紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・秋苗の現状

2021-01-31 16:51:47 | 日記
「温室の秋苗3ヶ月目」

昨年11月初旬に発芽した苗である。12月以降ほとんど変化がない。

ポットの土には畑の土が多〜少と混入させてある。
定植時、培土が落ちて根が裸になる事を防ぐ為である。


活着の心配期間も消える筈であるが・・・?

48ポットが並ぶ。給水はポット表面の乾き具合を見て注す程度。

例の急伸した本葉の茎をカットした苗のその後である。
根があり、双葉があるので問題なく回復し本葉は4枚となる。


同様の苗である。カットした時の丈になり本葉は4枚。

深くカットした苗は2本立ちの苗と変容する。

カットした本体が枯れて、主客が逆転してしまった苗である。
切り落とした苗の緑に早く気付いて、隣に挿したのが功を奏した・・・か。
根が出ての生育かと思うが確認はしてない。

    「つつがなく ききょをともに ごがつまで」   
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日本むラサキ・発芽試料(続)

2021-01-29 19:17:38 | 日記
「雪の下から出て来た発芽試験試料」

2020−10ー24 投稿記事「発芽試験試料作成」の続報である。
この時期に出て来るとは思わなかった。


早速、苗床を準備して種を播く。1列目は赤玉土が大きく隠れてしまった。

2列目から細かな土を敷き直して、寒気で屈む手先で種を並べる。

種は分枝から、そのまま写しとる様に並べる。虫に食われて穴の開いた種もあった。

2本目の種を並べ終えた。一花に着く種は1粒から3粒であった。
この分枝の花は36個で種は80粒である。


同様にして4本の分枝からの種を全て並べ終える。

左側が分枝の最下部で結実時期が最も早い種である。
右側は分枝の先端部でその先にも種はあったが未熟で、取る事は出来なかった。
グリーンの線より左は種子が容易に採取できた種で発芽の可能性が高い。


かなりの空き部分が出来たので、春先に予定していた種を2条播いてしまった。
まだ、寒の内である。1週間程庭先に置いて、室内に取り込む事にする。
試験結果の予想としては、左側から順に発芽して来ると思うのだが・・・?

   「しけんして おもわくはずれ いかにせん」
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日本むらさき・温室の出来事(3)

2021-01-22 16:19:48 | 日記
「まだあった切り落としの本葉」

急伸して切り落とした本葉を発見。双葉の深い処でカットしたものだ。

双葉から切り落とした跡が見えず、2本立ちの生育になりそうだ。
切り落とした本葉は切り口は上を向き、土についていない。


これで良くぞ緑を保てたものだ。切り口を取り敢えず水に浸けて半日を経過。

一晩経ったら緑は生き生きとして、葉が広がってきた。
切り落とされても生育していたものか、中心に次の葉の成長点が見える。


これは、1月15日のページで紹介した苗のその後である。
双葉の方が傷んでしまい、完全に主客が交替してしまった。
挿した本葉が凛として、双葉無しで生育を始めた。

  「おどろきの としのはじめで ふあんまし」

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日本むらさき・温室の出来事(続)

2021-01-19 19:11:05 | 日記
「生死の岐路で生き延びた本葉」

ぼんやりしていた。急伸した本葉を切り落としたのは1ヶ月前であった。
まだ根元に横たわっている本葉に気付く。12/19以来そのままであった。


昨日気付いたが、日差しを当ててしまった。今朝思い出して取り上げてみる。

他に2本を取り出して水に浸けてみる。助かりそうもない萎れ方である。
一つの目的だけで、気が回らなかった結果である。切り落とした本葉を一顧だにしなかった。
偶然、ポットに落ちたままで陽の弱い場所が幸いであった。


これから如何に対処するか不明のまま、明日を待つ事にする。

一晩置いて今朝見ると、葉は伸びやかに広がっている。
3本の内1本は萎れが残るが、窮地を脱した様子である。
1ヶ月間、切り落とされた状態で命脈を保つ逞しさに驚嘆するばかりである。

挿木が可能の一言を思い出している処である。
4〜5年前に2年目の発芽を切り落として、試みた事を思い出す。
その時の結果は虚しく、それ以来あまり意味はない事と忘れ去っていた。

   「さていかに よみがえりさく うむをとう」
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2021・日本むらさき発芽

2021-01-17 19:14:41 | 日記
「出荷用苗の育苗がスタート」


1/9 の発根種から発芽が続く。双葉の茎が伸び過ぎ・? 最低気温15°Cでは少し高いか? 13℃に変更。

1トレー48ポット入り2個が満杯。出荷用の苗である。

3トレー目に入った。計130ポットに達する。本葉2枚が出てから出荷となる。

午後、畑の様子を見に出かける。自宅から出て50歩、裏山を見上げてカメラに。
右に曲がると、すぐ農道となる。雪道で、散歩の足跡はツルツルに凍っている。
危うく、転ぶところであった。


給水タンクに雪を満杯にする。数日後に雨予報が出ている・・? 消えない内にと先手を打つ。
予報は当たらないかも知れないが・・・・?
土手の竹の処理作業が主な仕事でもあった。12、1月に腰高に切って置くと根絶できるらしい・・・?
これも、当たるかどうかわからない。2〜3年後に分かるらしい・・・?

   「ひまゆえか うわさをもとに からだのみ」
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