「ムラサキの栽培記録 7月No4」
色々な心配が現実のものとなった。
その内でも最も心配していた事がある。
昨年の試験栽培畑と同じ結果を確認した故である。
試験栽培地は肥沃な土壌で野菜栽培をしてきた畑であった。
最適と判断したのは、火山灰度で排水性が良いと聞いた事にある。
昨年の栽培結果は、太く大きく育ったが肝心の紫根の色がなかった。
所々に赤味があるがゴボウの様な紫根で染料とはならなかった。
耕作放棄地の畝栽培のムラサキである。
葉の黄変は何故か気になり、野ネズミ被害かと根本を掘ってみた。
黄変が多い下段の畝の開花前の茎である。
この畝に野ネズミがトンネルを掘った事は気付いていた。
しかし、この場所ではその関連はなく、図らずも別の心配事を確認する。
紫根の色が鮮やかな苗を定植した筈である。
このまま生育するとゴボウの様な紫根となる。
試し堀は避けたかったが上段の畝の状況を調べる必要性が出てきた。
開花を始めた緑豊かな茎である。
台風によって念願の雨が来たが、慈雨程度であった。
根本は赤味がある。下段の畝とは違う様である。
本来ならば、太い根だけでなく細根が赤くなっている。
細根を抱えた土が赤味を帯びる状態でなければならない。
細く白い根は先々の心配を抱え込んだ事になった。
根を傷めずに埋め戻す必要がある。水を掛けてやると赤味がやや鮮明になった。
思い返すと畝作りの際に、切り返しが不十分であった。
また、どの程度、表土を取り除くか半信半疑の作業であった。
下段の畝も一様ではない。所によって表土をかなり避けた場所もある。
案の定、耕作放棄地の表土は禁断の土なのかも知れない。
「きたいして きたいはずれを のぞきみる」
色々な心配が現実のものとなった。
その内でも最も心配していた事がある。
昨年の試験栽培畑と同じ結果を確認した故である。
試験栽培地は肥沃な土壌で野菜栽培をしてきた畑であった。
最適と判断したのは、火山灰度で排水性が良いと聞いた事にある。
昨年の栽培結果は、太く大きく育ったが肝心の紫根の色がなかった。
所々に赤味があるがゴボウの様な紫根で染料とはならなかった。
耕作放棄地の畝栽培のムラサキである。
葉の黄変は何故か気になり、野ネズミ被害かと根本を掘ってみた。
黄変が多い下段の畝の開花前の茎である。
この畝に野ネズミがトンネルを掘った事は気付いていた。
しかし、この場所ではその関連はなく、図らずも別の心配事を確認する。
紫根の色が鮮やかな苗を定植した筈である。
このまま生育するとゴボウの様な紫根となる。
試し堀は避けたかったが上段の畝の状況を調べる必要性が出てきた。
開花を始めた緑豊かな茎である。
台風によって念願の雨が来たが、慈雨程度であった。
根本は赤味がある。下段の畝とは違う様である。
本来ならば、太い根だけでなく細根が赤くなっている。
細根を抱えた土が赤味を帯びる状態でなければならない。
細く白い根は先々の心配を抱え込んだ事になった。
根を傷めずに埋め戻す必要がある。水を掛けてやると赤味がやや鮮明になった。
思い返すと畝作りの際に、切り返しが不十分であった。
また、どの程度、表土を取り除くか半信半疑の作業であった。
下段の畝も一様ではない。所によって表土をかなり避けた場所もある。
案の定、耕作放棄地の表土は禁断の土なのかも知れない。
「きたいして きたいはずれを のぞきみる」