「疑問のムラサキ発芽、続報」
発芽力に驚愕!!
ポット6.0cmから9.0cmに移植の際に底の方から発芽苗が出て来る。まるで、もやしだ。もう3~4日したら地中から芽を出したのかも知れない。双葉がこんなに腰高になって、どうしたら良いか迷うが取りあえず倒れない所まで用土を入れて小さなポットに移植して今後の様子を見る事にする。
これは、別の1点で驚愕の出来事であった。別のポットの苗を移植すべく、乾いた用土をポロポロとこぼしていると、ポットの底の方から同様なもやし状の発芽苗が出て来た。丁寧に取り出してみると何と!先端部は双葉がもう開いた姿である。用土の中で双葉が開いていたのである。
紫草(日本ムラサキ)はなかなか発芽せず、如何に発芽に導くかに諸説あり、禁じ手の1つは深播きにしないことが定説であった。深さは5mm以内と云う実験結果による論文を発表する学者さえいた。6cmのポットの底で発芽とは!
ポットを替える必要性は苗が2ヶ月目に入り大きくなったこともあるが、赤玉土に薫炭や鹿沼土入りの用土では乾燥が早過ぎて心配であったからで、この用土は今春発芽用に使ったものであった。従って種は3月頃に播いたものである。未発芽に見切りを付けるのが早過ぎたのかも知れない。
それにしても、種は生きていたのである。用土は真夏に炎天下で乾燥させて保管し再度の利用である。その中に紛れ込んだ種は50℃を越える高温を経て再びたっぷりと水分を含んでポットの底で発芽したのである。驚くべき発芽力が潜んでいた。
この温度差と水分補給との関係が発芽のメカニズムの謎を解く鍵であろう。
相変わらず、パック内では水を切られた種がポツポツと発根を続けている。発根が途切れこれまでかと思いながら、スプレーでわずかに水分を補給すると、翌日には数粒が発根している。
「たねひとつ なぞをつつみて つちのなか」
懐かしい写真、2014.4.30
本格的に紫草栽培に取り組んだ1年目の春の紫草の発芽の様子である。温度管理もしっかりしていて見事な苗だ。
今は毎月、少数の紫草を発芽させ年間を通して紫草が発芽して生育するのを楽しみにしている。試験的にあれこれするので、今はこんな写真は撮れない。懐かしくも貴重な写真だ。
昨年4月に発芽した写真だが、今月9月も春4月に気温が似ている故か発芽も多い。
ポットの土を乾燥させて、使い回しをしていると苗を移植したのに双葉が発芽したりする。
移植先ポットに発芽続く
春先と似た様な気温の故であろうか。セルポット等で生育して大きくなった苗を別のポットに移植して3週間を経過。水やりでポット内にムラサキの双葉の発芽を見つける。発芽後4~5日になろうか。
例によって、用土には以前使っていた土を使い回したので、隠れていた種が事もあろうか移植ポットに発芽。以前、種を播いてこのように発芽すれば落胆も無ければ、再度の手間も要らなかったのに皮肉なものである。
それも、4個も見つかった。ほぼ同日の発芽と思われる。苗の移植後ポットは室外に設置しておいたので自然状況での発芽とも考えられる。
最近の最高気温は20~25℃、最低気温は14~18℃であった。これが秋播きの種の発芽なのであろうか?どうも少し異なるのではと考えている。
しかし早い株では種の結実も見られて、取り播きができるサイクルに入っているのも事実である。
「なぜいまだ ねがいをこめて まいたたね」
「しらぬまに そっとめをだし ぬしになり」
懐かしい記録が配信されて来た
引っ越しをして来る前にアップした記事だ。
紫草(日本ムラサキ)の栽培に本腰を入れた頃だ。凄まじく生育したムラサキと毎日向き合っていた。
収穫後、残したムラサキがあった。翌年の様子を見ようと考えたのだが、一冬の間にとんでもない事態となった。
野ネズミの繁殖である。紫根に味を占めた野ネズミは今年のムラサキの生育根が太くなり始めると知らぬ間に食べ放題で、生育が遅く、葉の色が変わった株元を掘るとネズミのトンネル通路が畝毎に通っている。野ネズミ退治は余り効果はなく残って種を付け始めた株も何処まで守ってやれるかと心細い日々である。
紫草(日本ムラサキ)の栽培記録(5)紫草(日本ムラサキ)の栽培は苗の移植後、生育の様々な場面をを経て結実期を迎えた。第1花の開花以来、3ヶ月に渡ってムラサキの花は咲き続けて、草丈も1mになり分枝は1...