紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

如月の発芽・二つのビーカー

2021-02-20 20:26:38 | 日記
「春苗用、最後の発芽に向けて」
ムラサキの定植時期から逆算すると2月末から3月中旬頃までの発芽苗が本葉4〜5枚で頃合いとなる。
残り種を集めて、ビーカーに投入。即沈下の種を別にして共に水に浸ける事5日間。


右の種は即、沈下の種で少ない。一方左の種は3ヶ日後に沈下の種である。
共に水に浸ける事5日間。3ヶ日後に残った浮種は取り除いてOUTとして廃棄。


ビーカーから取り出して水を切る。右の種。

全体量の多い左の種。種の色合いが異なる。

使用中の川砂の紙コップに即沈下の種を入れる。発根中の種は2/2からの種。

3ヶ日後に沈下の種は量も多いので空の紙コップに入れる。
使用中のコップは以前からの種があるので2ヶ日後に覗くが変化なしである。
同時に、発根があるかどうかを危ぶんだ種は既に5粒が長い根を出していた。


1日遅れて砂地に置かれた種からも4粒の発根を確認。
確率からすれば即沈下の方が高い事は間違いない。
しかし、以前廃棄していた種から発芽となると拾い上げる種も貴重な苗となる。


3ヶ日後に沈下の種から更に続く発根。これで10個、プラス10本の苗となる。

  「すくいあげ ひろいあげたる なえそだて」



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日本ムラサキ・発根から発芽へ

2021-02-12 19:15:03 | 薬草・薬用植物
「紙コップ利用の確かな発芽への道」

一昨年(2019-12-06,-14)師走に偶然発見した方法である。

あれこれと試して見るが、紙コップ利用が最も確かな方法と見ている。
既に発芽している種もある。


この種はパック容器に赤玉土を敷いて1回発根を試みている。
予定の発根を経て、発芽の兆しが途切れた種を集めて暫く乾燥させて
紙パックで再挑戦となった。大量の発根、発芽の兆しを連日見る。
紙パックの底には、川砂を3cm程敷いて水を含ませてある。


この紙パックは浮種で廃棄予定の種である。3cm程の厚さになっている。
掘り出して見ると既に発芽した種も出てくる。


発芽の兆しはコップの側面に割合多い様だ。
日差しが差し込む日には紙コップを陽当たりに並べる。


種は傷んで、カビが発生する最悪の条件下である。
「掃き溜めに鶴」の如き発芽苗である。

   「なぜすてぬ もしかすればと つるがたち」
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日本むらさき・温室の出来事(4)

2021-02-06 19:22:21 | 日記
「いつ根付く、試行錯誤の挿木」

挿木(挿枝)の想定は全く考えてもいなかった。
切り落とした枝に気づいた時、なえ萎れた枝の緑に驚き水に挿してみた。


根が出たかどうかを、直ぐに観察できる装置を考える。

透明な計量カップがあったので、これでOK.と数日間見ていた。

水分が切れる心配は無いが、これで良いのかと心配になる。
双葉が無くとも、本葉は大きくなってきた。しかし、水だけで良いのか?


枝の先端部を少し切ってはどうだろうか?
全くの水中では、根は出ないのでは・・? 水中植物と同じ・・?
試行錯誤から五里霧中・・・となってしまう?

    「・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・」


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