紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2024日本ムラサキ秋苗の発芽( 続々)

2024-10-26 19:51:30 | 日本ムラサキ栽培
「寒気対策の検討と発芽について」
強い雨が来て、苗床の土が跳ね飛ぶ。水が溜まり種子も移動。
雨の翌日、既に大きくなった本葉の裏には跳ね飛んだ土がベットリと付着。
生育に支障があるかどうかは不明だが・・・気付けば落とした方が良いと
スプレーで水を掛けて落とす。


本葉4枚以上の苗は A列15個、B列11個を数える。
爪楊枝3本の間に発根種8個を伏せた。
苗床が白っぽいのは、羽虫対策として薬剤オルトラン散布の跡である。雨で溶けた・・。


発根種5個の内3個が発芽して来た。播種後5日後である。

翌日残りの2粒が発芽。日中の26°C の気温に助けられた。
以後最低気温は10°Cを切る予報である。霜が来ても慌てる事は無いのだが・・・。


発芽の双葉は小さい、昨日の朝発芽確認❣️本葉2枚までは生育して欲しいが・・❓
取り合えず、稲藁をカットして防寒対策を始める。
発根の兆しの種子を2粒見つけて播いて置いた。


8粒が最後の発芽である。双葉は、まだまだ小さな苗である。

苗の生育は、後2週間程であろうか。
本場が黄変する様になってから、全体に藁束で覆って冬越しとなる。
    「ふゆまじか かんきにたえて はるをまつ」

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染色原料「紫根染め」の原料の紫草の種子を販売します。日本ムラサキは日本古来より伝わる染色原料です。

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日本ムラサキ・発根試験について

2024-10-19 20:15:38 | 日本ムラサキ栽培
「日本ムラサキの発芽は、我慢比べか・・??」
日本ムラサキの種子は、野菜の種の様に一気に発芽して来る訳ではない。
最も、発芽の条件に合わなければ野の花も咲き誇らない。
紫草(むらさき)も野の草花である。

種子を手にしたが、さっぱり芽が出ないのでは困る。
最も安心できる方法は、発芽の兆しの種子をポットに播く方法だろう。
一例を紹介したい。


使い捨てフードパックにキッチンペーパーが発根装置❣️
既に黄色の円内に根を出している種がある。43粒の内1粒に過ぎないが・・。


種子は、発芽の事前処置をしてある。種子をコップに入れて1週間。
種子は水分を含んで、色は黒ずみや々膨らんだ様に見える。
その後、水を含んだキッチンペーパーに並べて6日目である。図った様に発根して来た。


発根した種子をタッパーの上に乗せて観察する。
まだ根の先端部繊毛が出ていないので、根を痛める心配はないようだ。
さて、この種子をどの様に発芽に続けていくか戸惑う。ポット育苗は、手狭な部屋では不可能。
庭先の苗床に委ねる事にする。


発芽から育苗を自然の成り行きに任せる事にする。

翌日のパック内、キッチンペーパーの上の種子、発根種が5粒❣️
一気に発根が進みそうである。苗はもう充分にある。全て苗床に委ねる。


ここ数日は気温が高い予報なので、何とか発芽まで生育して欲しいが・・?

 「だいりはは そのごのそだち なえどこに」

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日本ムラサキ・種子の販売

2024-10-12 19:41:24 | 紫草の栽培
「日本ムラサキの種子の販売につて」
秋苗の発芽と、その後の生育を見ながら、不思議な安心感に気づいた。
発芽しなければ、その様な事はないのだが・・・期待通りの結果故であろう。


2024.10.12 長野市の日の出時間 5:52  庭の中央のモミジアオイ (2m長)

苗床の秋苗、A列、B列、C列 半分

列の続き、半分 共に新たな発芽の兆しの種子は見えない。
最低気温が15°C以下になった故か❓
A列36、B列58、C列2 他に浮種2粒 昨年種18粒(左隅B.C列+1列 金星印) 


最も早く発芽した苗は、既に本葉が5枚になる。
発芽した双葉苗は霜の頃まで生育を続け、多くが本葉5枚以上となるであろう。
その頃、紫根は太さ3mm近く、長さは10cmを越えるであろう。
越冬に耐える苗となる。春を待つ日々の期待となる。


採取種子の選別に余念が無い・・・。山本周五郎の朗読を聞きながら❣️

藍蓼の花が咲き始めた。今年は何故か葉の採取は見送った。
種子は何とか沢山取れそうだ。


 「いたむひざ わずかにのこる みえぬきず」  
        
ショップサイトを再開しました。
https://kitasinanop.base.shop/
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2024日本ムラサキ・秋苗の発芽(続)

2024-10-05 19:54:13 | 日本ムラサキ栽培
「新種子、発芽ゾクゾク・・・❣️」
播種当初、発芽処理もせずに播いたので少々心配をしていた。
それなりの確信はあったのだろうが・・・。浮種検査のビーカーにて水漬け、5日間(水は日々替える)
同じ苗床に昨年の残り種子も播いたので、冬越しの予定の苗床であった。


発芽数 9/26 A列 19個 B列 16個 播種から20日目
(9/15 A列4個 B列 3個 播種から10日目) 急に発芽数が増加する。


急に発芽数が増加する要因として、真夏が過ぎて秋めいたからであろう。

発芽数 10/1 A列 26個 B列 47個 播種から24日目 (日の出前の撮影)
発芽の勢いは急激になってきた。


苗床の土は乾燥すると、かなり固くなる。(日の出前の撮影)
その土を割って発芽する種子の力には驚くばかりだ❣️


発芽数 10/5 A列 32個 B列 58個 C列 1個 播種から29日目
C列(茎最上部緑色の種子) から発芽して来るとは驚きだ❣️


発芽数が急激になって来たのは、肌感覚としても秋の気温への変化が大きい。
最高気温は25°C 以下 最低気温20°C以下 低くてもダメだっが、高くてもダメ❣️
発芽には適温がある事が何よりの教訓であった‼️
苗床は、このまま冬を越す予定である。それまでに、しっかりした根を育てたいものだ。
新種子をショップサイト紹介予定で、奮戦中❣️乞うご期待‼️

  「かくほどに はつがにみせられ 老いを生き」
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