「新種の発根試験を終了」
2016日本ムラサキの新種の発根試験を終了する。
新種の発根力に驚いた。短期間に多くが一斉に発根し、パック内の並びが消えた。
浮種検査をして廃棄処分対象の浮種からの発根にも驚いた。
浮種検査再考の余地が残った。
右側、新種検査で合格品とした種、1粒が未発根として残った。
98%の発根率である。残った1粒も痛んだ様子はない。
時期遅れで発芽する種かも知れない。
左側、浮種からまた1粒が発根する。
結果として50粒の内、26粒が未発根として残った。48%の発根率であった。
約半数が発根したことになる。しかし、残った種は腐敗し、傷みが激しい。
自家用としての利用がいい所だろう。
廃棄処分とするには勿体ないが、合格品とする訳には出来ない。
発根した種を育苗ポット1個に3個の発根種を伏せる。
3日程で殻を帽子に双葉が発芽してくる。
時々、帽子の殻が抜けない双葉があり、手助けをしてやる。
紫根の収穫が終わると同時に、またひととせが始まった。
「あきなえが ならびそろいて はるをまち」