釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】ショウサイフグの唐揚げ・白子焼き・白子天ぷら

2016-05-29 13:21:00 | 釣魚料理
5月20日(金)の釣果をいただく2日目。
ショウサイフグ3匹はかみさんの実家にお裾分け。かみさん同様にNGなので白子の拠出はなし。

残り6匹分の身欠きと6腹分の白子をどう料るか、家族で相談。
サイ鍋を試してみたかったけど季節柄見送って、長男のリクエストに従い唐揚げに決定。
白子は焼きに再チャレが確定してる。


(集合写真。)

唐揚げは中骨付きとなしの2種類を仕立てて食べ比べてみる。


(4人で6匹でも十分な量。)

ショウサイフグの唐揚げは、ホクホクでジューシーでさすがの旨さ。
食べづらいけど、骨付きの方が中骨周りの身をしっかり味わえて良い。骨付きに軍配だな。

白子料理は3品。


(七味を振っていただく。)

白子ポン酢は外せない。コクとさっぱり、ピリッも加えたハーモニーが良し。


(海苔で巻いて。)

白子の天ぷらは前回食べて気に入った品。外はサクッ、中はトロッ、ほのかな磯の薫りがする海苔との相性も良い。やはりイチオシ。長男も一番食べやすいと言ってたな。


(再チャレ。)

そして、前回残念な仕上がりになった白子焼きリターン。
今度は失敗しないよう、健船長のレシピに従って、塩・コショウに醤油をチョビっで焼いた。
熱々トロッにスパイシーさが加わり、旨い。焼きはもう少し入れても良かったな。


(再度集合写真。)

長男の担任の先生が、宝くじが当たったらフグをたら腹食べたいと言ってたそうで、

「そう聞いて、しょっちゅう食べてると思ってたよ。」

と言う。
それで、いつも家でフグを食べてるって先生に言ったのか?と尋ねると、

「そんな嫌味っぽいこと言えないよ。」

そうか。
フグをたら腹、しかも白子付きを食べてる高校生はそうはいないだろう。
食べ馴れて普通になっちゃったけど、フグ尽くしをしょっちゅうなんて言ったら、金持ちかと勘違いされるか。
釣り師の食って贅沢だよね。

・ショウサイフグの唐揚げ
・ショウサイフグの白子ポン酢
・ショウサイフグの白子天ぷら
・ショウサイフグの白子焼き



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【食】ショウサイフグの刺身・白子ポン酢

2016-05-26 12:03:00 | 釣魚料理
5月20日の野毛屋さんへの平日釣行はショウサイフグ11匹。うち白子が8腹分とまずまずの結果。

初日は刺身と白子ポン酢をいただきます。


(集合写真から。)

前回は白子の下処理の茹でが甘くて、焼き白子が悲しいことになっちゃったから、今回は
健船長のブログを参考に失敗しないよう気をつけましたよ。


(身欠きと白子を洗ったところ。)

しっかり血抜きしたから白子の状態も良し。わずかに血管に残った血は爪楊枝で掻き出すとキレイになる。


(下処理前。)


(下処理後。きれいでツヤツヤ。)

2腹分を白子ポン酢に。


(白が映えるね。)

トロッとしつつも程良いコクをさっぱりといただける。旨いね。 


(身もキレイ。)

2匹分を定番の刺身に。1匹はあっさり、もう1匹は旨味が濃かった。寝かせてないから個体差がハッキリ出たな。
薄皮の湯引きもプリプリで旨い。しあわせだなー。
( ´∀`)


(再度集合写真。)

白子はかみさんと次男はダメで、長男がちょっといける程度。ほぼ全量を一人で消費することになる。旨いから良いんだけど、皆、食わず嫌いじゃないのかな。

白子はあと2ヶ月間の期間限定。
その間に皆で食べられる白子レシピを探ってみようか。

・ショウサイフグの刺身
・ショウサイフグの白子ポン酢



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【釣】ショウサイフグ 5/20(野毛屋) 「なんとかツ抜け」

2016-05-24 12:05:00 | 釣り
予定してたマゴチから、好釣果に釣られてターゲットをショウサイフグに変更。野毛屋さんに5:50着すると四隅は埋まってたんで、左舷みよし3番目に収まった。


(前々日に釣りビジョンの取材があったとか。)

船ではまず取った釣り座の番号通りに座るようにする。その後、出船前に船長がお客の乗り具合で釣り座を最終調整してくれる。
平日だから余裕かと思ってたら、片舷10名程で以外と人が集まった。皆、好釣果に釣られたかな。

左舷胴の間に女性釣り師が二人並んでた。知り合い同士じゃなさそうだったけど、お二人とも船釣りに馴れている様子。一人で釣りに来る女性ってカッコいいな。


(大貫沖に到着。)

風が強くて曇が厚いから肌寒い。
北風のうねりがあって潮を被るから、キャビンに避難して大貫沖に移動。

水深が浅いし潮も緩いからオモリは6号で良いと船長からアナウンス。浅い場所ではよりアワセを軽くしないと掛からないよ。とも注意があった。

アンカーを入れて釣り開始。
すぐさま、型見たよ。のアナウンス。
見回すと、スーパーみよしで竿を出してる船長見習いのユキちゃんが揚げてた。さすがだ。

暫くすると左舷みよし1番の方も揚げた。続いて隣の2番の方。みよし側から回ってきたか。と思っていると、竿先に反応。軽いアワセでサクッと掛けて1匹目をゲット。
そのあと左隣の4番目の方も。スーパーみよしから5連続で順番に揚げるとは珍しい。


(早々にゲット。)

あちこちで揚がり始めたけど、反応は濃い訳でもなさそうでポツポツ出る感じ。
みよしの方が2匹目を揚げたのに続いてこっちもゲット。


(重なってるけど2匹いますよ。)

最近は近くの釣り座の方々の釣果もカウントして、勝手に勝負してる。竿頭を目指すのだったら周りの誰よりも良いペースで釣らないといけないし、負けてるならその人との釣り方の違いも分析出来る。陸っぱりの時と違って修業のような釣りだね。


(11時にツ抜け折り返しの5匹目。)

潮が緩いからゼロテンしやすく、アタリも取りやすい。ここまで掛け損じもなくて良い感じ。場所替えの度にパタパタと釣って、その後は拾い釣りの展開。

フグが寄ってくると何となく気配を感じる。集中してアタリを待って掛けた時の手応え、ゴリ巻きの時の引き、やっぱりフグ釣りは愉しいー。


(場所替えの時に血抜きしてクーラーに。)

暫くアタリが遠退くこともあるけど、キャストしたり、大きく誘ったりしてエサを見せて周りのフグを寄せることを意識すると、ポツポツと釣れる。


(13時にツ抜け達成。)

この頃には周りの方にそれなりに差を付けれてた。
違いは何だろう。他の方は誘いが少し強い気がするけど、ハッキリした差でもないような。そんな微妙な差が釣果に影響してるとすると、湾フグ釣りが「掛ける釣りで究極」と言われるのも頷ける。繊細で奥が深い。

ツ抜けてもスーパーみよしで釣ってるユキちゃんには到底及んでないだろう。半分でも釣れれば良いかな。


(竿先あたりに大貫観音が見える。)

沖あがり前に左舷側から船長が下ろし始める。クーラーに収めた7匹と血抜き中の4匹、11匹をエサバケツに移してビニール袋と一緒に船長に渡す。

それなりに白子が入って戻ってきた。
楽しみだー。
("⌒∇⌒")

場所を替えてから右舷側を捌く。
ここで追釣したくて頑張ったけど、来ずに沖あがり。結果11匹で確定。

スーパーみよしのユキちゃんは25匹だったようだ。結局半分にも届かなかった。お客のトップは13匹だと耳にしたけど、コンスタントに頭争いが出来るようになるにはまだまだだな。

健船長がこの日のブログに書いてた「誘いは大きくアワセは小さく」。課題はこれか。アワセは良いとして、離れた所からフグを寄せるための誘いがまだ小さかったようだ。次回改善してみよう。

ちなみに白子は8/11で7割でした。

・ショウサイフグ : 11
船中0~25
大潮



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【釣】釣行前記 5/20(野毛屋)

2016-05-21 09:01:00 | 釣り
休暇を取る5月20日(金)。
予報ではコンディションも良さそうなんで、余裕の平日釣行を計画。

久しぶりにマゴチを狙おうと一週間前からタックルバックの中身をマゴチ仕様に切り替えて準備は万端。

マゴチ釣りは、アタリが出てからアワセまでのドキドキ感、アワセが決まり揚げるまでの釣り味、捕った時の充足感、他と比べても魚との駆け引きをより楽しめる釣りもの。


(マゴチ。洗いが最高。)

今週に入り、いつも通り各船宿の釣果をチェックしてたところ、18日(水)の野毛屋さんでトップ34匹ですと。白子シーズンでこの好調振りにマゴチが揺らぎ始めた。


(フグ+白子。抗えない魅力だ。)

マゴチなら予約なしで乗れるだてまき丸さんにしょうと決め、前日ギリギリまで悩んだ。

大物とのやり取りをしたいけど、ここの処のマゴチ釣行は負け越してるから強気に出れない。今のショウサイフグなら自己記録更新も行けるんじゃないか。白子焼きに再チャレもしたい。うーん。考えれば考えるほどフグに傾く。

で、結局、野毛屋さんに落ち着いた。やっぱりどっぷりとフグにハマってるんだな。



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【感】釣りの基本を考える その1

2016-05-19 22:31:00 | 雑感
船に乗る沖釣りではさすがに釣り自体が初めてという人は少ないけど、陸っぱり、特に海釣り施設や海釣り公園だと、お初であろう方々を良く見かける。


(陸っぱりはお手軽でいい。)

竿とリールに仕掛けまでセットになった入門セットを持ち込み、備品も釣具屋の買い物袋のままだったりする若者や家族連れ。期待に胸を膨らませ、ワイワイ盛り上がるのも、釣りを始めて暫くまで。
そのうち釣れないことに退屈して、終いには「釣りはつまらん」と結論着けちゃうかもしれない。

釣りは魚が釣れてこそ愉しさを味わえるのだから、そうなってしまっては折角の釣りの機会が勿体ない。

趣味が釣りだと伝えると興味を持っていると言う人は多いけど、どうも敷居が高いと思われているようだ。

普段釣り未経験や始めたての人に話していることや釣りの基本を整理してみよう。


(陸っぱりでも好調だとこんなことも。)

◆釣りはのんびりな性格が合う?

まずは釣りのイメージから。
釣りの経験がない人からは「じっと待つのに我慢できないから釣りは性に合わない」と良く言われる。

どうも釣糸を垂らしたら、魚が掛かるまでただボーッと待っているだけと思われているようだ。

確かにそんな一面もあるけど、その静の中でも目は竿先や浮きを見つめて集中し、頭はフル回転して魚を釣り上げるための情報を整理・分析しているのですよ。
例えるなら、優雅に水面を渡る白鳥が水面下で必死に足こぎをしている姿のように。
分析の結果、攻め方を変える、仕掛けを変える、場所を変えるなりして、その日、その時の釣れるパターンを探りながら釣果に繋げていく。
だから、釣りにはじっと待つのを我慢出来ずに、色々試すせっかちな人の方が合っていたりする。

海でのんびり過ごすだけでもリフレッシュ出来ていいけど、釣果を追い求めるならば、それなりの戦略や戦術が必要になってくる。
釣りは曲がりなりにも「狩猟」だからね。

◆魚の生態を知る

釣りをする上で、魚なら何でもいいやと言うのではなくて漠然とでもターゲットがあるならば、その魚の生態を知っておいた方が良い。

魚の種類によってエサや仕掛け、釣り方から生息する場所、活動する時間帯、表層、中層、底層などの遊泳するレンジなどなど、今の時代はネットから簡単に情報を取れるしね。


(いろんな魚が釣れる。)

海にはどこにでも魚がいると思われがちだけど、実際はそんなことはなく、いる場所といない場所に分かれていて、当然いない場所の方が多い。

更に、魚によってもいる場所が異なってるし、時間帯によっても違ってたりする。
人が朝、自宅から会社に通い、夜は帰りに飲み屋に引っ掛かるのと同じだね。
釣りをする時間帯にターゲットの魚がいるだろう場所に好みのエサを届けないと釣れる確率は上がらない。
朝に飲み屋の前で待っててもムダということですよ。

◆魚が針を食わえないとダメ

当たり前の話し。
湾フグのカットウ釣りは針に引っ掛けるから別だけど、通常はエサを付けた針を魚に食わせて釣り揚げる。
だから当然、魚の口の形状に合った型とサイズの針を準備する必要がある。

今では魚種別の針や仕掛けが売っているからターゲットに合わせたものを選べば良し。
判らなければ釣具屋で店員さんに相談すれば親切に教えてくれるよ。


(カットウ釣りは引っ掛ける。)

エサも同じ。
魚に合ったエサを食べやすい大きさで付けるのが大事。

魚に比べて大きな針に大きなエサだと、エサをつつかれるからアタリはあるけど、食いきらないから針に掛からず釣れないことになる。

◆釣りマナーもお勉強

道具と仕掛け、エサを準備し、狙う魚の知識も得た。
あとは現地で釣るだけ。と、その前に知っておいて欲しいのが釣りマナー。
皆が気持ち良く釣りをするには大切です。

< 釣り場の先客には挨拶をする >
入ろうとする釣り座の隣の方には挨拶をする。
特に混み合ってる時は「隣いいですか?」の一声は必須ですよ。
仕掛け同士が絡まるオマツリもあるから、お互いが気持ち良く楽しむためにもね。

たまに無言で入ってきた上にこちらの釣り座を侵食してくる人もいるけど、一声あれば同じ釣り好き、悪いようにはしませんよ。

隣がベテランの人ならば、聞けば色々と教えてもらえるはず。
コミュニケーションは大切です。

< 竿は多く出さない >
これもたまに見かける。
一人で何本もの竿を用意して釣れる確率を上げようという気持ちは判るけど、待ちが基本のカレイ釣りでもない限り、返って釣れないことになる。

先に書いたように、ターゲットの魚の居場所にエサを届けないと釣れないから、欲張って竿の本数を増やしても面倒を見きれないでしょう。

技量との相談になるけど、基本は1本で、置き竿と組み合わせてせいぜい2本までだろうね。
ちなみに東扇島西公園や本牧海釣り施設では竿は一人2本までと決まってる。

< 仕掛けの面倒をちゃんと見る >
これは当たり前のようだけど、以外と見かける。
仕掛けを入れたまま面倒を見ないから、潮に流されて隣の釣り座までラインが行っちゃったり、投げ釣りで斜めに投入したままにしちゃうとか。
ひどいと確実にこっちのラインを跨いで入ってるのにそのままとかね。

入れた仕掛けが人の邪魔をしていることが判らないってことは、アタリがあっても判らないってこと。
それじゃ魚は釣れませんよ。

< 釣り場はキレイに >
釣り場で出したゴミはきちんと始末して持ち帰る。
コマセなどで汚れた場所は洗い流す。
基本のキですよ。

漁港などでは釣り人が残すゴミが問題になって、釣り禁止になった所もある。大切な釣り場を減らさないためにも最低限のことは守らないとね。

◆魚は食べる分だけをキープ
釣り座を確保し、竿をセットして釣りを開始したら、嬉しいことに魚が釣れた。
残念ながらチビッコで食べれないけど、折角だから水汲みバケツに入れておこう。
これはダメ。
速やかにリリースしてあげましょう。
食べられるサイズが大量に釣れた場合も、食べる分のみをキープしましょう。


(おチビはリリースで。)

本命以外の魚が釣れた場合でも、捨てたりせずにリリースしてあげましょう。

釣り場で干からびた毒魚やヒトデを見ることがあるけど、とても残念。
なお、食べるためにキープするなら、水汲みバケツに入れっぱなしにせずに海水氷のクーラーに入れておこう。

長くなっちゃったから、このテーマも続きモノだな。



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