サムネ画像は空のオケです。
タイトルどおり撃沈です。
人事ではどうしょうもない状況に、いっそ清々しいほどの敗北です。
完敗です。
まあ、こんな日もありますわな。
(お久しぶりです。)
弁天屋さんも満員御礼だそうなんで、ワンチャンあるかないかという展開になることを覚悟した。
開店直後に入店し、左舷舳3番目をチョイス。
お客26名の満員なんで、お立ち台を含めて舳先を常連さんが占めているようだ。
うねりがある予報だからね。
(マダイは後ろの船ね。)
潮が澄んでるそうで、準備段階に船長から澄潮対策した方が良いとのアドバイスがある。
どうすりゃ良いかグーグル先生に確認すると、赤や緑、クリア系など水中で目立たない色を選ぶとある。
なるほどね。
(潮はこんな感じ。)
まずは前回実績がある赤とオレンジのセットで挑みますよ。
(出船。)
出船して南下、横須賀沖から竿を出す。
水深は35mほど。
巻いては落としを繰り返すも音沙汰なし。
前情報のとおり、確かに潮が澄んでるぞ。
これは厳しい展開になるだろうことを覚悟する。
(釣り開始。)
続いてはチョイ深場を探索。
ここで右舷お立ち台の方が2kgほどの本命マダイを揚げて船中が盛り上がる。
厳しいかと思った矢先に型が出て、この時はイケるのかもと期待を持ち直したのだけど、結局この日は船中この1匹のみ。
(天気は良し。)
昨日吹いた強風は治まったものの、うねりが残ってて船はかなり上下動する。
ドラグはズルズルなんで、船が持ち上がるだけでジジッとドラグが鳴きますよ。
(野毛屋さんの第二忠丸発見。)
浅場と深場を交互に流すも音沙汰なし。
ドラグが鳴るのはうねりの上下動のみ。
魚の活性は皆無ですよ。
それでも滅気ずに巻く。
ひたすら巻く。
ただただ巻き続ける。
(風景写真ばかりね。)
船中誰も釣れないから、お飾りを替えようすら思わない。
唯一、巻きスピードで変化をつけてみるけど、状況は変わらず。
(ゴミも流れて来るよ。)
昼を回り、上げ潮が動き出すと活性が出てきたか、船中でアジ、タチウオ、クロダイが揚がる。
それを見て、マダイは無理でもせめて食にありつけるゲストが掛かってくれまいか、と念じつつ巻き続ける。
(でも風景写真。)
そんな願いも届かず、「あと10分であがります」と船長アナウンスが。
ラスト10分。
これまでアタリもカスリもなし。
全くの無反応。
ここで獲れれば劇的なフィナーレだ。
持っていればここで来るはずだ。
(そんでタンカー写真。)
すると、本日初のアタリが出る。
コツコツコツと手元に来る振動、揺れる竿先。
中乗さんがアタリに気付き、こちらを見ているところに頷いて応える。
ジジジジジー!
食い込みのドラグロールが鳴り響く。
おら!来たぞ!持ってるぞー❗
心の中で叫びましたよ。
「これであがります」
船長アナウンスで皆竿を揚げる。
ジジジー。
船中唯一人竿を出し、度々突っ込む魚の引きを堪能する。
中乗さんがタモを持って待ち構え、皆が注目、「タイだな」とか「明日は釣れるな」などの声が聞こえる。
「あと10です」
タイでも「赤」じゃなく「黒」の可能性もあるから水面下を注目、目を凝らす。
ユラユラと揚がって来たのは「茶」、体型も違う。
「サメかー!」
(オマエか!?)
あがりを待って貰い、皆が注目の中でこのバツの悪さ。
劇的なフィナーレではなく、オチだったのね。
ある意味持ってるか。
(沖あがり。)
完敗だったものの最後にドキドキと魚の引きを堪能できたから良しとしますか。
この日は野毛屋さんでも撃沈だったそうだ。
自然には勝てませんね。
・サメ : 1(リリース)
船中0〜1
中潮
🐟