心配をよそに紫草(日本ムラサキ)は発芽しました。種を播いてから1週間を待たずに発芽してしまった。
早いものはの話で、全てが発芽したわけではない。 中には気の早いのがいるものだ。
発芽試験としての条件は冷温保存3週間、用土は赤玉土、鹿沼土、砂の混合。
発芽の最大の決めては、地温 30℃と思われる。温室内気温は 20℃を保持。
時々の直射日光を取り入れ気温は時に30℃を越えてしまうこともあった。
最低気温、と最低地温は17℃であった。
驚くべき,結果をみて何故と思わざるを得ない。この列のみほとんどが、一気に発芽し出したのである。
発泡スチロールの容器の使用が効果的だった。しかも用土を直接深さ10cmほどに敷いて、種を播いた。
育苗ポットとは違って地温が安定していたと思われる。日差しもこの列は陰にならず長時間受けた列である。
余りにも、密生状態だったので小さな育苗ポットに移植。根が短く、種の殻を付けて芽の出ていないものをポットに
移す。移植 3日後の状態である。まだ、芽を出さないところがポツポツとある。
芽が出て根が長く、ポットへの移植が難しい苗は深い鉢に移植する。なにか心地良さそうである。移植後 4日目。
発芽して間もないこの時期に移植する事の心配をしたのだが、ひとつも問題がなかった。大きめのポットに植えては
見たが上手くいかず、やっと鉢への移植になったので苗にとっては埋められては放り出され、置き去りにされたりと
散々な目に遭ったのだが、なんという事もなく生育中である。
育苗ポット移植後 4日目。ほとんどが芽を出し南窓側に傾いている。向光性の故であろう。
発芽後10日目の苗の状態、長い根は既に赤く10cmに及ぶ。根が短い苗は発芽日が数日異なるからであろう。
既に、本葉がのぞき始めている。