釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】ショウサイフグのチリ鍋

2023-10-30 05:55:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへの接待釣行は今年最低釣果の4匹。
数は少ないけれど型が良いから何とかなる。
予定どおり今季初の鍋でいただきましょう。


(皿が小さかった。)

ショウサイフグはブツ切りにして盛り付ける。
1匹で4〜5切れが取れたから、4人でいただくにも十分な量になった。

出汁取りはストックしてある炙ったフグの中骨と昆布。


(煮込み中。)

頃合いを見て野菜から煮込み、火が通ったところでショウサイフグを投入。

仕上げに水菜を散らしてひと煮立ち。


(完成。)

我が家の鍋はアカメフグが定番で、ショウサイフグの回数は少ない。
火が通るとブリブリになるアカメに対してショウサイはホロッと柔らかになる。

ショウサイフグは煮込み過ぎないようにしないとね。

暫しグツグツを眺めて、頃は良し。


(いただきます。)

素材の味を堪能するため、ポン酢は振り掛ける程度で。

日本酒もいっちゃうよ。


(ポン酢は高知で買ってきたこれ。)

中骨からホロッと外れる身はしっとりと適度な弾力がある。
熱々を噛みしめると湧き出す旨味。

「旨っ!」

皆で唸る。

さすがショウサイフグ。
鍋でもイケるぞ。

今季初で久し振りのフグ鍋だから、皆の食付きが良い。

綺麗に具をさらったらお楽しみの〆。


(鍋は新調しました。)

別茹でした中華麺を鍋で温めて各自取り分ける。


(毎度の絵ヅラ。)

スープに塩・コショウを振り、好みに味付けして一口啜ると旨味が炸裂。

フグと昆布、野菜らが渾然となった滋味深い優しい味。
麺を啜ると堪らんね。
いくらでもイケちゃうよ。
商売になるんじゃね?というレベルだ。

家庭でこれを味わえる幸せよ。
フグに感謝だね。


🐡

【釣】接待釣行で今年最低釣果を喰らう (2023/10/21 ショウサイフグ 野毛屋)

2023-10-27 06:07:00 | 釣り
前回のフグ釣行から1ヶ月振り、カットウ釣りでは3ヶ月振りの野毛屋さんへの釣行。

今回はインストラクター仲間のMさんにフグ釣りを指南するから、気合いとともにちょっと早く家を出て愛車レヴォーグに乗り込もうとしたところ、うんともすんともいわない。
ドアノブを何度も触っても音沙汰なし。

マジか!?
これはバッテリー上がりですわ。

思い起こすと1週間前に室内灯を着けた記憶が蘇って来てた。
この状況は確実に消し忘れだな。

慌ててJAFに電話して、40分で来てくれて急速チャージして貰い、何とか集合時間1時間遅れで野毛屋さんに到着。

JAFに入ってて良かったよ。


(毎度。)

Mさんはハナダイをやっていた頃に野毛屋さんに通っていたとのことで15年振りだそうだ。
フグ釣りはその頃に1度やった以来とのこと。

テンカラを教わってドナルドソンをいただいた恩に報いるため、今回はしっかりとお教えしますよ。


(盛況ね。)

フグは健船がほぼ満員になったため急遽ユキちゃん船を出す2艘体制になった。

結果、余裕の釣り座で健船の右舷舳3、4番目に並んで納まった。
右舷は7名だったかな。


(潮はこんな感じ。)

Mさんはフグ釣り2回目なのに自作のフグ竿を持参している。
15年前に作って1回使い、1匹だけ釣った以降お蔵入りしていたとのこと。
当時はフグを始めるつもりだったのね。

Mさんに自作のカットウ仕掛けとチラシ仕掛けを1つずつと10号オモリを進呈し、エサの付け方から釣り方をレクチャー。

自作竿の穂先でアタリが取れるかは試してみないと分からんね。


(出船。)

予報よりも風があり、出船してみるとうねりがある。
これは難しいコンディションだ。

健船長のアナウンスによると、風は止んでくるとのことだけど、この状況で初心者にゼロテンは難しいかも。


(釣り開始。うねりあり。)

釣り開始。

Mさんが仕掛けを落とし、着底からゼロテン、シャクリから誘い下げまで一通り実践するのを見てアドバイスをしてから自分の仕掛けを下ろす。

風とうねりで釣りづらいものの、一投目で着底と同時にアタリって掛ける。

「着乗りだー」

とほくそ笑んで巻き揚げると、


(嬉しいゲスト。)

シロギス。

打ち返して着底すると再びアタって掛ける。

「また着乗りだー」

今度こそとほくそ笑んで巻き揚げると、


(立て続けで2匹釣れました。)

サバフグ。

ゲストだけど開始早々釣れたから活性が高いと思いきや、その後アタらない。

場所を変えると船中ポツとどこかで揚がる程度。


(探索。)

Mさんにはアタリが出やすいからとチラシ仕掛けを勧めて使って貰い、自分は通常カットウ仕掛け。

周りを見ても皆さんチラシ仕掛けだ。


(探索。)

Mさんは、アタリが取れないだろうとタイム釣りに専念してコモンフグが釣れた。

型を見てくれてホッと一息。

この後、Mさんにはポツポツとコモンフグが掛かる。

Mさんは、ショウサイフグが釣りたいと言うものの、こちらはそもそも型を見ていないのよ。


(探索。)

やっとフグらしきアタリが出たのに掛けられず、Mさんは4匹目のコモンを揚げる。

これ以上離されると面目に関わるから仕掛けをチラシに替える。

過去に指南を買って出た釣行では、背中が煤ける展開ばかりで満足に釣れた試しがない。
自分の釣りに集中出来ないからかね?

しかも今日はバッテリー上がりから始まった嫌な流れだし。


(更に探索。)

ようやく風が収まって海も落ち着いて来た。

すると、やっとのこと来てくれましたよ。


(10:41にやっと1匹目。)

開始3時間でやっとショウサイフグに会えました。

アタリは極小で気配で掛けたようなもの。
今日は手強いな。


(再度探索。)

ここから捲れるか?
と思いきやアタリは遠いまま。
何かが合っていない様子。

次の明確なアタリを取って掛けると、


(順調に追加。)

サバフグ。

サバフグはショウサイフグを散らしちゃうからリリースせずに桶にキープ。

その次の細かいアタリを取って掛けると、


(嬉しいゲスト。)

カワハギ。

小型だけど肝が張ってて食が楽しみね。
血抜きしてクーラーへイン。


(最後は落ち着いた。)

ポツと釣れるショウサイは型が良く、掛ける順番にサイズアップするのは有り難い。

刺身には小型が欲しいのだけど今日は贅沢を言っている場合じゃない。
獲れるヤツを獲らないと。

コモンとサバフグだけのMさんはショウサイとアカメが欲しいと言いつつ、良型のホウボウとおチビのコショウダイを揚げる。

その後、大物が掛かりデカアカメか!?と思ったらサメでラインブレイク。
残念だったね。


(ここまでの寂しい釣果。)

いよいよ最後の流し。

何とか4匹目のショウサイを揚げてMさんに追いついたから、ラストに1匹、何とかあと1匹が欲しい。

かなりな確率でブザービーターを物にしてるからここ一番に期待だ。

すると、来るのですよ。

シャクリでガツン
竿が止められ弧を描く。

「おらっ!来たー!」

Mさんにドヤ顔を見せるも、引きが強すぎる。

ギチギチのドラグを出され、ハイギアのリールじゃ巻けない勢い。

これはサメですわ。

格闘の末、何とか魚影が見えるところまで揚げてのラインブレイク。

ラストの一匹に賭ける時間と体力を奪われてそのまま終了。


(沖あがり。)

結果は4匹。

Mさんと同数で何とか面目は保てた。
背中が煤けずに済んだ。


(本日のフグ。)

しかし、4匹はフグで今年最低釣果だぞ。

これでは年間目標も足踏みだ。
今年は楽勝かと思ってたのに、例年どおり年末までハラハラドキドキの展開になるのかな。

久し振りのカットウ釣りはやっぱり楽しい。
間を空けずにリベンジせねばならんな。

次はアカメも欲しいぞ。


・ショウサイフグ : 4
・サバフグ : 4(リリース)
・カワハギ : 2
・シロギス : 1
・カサゴ  : 1(リリース)
船中1〜17
小潮


🐡

【感】石段登って金刀比羅宮をお詣りする (夫婦旅行 1日目・高松)

2023-10-25 06:02:00 | 日記
ここから「お仕事で高松出張」のタイトルが「夫婦旅行」に変わります。

出張の途中でかみさんと合流し、そのまま休暇、延泊して夫婦で四国を旅行しようとの計画です。
コロナが明けて折角の機会なので有効活用させて貰いますよ。

では。


瓦町から琴電に乗って琴電琴平駅へ。

3両編成の単線電車に揺られて田園風景を眺めながらの移動は、穏やかな気持ちにさせてくれる。

旅はいいなー。


(琴電。)

かみさんは新幹線で岡山経由でJR琴平駅に到着する。
琴電琴平駅からちょっと歩いた琴平駅でお出迎え。

琴平駅で待っていると、周りには日本人よりも外国人の方が多い。

地方の至る所で外国人の方々を見るのは観光立国としては良い事かな。

(JR琴平駅。)

予定通りにかみさんと合流。

荷物をコインロッカーに預けて金刀比羅宮へ向かう。


(雰囲気あるね。)

平日だから人通りは疎らだ。

参道を中心に街が出来上がった印象で、昔から金刀比羅宮あっての土地なのだろうな。



(参道口。)

参道から本宮拝殿までは785段の石段を登る。
往復で考えるとそれなりに昇り降りがあるぞ。

午前中で既に1万歩以上歩いて疲労感があるからちょっと不安になる。
頑張らないと。


(射的にそそられた。)

平日だから参道でも閉まっている店が多い。

えっちらおっちら昇って大門が見えてくる。


(大門。ここまでで365段。)

段が緩やかだからここまではすんなり来れた。



(桜馬場と大鳥居。)

大門をくぐると桜馬場と言われる参道。

名前の通り両側に桜の木が植わっている。
春に来たら綺麗だろうな。

参道の両脇でべっ甲飴を売っているおば様方が試食を促しているのをスルーして先へ進む。


(案内図。)

ふと見ると厩舎に白馬がいる。

神馬舎と言われる厩舎に神事で働く白馬、月琴号とルーチェ号が大人しくしている。


(ルーチェ号。お父さんはG1馬のマヤノトップガンですよ。)

ルーチェくんは元は競走馬だったのだね。

第二の職でジョッキーから神様を乗せる神馬になるとは劇的な人(馬)生ね。


(書院。)

書院をかすめて先へ進むと本宮まであと一息。



(旭社)

本宮の前に旭社がある。
こちらの社も立派だな。

ここまでで628段。
あともう少しだ。

旭社を右に折れて回り込むように進むと、最後に長い石段が現れる。

えっちらおっちら上がっていくと階段の先に本宮が見えてくる。
雰囲気あるよ。



(ラストスパート。)

785段を上がりきって本宮拝殿に到着。

心配したほど疲れていないぞ。
まだまだ余裕がありますよ。




(本宮拝殿。)

本宮の脇には展望台があり、辺りを一望できる。

こう見るとそこそこ標高があるのだな。

(気持ち良い。)

お参りを済まして御朱印を貰ったら長居をせずにとっとと降りる。

下りも785段だからね。


(降りてきました。)

途中の資生堂パーラー「神椿」でお土産を買い、お土産屋で最中アイスを食べ、参道口まで戻ったのが15:30。


(琴電琴平線。良い味を出してるよ。)

琴電に乗って瓦町へ戻りますよ。



(本日の宿。)

本日の宿はダイワロイネットホテル高松。

瓦町から徒歩8分。
中央商店街に接する立地で便利だ。

チェックインを済ましたら一息付いて夕飯は近場の居酒屋で済ます。


(本日の歩数計。)

酒が入ったらバタンキュー。
良く歩いた1日でした。

明日は高知へ向かう予定。


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【釣】釣行前記 (2023/10/21 野毛屋)

2023-10-23 05:57:00 | 釣り
今年はショウサイフグの当たり年だった。

ところが、寄りフグの絶好調時に釣りに行けたのは1回きり。
その時は22匹を揚げたものの、胴突き仕掛けは苦手意識があって、釣った感も薄くてイマイチ気持ちの盛り上がりに欠ける。

やはり湾フグはカットウ釣りでガツン!の手応えが欲しいのよ。

前回フグ釣行から1ヶ月が過ぎ、この間に主戦場は大貫から八景に移った。

これからのシーズンはアカメフグが混じり始めるし、八景産のショウサイフグは一番味が良いから食でも楽しみ。

アカメとショウサイの両方が狙えるこの時期が一番ヤル気が出るよ。

今回の釣行はインストラクター仲間のMさんが一緒で、テンカラ釣りを教わったお返しにフグ釣りをお教えしましょうと待ち合わせ。

ガツン!の釣り味と食味をMさんに堪能して貰いたいな。

今季初のフグチリといきたいね。


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【感】お仕事で高松出張 (2日目 後編)

2023-10-20 05:57:00 | 日記
玉藻公園を観てホテルクレメント高松へ戻って一息付きつつ、この後の段取りを整理する。

昼食にはやっぱりうどんを食べたいから、目当ての店を加えて電車の時間と移動経路をシミュレーション。

整理が着いたらチェックアウト。

玉藻公園に隣接する高松築港駅から琴平電鉄(琴電)に乗って2駅、繁華街の瓦町で降りる。
PASMOが使えて楽でした。

荷物を預けたらぶらっと高松中央商店街を歩いてみる。



(綺麗です。)

テレビで見たことがある綺麗なアーケードに、並んでるお店もお洒落。
東京にも負けていない気がするぞ。

幹線道路の広さや街並みと言い、高松は思っていた以上に都会だな。

高松中央商店街から少し外れたところに
高松美術館があり、「20世紀美術の冒険者たち」という特別展示をやっているからこちらを観ることに。
9:30から開館しているのは助かるよ。

栗林公園と迷ったけれど、時間と体力を考えて美術館を選択した。



(高松市美術館。)

商店街から歩くこと2分で到着。

中心地からそう遠くないところに主要スポットが集まっているのが地方の利点だね。


(こちらが特別展。)

入館料は常設展のみで200円、特別展込みだと1,200円。
お値打ちね。


(撮影可。)

特別展示から観ていく。

展示されている絵画や彫刻、オブジェはどれも撮影可。
でも、撮っている人はほぼいなかったな。

人目をはばかって気になったもののみを瞬撮。


(古賀春江「海」。)

(ピカソ「青の時代を超えて」。)

(マティス「ルネ、緑のハーモニー」。)

特別展示と常設展示を観て周って1時間ちょっと。

美術館を出たら早めの昼食を取る。

選んだお店は「さか枝うどん」さん。


(南新町店。)

本店は離れているから商店街にある支店にした。

初日の「味庄」さんと異なり、こちらは讃岐うどんチェーンで良く見かけるスタイル。


(うどん3杯目。)

釜かけの「中」にちくわ天と紅ショウガ天を付ける。

素直にうどんの味を知るにはシンプルなかけが良いだろう。

澄んだ出汁が美味い。
釜揚げのうどんはモチモチね。

特筆すべきはちくわ天。
ちくわが丸ごと1本の天ぷらで、大きさは関東のより1.5倍ほどあって食べ応え十分。

出汁まで完食。

かけはパンチはないけれど、だからこそ食べ飽きない。

地元の人はほぼ毎日、日に複数回うどんを食べることがあると聞く。
確かにこのうどんならイケるよ。

満足してさか枝うどんさんを後にしたら、瓦町から琴電に乗って次の目的地へ移動だ。


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