なえをながめて ひがくれる」
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日本ムラサキ・2023如月の生育

2023-02-04 20:02:59 | 日本ムラサキ栽培
「ポット苗、水分補給の限界に対応」
室内温室状況での育苗の課題は水分の補給である。
つい、ポットの表土が乾燥すると給水をしてしまう。
10°C以下の環境で元気に生育していた苗を幾つか傷めて失った。


水分補給の限界点に達した苗。

ポットを水を入れた容器に入れて下から吸水させてみた。
翌日には、元気になって双葉を広げ本葉を見せてくれた。


約20ccの吸水であった。予め乾燥時にポットを計量すると50gであった。

元々、ポットの培土はマチマチで赤玉土の混入も異なっていた。
培土を丸棒の先端でしっかり押さえたポットもある。吸水力もマチマチとなった。


給水を待つ事7日間、そろそろ限界時かと補給する。
20ccをフィルム容器でポット上部から灌水する。吸水のジュッーと言う音が乾燥状況を知らせてくれた。


翌日には充分な給水量を得て、良き緑色の葉となった。
次回は1週間後の目処がたった。

   「がまんして ねをはりもとむ みずきたり」
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