紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草、秋苗の育苗

2017-03-22 17:11:19 | 紫草の栽培

  「秋苗(越冬苗)のポット移植」
 昨年10月中旬発芽の日本ムラサキの苗を育苗中である。
 スペースの都合上、小さなポットに3本生育中である。
 育苗する事、5ヶ月に及ぶ。
 そろそろ、それぞれ1ポットにする時期になった。



 育苗5ヶ月間、根の太さは3mm 爪楊枝の太さを越える生育状況であった。
 5ヶ月間にわたる育苗の根の生育状況を確認する必要もあった。




 ポットの水分は乾き目の方が土離れが良く、根を痛める事も無い。
 ポット下部を揉んでから受け皿に出すが、そろそろと下向きにして
 葉が下にならない様に出す。




 水分を抜いて乾き目の土の状態にする必要がある。
 これ位の乾き具合で、絡んだ根が開いてくれる。




 ポットの底には赤玉土の大粒が入れてある。
 その粒の中に紫根の根が入り込んでいる。爪楊枝の先の赤玉土。
 細根故に土の重みで切れてしまう。赤玉土の大粒の使用は禁物である。




 育苗5ヶ月間、根の太さは3mm 爪楊枝の太さを越える生育状況であった。
 既に横根が出て伸び始めている。
 露地移植まで、後2ヶ月。
 外は雪がちらつく日が有り、まだまだ室内環境で育苗継続である。
 順調な生育を心掛けるのみである。


    「ことなるか なえうえかえる たくらみや」





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日本ムラサキ、冬日の発芽

2017-03-14 16:16:13 | ムラサキの栽培

 「驚きの、露地発芽日本ムラサキ」
 
 3月になり、ブロック塀の際にわずかな残雪が残るものの、
 陽当たりの地面は湿気が消えて太陽熱を吸収する様になってきた。
 マルチの苺の株際には春の草が伸び始めた。
 
 晩秋に日本ムラサキの種を播いた辺りを調べてみて驚いた。
 ポツポツと発芽を確認したからである。



 発芽したと思われる3/3〜10の1週間は全て冬日である。
 最低気温−0.4〜−3.4℃  最高気温+4.9〜+12.8℃




 地温を計測してないので気象庁発表の気温である。
 もっとも、日本ムラサキの種は地表近くに播いてあって
 表面に転がり出している種もある。




 2ヶ月以上の低温保存期間と、雪解けの水分と春の陽差しに因り
 発芽の適温適湿に包まれた種があったのであろう。




 それにしても、この発芽種の上に雪の積もった日も有り、
 霜が降りた日もあったのである。
 その影響は微塵も見受けられない。
 この発芽種の今後の生育は見ものである。
 5月頃には急速に生育すると思われる。

    「ひがんまえ ゆきにもまけず めをのばし」



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紫草、期待に答える発芽結果

2017-03-06 16:14:18 | ムラサキの栽培
「期待の発芽試験?の結果である」
発芽種に白いマークを置いた。1ッ個の発芽双葉に
続いて5粒の発芽の兆しあり。



室内栽培の鉢に予期せぬ発芽を見たのは2月10日であった。
早速、日本ムラサキ、予期せぬ発芽と題して「2年目の新芽に合わせて新種より発芽」の概要を投稿した。
発芽の難しい種の為に簡易温室を使って、適温を探りながらの日々の事であった。

室内に落ちこぼれていた1粒の種を鉢内に落とし込んで置いたのである。
思い掛けない出来事に翌日、ならばと思い新たな種を準備する。
2/12 10粒を播種したのである。
日本ムラサキ、期待の発芽試験?と題して投稿した。  


予期せぬ発芽1号は既に別のポットに移植して生育中ある。

既に双葉も大きくなり、本葉2枚が広がり始めている。
 3/3   発芽 1 播種後22日目である。
 3/4.5.6と続き 計6個が発芽の兆し、現段階で60%である。
発芽の兆しを確認出来れば、早々とポットへ移してしまう。
苗を育てるのは、やはり育苗ポットである。



爪楊枝を使って掘り出してみる。
双葉が開いた苗は根が赤くなってきている。
根の先端を痛めない様に気を付けての作業である。


課題の解明をしたいが・・・・・。
状況による推測である。鉢はシュンランを栽培していた鉢である。
中央には昨年の根からの新芽が5枚の葉に生育中。
胴の細長い鉢で上部内径は8cm、高さ18cm用土は赤玉土のみである。
窓際シンクに渡した板の上に置いてある。

種を播いてから、用土表面が乾燥してから水分補給をする。
浅く播いた種に届く程度のわずかな量である。
鉢の受け皿には直接、水が溜まるくらいの補給をする。

室内温度は最低気温は10℃以下の日が多く、5℃に下がる日も有る。
窓際なので日が出ると直接に日差しを受ける。
ガラス越しの気温25℃以上の日も何日かあった。

気温差が大きいが問題ではなかった。また、適温適湿は継続的とは云えない。
しかし、発芽のきっかけを何処かで得ていると思われる。
日差しに鍵がある様に思えてならない。
鉢底からの湿気もこの日差しで生じる。これが適温適湿ひとつのか?

勿論、種そのものにも、発芽出来るかどうかの要因はある。


    「あれこれと おもいめぐらし なぞとけず」

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