JOFI神奈川が主催する親子DEエンジョイフィシングスクール。
釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行してサポートしつつ、釣りを楽しみましょう。
というイベントです。
9月18日(月・祝)に金沢八景の三喜丸さんでタチウオを開催しました。
好調時は活発に釣れ盛るものの、食わない時はどんなに群れていようが頑なに口を使わない気難しい時もあります。
神出鬼没で幽霊魚とも呼ばれるタチウオですが、良いコンディションで皆さんに釣れれば良いですね。
集合は7:00。
7組17名の皆さんに参加いただきました。
残念ながら1組がお子さんが発熱とのことでキャンセルになりました。
私は左舷胴の間で小学5年生の男の子とお母さんをサポートします。
皆さんが揃ったら陸でミーティングです。
ベテランインストラクターから注意事項やタチウオの釣り方を伝えます。
集合写真を撮ったら乗船です。
本日はそれなりの水深を狙うので電動リールを使用し、オモリは80号。
仕掛けはベテランインストラクターの自作で、チモトを太くした逆テーパー仕様です。
これなら歯が鋭いタチウオにもハリスを切られずに済むでしょう。
私がサポートする親子は過去に釣り教室に参加したことがあり、今回のタチウオに向けて35Lのクーラーを購入されたそうです。
たくさん釣れると良いですね。
出船して向かったのは猿島沖。
先行したタチウオ船団に合流して釣り開始です。
反応は水深50m前後の底に固まっているそうで、指定されたタナの幅は3mほど。
キーパーに竿を着けたまま、ゆらゆらと誘って巻くパターンを試して貰います。
すると男の子に1投目からアタリがあるも掛けられず。
エサを付け替えて再投入で食い込みまで行けました。
グングン突っ込むタチウオの引きを感じて貰いながらF3.5(指3.5本)サイズを揚げました。
開始早々に型を見て盛り上がります。
美味しくいただくために、お母さんが脳天〆を調べてきたそうで、〆から血抜き後、海水氷のクーラーへ仕舞います。
そのすぐ後にお母さんも型を見て、私としてはひと安心。
最低限の責任を果たせました。
二人とも直ぐに型を見たものの、この日のタチウオは手強く、活性が高くないためか食いが立ちません。
色々と試して貰うなかでノーテーションフリーフォールで待ちを長めに取ると良いと分かりました。
慣れてきたお母さんにレベルアップのための誘いのアドバイスをすると、ポツポツと追釣します。
その都度、脳天〆と血抜きを欠かさないのはさすが食に拘る主婦ですね。
今晩のメニューは既に決まっているそうです。
男の子はルアー釣りが好きだそうで、常に仕掛けを動かし気味になります。
「食わせの間を3秒取ってごらん。」
とアドバイスして、キーパーに着けたまま竿を大きめにシャクり、フリーフォールから3秒待つ釣り方にして貰うとポツリポツリと掛かります。
男の子は目に見えて上達し、エサ着けから、投入、誘い、回収まで独りで出来るようになり、先行したお母さんの釣果を越しました。
F3サイズが多いので、刺身用にF5の大物が欲しいね。
と会話していると、やってくれました。
電動の巻き揚げ音で振り返ると、男の子の竿が大きくしなって突っ込んでます。
「掛けた?」
うん、と頷く男の子。
「これは今日イチだよ。大物だよ!」
竿を支えつつ重い引きを味わってドキドキの様子です。
ゆらゆらと揚がってきたのは一際太い銀色の魚体。
私が一気に船内へ引き揚げます。
(大物ゲット!JOFI神奈川のホームページから。)
F5サイズ、男の子指なら6本サイズの大物です。
やったー!
男の子は満面の笑みで大喜び。
お母さんも、凄い!凄い!と大興奮です。
「やったねー!独りで釣って凄いよ!」
もちろん私も大盛り上がり。
計測すると105cmでした。
釣れない苦しみも味わうこともあるけれど、釣りはこんな感動も与えてくれるのです。
12:30で沖あがり。
二人で10匹以上を釣って食には十分な量です。
暫くはタチウオ三昧ですね。
お母さんに話を聞くと、乗合船にも乗るけれどオマツが一番のネックになるとのこと。
中乗りがいない船だと、慣れないオマツ解きで他のお客さんに迷惑を掛けるのが辛く、気が気ではないそうです。
その点釣り教室ではオマツの面倒も見てくれるから伸び伸びと楽しめるとのことでした。
「ママ友にも紹介しているのだけど、もう満員なんですよね。」
なるほど。
釣りを覚えてもベテランに混ざって船釣りを楽しむには、まだまだハードルがあるのですね。
参考になりました。
釣り教室も回数を増やせると良いのですが。
(当日のインストラクターの面々。JOFI神奈川のホームページから。)
活発な食いではなかったものの、参加した皆さんにタチウオが釣れて楽しんでいただけたようです。
「親子DEエンジョイフィッシングスクール」は12月まで毎月の開催です。
皆さんとご一緒できることをスタッフ一同楽しみにしています。
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