「2016、日本ムラサキの新種、採取始まる」
紫草の種の採取時期は蕚片が黄変する頃と思い込んでいた。
予期せぬ出来事で、生育中の8月末に種の付いた枝が折れてしまった。
未熟な新種を含めて発芽試験をする機会とした。
驚くべき事に、多くの種が発芽したのである。
勿論、緑色の未熟の種は腐敗してカビに包まれてしまったのだが・・・・。
浮種検査で沈下した種より先に、浮種の種の方から発根が始まった。
全粒は208粒、その全てを発根セットで結果を待った。
期待した沈下種も満足な発根、発芽結果を得ている。
浮種検査を沈下した種より先に浮種の種の方から発根が始まった。
それは驚きだったが未だ、ポツリポツリと続いている。
このセットは下敷きのペーパーも替えてない。
汚れたままで、心地よい気温の翌日複数の種が発根する。
発根への兆しが途切れ、廃棄しようとするがパックを替えて続ける。
上のパックと同じに複数の発根である。共に浮種の選別であった。
前日の心地よい気温は翌朝の発根の予兆感があった。
既に、白化し始めた種を付けた枝がある。
これは不稔種なのであろうか?孰れにしろもう完熟種として採取する。
葉先が変色して来た。まだ緑の多い株であるが1本を切る。
先端の種は期待しないが、もう既に下部の種は発芽試験済みである。
「しんたねと いれかわるじき こがらしや」