冷蔵庫に保管中の日本ムラサキの種、3週間を経過
1~2℃という温度は冷蔵庫内では日毎に手をかけなければ6~7℃になってしまう。
パック内に氷を敷いてその上に種のパックを置き、その上にカチカチに
凍った保冷剤を載せてもうっかりすると氷は解け保冷剤も軟らかくなって
1~2℃の保管を継続する事ができない。
3週間は大変だ。室外、外は最高気温が1~2℃!しかし、最低気温はマイナス 6℃前後、
そのまま外に置くわけにはいかない。週末に雪が来た。
しかも、70cm。冷蔵庫から雪の中に保管する事にした。
育苗ポットに赤玉土、鹿沼土、川砂を混ぜ合わせて長く冷温保存した日本ムラサキの種を播く。
1ポットに3~4粒を播く事にする。雪の中からムラサキの種を取り出す。
冷蔵庫より安定した冷温保管が無理なくできた。
古い文献(ムラサキ特集)に、発泡スチロールの容器
の使用が効果的だったとの記録を見て育苗ポットは、そこに並べて発芽を待つ事にする。
発根に 2週間 、発芽に2週間 4週間後というと3月下旬頃となる。
小さな温室を室内に設置、その中に発泡スチロールの容器を置く事にするが、
温度設定がわからない。
昨年露地栽培で発芽した頃の記録を見ると20℃以上の日もあれば、それ以下
の日もあり時には30℃近い気温の日もあったり、まちまちで困惑する。
露地栽培の苗床は、ビニールのカバーを掛けただけの物であった事を考えると
気温より地温に左右されるのではと考えたりする。
(直射日光である、これは地温を格段に上げるはずである)が判断は付
かずとりあえず、20℃に設定。
これは、条件が皆同じで発芽しないとすれば、ひとつも発芽しない結果になってしまう。
その点、露地栽培の苗床は、発芽しない列があっても、別の列ではたくさん
発芽するなど微妙な条件の違いから全滅を免れる事もあったりする。
昨年、大きな株に育ったムラサキの根元にたくさんの種がこぼれ落ちたので、
そうした自然状況下での発芽の結果を見る事ができたらと期待は別の方向に向いたりする。
露地栽培の苗床は4月下旬頃になろうか。関東圏とは1ヶ月ほども遅くなる。
北信濃での日本ムラサキの栽培である。
>検証結果報告 2/24冷温保存を終えた種を播く。(上の写真)
3月下旬を想定していた発芽は思いの外、早く3/6に発芽した。約10日である。
しかし、遅れて発芽する種はそれほどない。この結果の原因は、用土にあったの
ではと思う。川砂は粒子も大きく、固く、重い物であった。
更に、気付いた事は種を播いた後土の表面を平にと容器の底で押さえた事である。
用土の中はしっかり絞まって種がふくらみ根を出し、固い殻を割る余裕を無くし
てしまったのではと思う。
発芽の様子を見ると、どの種子も固い殻を帽子のようにして土の中から出てくる。
殻を土の中に置いて発芽する種子はひとつも無い。軽い肌理の細かい砂を使うと
この様子が良くわかる。
用土は赤玉土のみで良く、水を含ませた後、土を上下させフカフカの状態にして3cm
ほどの溝を作り砂を入れ、種を置き、砂は種がわずか隠れる程度にかぶせる。
水はスプレーでかける。
発泡スチロール内の育苗ポットというのも無駄な事で、反対に折角の保温効果を
失う結果に繋がったと思う。
工夫した事があれこれ失敗の原因になって貴重な結果を教えてくれた。
1~2℃という温度は冷蔵庫内では日毎に手をかけなければ6~7℃になってしまう。
パック内に氷を敷いてその上に種のパックを置き、その上にカチカチに
凍った保冷剤を載せてもうっかりすると氷は解け保冷剤も軟らかくなって
1~2℃の保管を継続する事ができない。
3週間は大変だ。室外、外は最高気温が1~2℃!しかし、最低気温はマイナス 6℃前後、
そのまま外に置くわけにはいかない。週末に雪が来た。
しかも、70cm。冷蔵庫から雪の中に保管する事にした。
育苗ポットに赤玉土、鹿沼土、川砂を混ぜ合わせて長く冷温保存した日本ムラサキの種を播く。
1ポットに3~4粒を播く事にする。雪の中からムラサキの種を取り出す。
冷蔵庫より安定した冷温保管が無理なくできた。
古い文献(ムラサキ特集)に、発泡スチロールの容器
の使用が効果的だったとの記録を見て育苗ポットは、そこに並べて発芽を待つ事にする。
発根に 2週間 、発芽に2週間 4週間後というと3月下旬頃となる。
小さな温室を室内に設置、その中に発泡スチロールの容器を置く事にするが、
温度設定がわからない。
昨年露地栽培で発芽した頃の記録を見ると20℃以上の日もあれば、それ以下
の日もあり時には30℃近い気温の日もあったり、まちまちで困惑する。
露地栽培の苗床は、ビニールのカバーを掛けただけの物であった事を考えると
気温より地温に左右されるのではと考えたりする。
(直射日光である、これは地温を格段に上げるはずである)が判断は付
かずとりあえず、20℃に設定。
これは、条件が皆同じで発芽しないとすれば、ひとつも発芽しない結果になってしまう。
その点、露地栽培の苗床は、発芽しない列があっても、別の列ではたくさん
発芽するなど微妙な条件の違いから全滅を免れる事もあったりする。
昨年、大きな株に育ったムラサキの根元にたくさんの種がこぼれ落ちたので、
そうした自然状況下での発芽の結果を見る事ができたらと期待は別の方向に向いたりする。
露地栽培の苗床は4月下旬頃になろうか。関東圏とは1ヶ月ほども遅くなる。
北信濃での日本ムラサキの栽培である。
>検証結果報告 2/24冷温保存を終えた種を播く。(上の写真)
3月下旬を想定していた発芽は思いの外、早く3/6に発芽した。約10日である。
しかし、遅れて発芽する種はそれほどない。この結果の原因は、用土にあったの
ではと思う。川砂は粒子も大きく、固く、重い物であった。
更に、気付いた事は種を播いた後土の表面を平にと容器の底で押さえた事である。
用土の中はしっかり絞まって種がふくらみ根を出し、固い殻を割る余裕を無くし
てしまったのではと思う。
発芽の様子を見ると、どの種子も固い殻を帽子のようにして土の中から出てくる。
殻を土の中に置いて発芽する種子はひとつも無い。軽い肌理の細かい砂を使うと
この様子が良くわかる。
用土は赤玉土のみで良く、水を含ませた後、土を上下させフカフカの状態にして3cm
ほどの溝を作り砂を入れ、種を置き、砂は種がわずか隠れる程度にかぶせる。
水はスプレーでかける。
発泡スチロール内の育苗ポットというのも無駄な事で、反対に折角の保温効果を
失う結果に繋がったと思う。
工夫した事があれこれ失敗の原因になって貴重な結果を教えてくれた。