The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

やはりキスラーに決めました!

2006-07-26 22:36:32 | ワイン
57回のZooに、10本の白ワインが並び、
そのオオトリにブラインドで96’キスラーのキャンプ・ミーティング・リッジが登場しました。

それは言葉に出来ないほどの素晴らしさでありました!
白ワイン、とりわけシャルドネに限定して、
これほどのインパクトを与えた代物・・・

例えば、74’ル・モンラッシェ DRC でしょうか?
若めのワインでは、89’ピュリニー・モンラッシェ フォラティエール ルロアでしょうか?

とにかく、それに匹敵する衝撃です!

最初、濃厚な黄金色の液体が目の前に運ばれた時、「これはモンラッシェだ!」
と思いました。
それと言うのも、1m離れながらも、濃厚なアローマが立ち昇るのを感じます。
焦がしバター、蒸かした栗、ヘーゼルナッツ、などなど
更にはハシバミ、蜜蝋、蜂蜜などのトップノート、
そして品格のある熟した黄色いフルーツの香気に、麝香のニュアンス・・・
確かに酸度は低いのか?
しかしながら濃厚なバタリーなフルーツは極上のフィネスを備えています。
その味わいは、およそ新大陸のそれではありません!

その時点で、会費を考え合わせて、そのオオトリのワインを類推・・・
モンラッシェかキスラーしかない!
見事なレッグスを確認し、キスラーに手を挙げたってわけ・・・

わたしはその晩、白ワインの入ったグラスを鼻にぶら下げて、仕事をしている夢を見ました・・・