釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】大人の遠足第2弾で引き釣りを練習する (2024/09/14 鮎友釣り 富山県・小川)

2024-09-30 05:52:00 | 釣り
鮎友釣り遠征。
大人の遠足第2弾の富山遠征は9月13日(金)23:30に車2台で出発。

下道で関越道の三芳スマートICから乗り、上信越道、北陸道で越中境サービスエリアに4:00に到着。


(こんなルート。)

チョイ仮眠して夜が明けたらサービスエリアのコンビニで朝飯を済まして出発。


(日本海の夜明けぜよ。)

富山の神通川は釣れ盛ってるものの型が小さいそうなので、いくつか候補がある川からN会長とSさんが小川を選択。

橋の上から見るとチャラ瀬が多く石色も良いとのこと。
そう言われてもチンプンカンプンなんで、パッと見で判断できるようになりたいよ。


(小川上流側。)

釣具屋でオトリ鮎、コンビニで日券を購入して8:00に入川。

小川は川幅は広くなく流れがあって瀬(流れのある場所)が多い。
トロ場(流れが緩やかな場所)が少ないので初心者には少々難しい。


(下流側。)

時間が早いから釣り人は少なく、4名で場所を選び放題だ。
まずは鉄橋の上流側に立ち込む。

まだ水が冷たく鮎の活性が上がらないだろうからN会長の後ろで見学させて貰う。

ところが購入したオトリが酷い。

見た目はまるでイワシのように黒く、体表はザラザラ、しかも全く泳がない。
これじゃ鮎がオトリを仲間だと認識しないかもよ。

N会長、Sさん、N会長の弟子のKさんが口を揃えて、こりゃダメだ、と言う。

このオトリで1匹目が獲れるかが勝負の分かれ目ですな。


(立ち込むKさん。)

N会長の釣りをじっくりと後ろから観察させて貰うと、まったく無駄がなく流れるような所作。

竿の位置、ラインの入れ方、オトリの操作、すべてが勉強になります。

瀬ではラインを張ってオトリを引いて誘導する「引き釣り」が基本になる。

これまで自分はラインを張らず緩めずで自由にオトリを泳がせる「泳がせ釣り」しか経験していない。

瀬が多いここ小川では引き釣りを覚えないと話にならないから、N会長の見学から始めたのですよ。


(見た目より流れがある。)

N会長の実釣を解説付きで見れるのはとてもありがたいし、疑問点にその場で答えていただけて非常に勉強になる。

友釣りキャリア50年のトーナメンターにマンツーマンで教われるなんて貴重ですよ。

「いればここで来るよ」

と言われるものの反応なし。

オトリが話にならないからN会長でも苦戦する。
ポイントを釣り上がって多少流れの強い瀬の中でやっと1匹目を掛けた。

綺麗な取り込みまで見せていただいて見学を終了。
自分で竿を出すことにする。

ここまで釣り開始から40分。
オトリがダメだと師匠でもこれほど苦労するのだな。


(下流側。)

自分は鉄橋の下流側に下り、淵があるトロ場から始める。

泳がないオトリで瀬を攻めるなんて技量が足らないから無理ですよ。

仕掛けをセッティングして、掴んでも滑りもしない黒いオトリ鮎を淵に誘導する。

ラインを少し上げて刺激すると流れが緩い淵だとこのオトリでもちょっとは泳いでくれる。

この淵に必ず鮎はいるはず。
他を攻められないからそう信じるしかない。

護岸の際、淵の深み、手前の駆け上がりと攻め筋をずらして何往復もして粘る。

すると、手前の駆け上がりを引き気味に探っていると、コン!と手応えと共に目印が下流に流れた。

来た!

淵から外れてチャラ瀬まで流れるとそれなりの重みが掛かる。
竿を立てて自らも下流に下がり体制を整える。

オトリを水面に出すとその下で活発に泳ぐ野鮎が暴れている。

竿で溜めて徐々に引き寄せてから引き抜き。
型が良い野鮎が飛んで来たところをタモでキャッチ。

課題の1匹目を無事に獲れた。
良かったーとホッと一息。

これまで1匹目はほぼキャッチしそこねて取り込みバラシしてたからね。


(9:18に1匹目。)

黄色い追星が出た20cmを超える良型だ。

ダメダメなオトリからこの野鮎に替えることができて攻めるポイントを増やせるぞ。

再度、淵を泳がせて間を置かずに2匹目をゲット。
やはり野鮎に替わると勝負が早いよ。

やがてN会長が上流から、ダメオトリで釣れていないだろうと、わざわざ野鮎を持って来てくれた。

2匹釣れた旨を伝えると、このオトリで良く釣れたなー、成長したなー、とお褒めに預かる。

その後、急に濁りが入って釣りにならず、昼飯休憩。
この濁りはどこかの用水路を開けたためだろう。
暫くすると濁りは取れた。

午後は更に下流で瀬釣りの練習をしたものの3匹止まり。
自分の後を釣ったN会長が2桁釣果を挙げているから歴然とした腕の差だな。

16:30まで楽しんで納竿。


(本日の氷締めしてしまった鮎。)

結果は5匹。

N会長やSさんは30匹を超える釣果。
さすがだ。

まともに瀬釣りをしたのが初めてだから今日は経験を積んだとしておこう。

釣果は少ないけれど学び多き1日だった。
明日からに活かしましょう。


(こちら。)

本日と明日の宿は富山駅近くのホテルリラックスイン富山。

ビジネスホテルでも部屋風呂が独立しているから道具を洗うのに助かる。
洗濯機やマッサージチェアの利用が無料なのも高ポイント。

朝食付きで休日1泊6,500円は安いよ。

(本日の会場。)

大人の遠足恒例の反省会の会場はSさんが予約してくれていた「島ん酎」。

カウンターとテーブル3つの小ぢんまりとしているけれど、満員御礼、活気があるお店だ。

本日の反省会で鮎釣りの話しをしていると、隣のテーブルで飲んでいた鮎の投網漁師の方とマスターも加わって鮎トークに花が咲く。


(刺身盛り。ノドグロがいます。)

楽しい時間を過ごしてホテルに戻ったらバタンキュー。

明日は朝からMさんが合流する。
天気は午後から雨が降る予報だけど釣りはできそうだ。

今日の経験を活かして頑張りますぜ。


🐟

【釣】釣行前記 (2024/09/14〜16 富山)

2024-09-27 05:59:00 | 釣り
JOFI神奈川の9月の役員会後の懇親会の席で鮎釣り談義で盛り上がる中、N会長から、

「9月の連休に富山遠征の予定があってホテルを3名分余分に押さえているけど、どお?行く?」

と聞かれ、Sさんは参加を即答。
自分は持ち帰り、一応かみさんに相談してから参加を表明。

前回遠征メンバーでN会長の兄弟弟子のMさんに連絡すると、14日(土)に用事があり不参加とのことだった。

残念だけどまた来年行きましょう。
と言っていたところ、Mさんから遠征予定の週頭に「やっぱり行きたい」と連絡が入る。

聞けば前日に一人で笹子川に釣行してボウズを食らったとのこと。
その悔しさで友釣りシーズンを終えられず、遅れてでも遠征参加を決めたのですな。
気持ちは分かりますよ。

と、いうことで7月に続き今年2回目の富山遠征の鮎釣り釣行、大人の遠足第2弾に行くことになった。

前回メンバー4名にN会長の弟子で今年インストラクター試験を受ける予定の方も参加。
総勢5名で遠征ですよ。

今回は連日鮎が釣り盛っている神通川にも行く予定。
富山市内を流れる神通川は鮎釣りでは有名だけれど、流水量と流れの強さから初心者には難しいそうだ。

「釣れる川で釣れる時に数を釣らないと上達しない。」

この格言に背中を押され、レベルアップのために3日間の友釣り遠征へ行って参ります。


🐟

【食】ショウサイフグとコモンフグの刺身

2024-09-25 06:01:00 | 釣魚料理
台風前の野毛屋さんへのフグ釣行の釣果はたったの2匹。

新竿のUGスペシャルに魂入れは成ったものの、結果はダメダメだ。

たった2匹じゃ釣魚料理の選択肢などなし。


(これだけよ。)

ショウサイフグとコモンフグの刺身。

コモンがいるから2日寝かせてから捌く。

毎度の刺身だけれど、やっぱりフグは旨い。
貧果だったからこそ有り難みが増して更に旨く感じるよ。

フグの釣果はこれからの巻き返しに期待だ。


🐡

【釣】UGスペシャルに魂は入ったものの (2024/08/28 ショウサイフグ 野毛屋)

2024-09-23 04:58:00 | 釣り
夏休み2日目。

台風10号の影響を受ける前にと、連チャンで野毛屋さんへ。
5:00着で7番目のラッキーセブン。


(毎度。)

釣り座は右舷艫3番目をチョイス。
左右の舳1番が空いていたけれど1日有利だろう艫側を選んだ。


(潮はこんな感じ。)

本日は勇治船長にオーダーメイドで作成いただいた湾フグロッド「UGスペシャル」の初下ろしだ。

ショウサイフグを釣って魂入れを完了しますよ。


(本日は第十忠丸。)

船着き場で写真を撮っていると、「ブログをやられている方ですよね。」と声を掛けられる。

いつも楽しく拝見しています。
とご挨拶を受けると照れくさいけれどアガりますね。

「それが新竿ですか」

直近までブログをお読みいただいているようで、UGスペシャルをご存知だった。

聞けばその方も勇治船長に竿を作っていただいたそうで手に持っていた。

「兄弟竿ですね。お互い頑張りましょう。」
とエールを送りあう。


(出船。)

出船して東進。

南風がそれなりにあって右舷は潮を被るからデッキに退避。

見上げるとエサ目当てのカモメが着いてくるよ。


(釣り開始。)

大貫沖で釣り開始。

潮がチョイ早のポイントからスタートする。

仕掛けはノーマルカットウのみでオモリはナツメの10号。

UGスペシャルで初の実釣だ。
リールのスティーレもオーバーホール後の初使用だから落とし込みも滑らかね。

落とした仕掛けが潮に流されてラインが斜めに出て着底。
ゼロテンで3秒待って誘いを入れる。

ひとシャクりで竿の違いが分かった。

穂先が柔らかいこれまでの竿では早潮でのゼロテンキープが難しかった。
それがUGスペシャルだとビタッと止められ、早潮でも思ったとおりに仕掛けが落ち着く。

シャクりでも180cmのAllegroに比べて20cm短いから操作がしやすくて誘いの軸がブレない。

UGスペシャルはとても使いやすい。
改めて勇治船長に感謝だ。


(竿は素晴らしい。)

あとはしっかりした穂先でアタリが取れるかだな、とシャクり続けるものの反応なし。

穂先が硬い分、誘いの操作がダイレクトになるから前より強いアクションになるだろう。
それを意識して優しくを心掛けて誘い続ける。

でも反応なし。


(空同様怪しい雲行き。)

周りではポツポツと型が出ているのに触りすらない。

右舷で一人また一人と型を見ているのに取り残されている。

使いやすいと思っていても竿を替えた影響が誘いに出ているのか?

「こっちで釣ってないのは2人だけ?」

ついには健船長から指摘を受けちゃう。

そうですよ。
自分とお隣さんがまだ型を見てないです。

ここで仕掛けをチラシカットウへ交換。
周りを見ていてもチラシへの反応が良さそうだ。

すると、すぐに結果が出る。

ゼロテンでチョンと揺れた竿先に反応してサクッと掛ける。

ゴリ巻きからブチ抜いてようやく型を見た。


(10:22に1匹目。)

アベレージサイズのショウサイフグをゲット。
これでUGスペシャルに魂が入りましたよ。

もっと早くチラシを使っていれば良かったなと打ち返すと、すぐさまアタリが出る。

アワセをくれるとガツン!

これは良型だ。
手応えから察するほど苦労せずにすんなりと揚がって来る。

揚げてビックリ30cm超えのサバフグだ。


(コイツです。)

これまでのAllegroだと揚げるのにもっと苦労していたサイズ。
バットパワーもUGスペシャルの方が上と見た。

これならデカアカメだろうが数キロもののトラだろうが楽に揚げられそうだ。

再度勇治船長に感謝だ。

(明るい兆しのはずが。)

ここから捲くるぞと息巻いたのに、次に掛けたサバフグにチラシカットウのハリス2本を噛み切られ使用不能にされる。

チラシの予備を作成しておらず、仕方なくノーマルカットウに戻したら再び沈黙。

何かがズレているのだな。


(場所変えで根周り。)

ここで胴突き仕掛けへの交換アナウンスがあって場所移動。

昨日のアジ釣りのあがり時に健船長に本日乗る旨を伝えたら、胴突きの準備しておいてと言われていたんで枝バリを大量に結んで来ましたよ。

ただ、胴突きでの釣りは苦手なんだよな。

3本枝スでオモリ20号の胴突き仕掛けを落とすとゴツゴツと根の感触。
根掛かりが怖いからすぐに底を切ってゆらゆらと誘い下げる。

誘い下げの途中で聞いてみて反応を探る。

暫し続けても反応がないから底で弛ませ釣りに移行。

着底したらイトフケが出るくらい仕掛けを弛ませて、フリーになったエサを食わせる釣り方だ。
弛ませると当然アタリが取れないからタイム釣りになる。

これでキュウセンとコモンフグをゲット。

船中反応がないからか、ちょっと流してカットウ場所に移動になった。

カットウ場所ではアタっても掛けられないままタイムアップ。


(沖あがり。)

結果は2匹。

竿を替えた影響だろうか、何かがズレていたのだろうな。

UGスペシャルには何ら問題はないのだから自分が竿にアジャスト出来ていないのだろう。

使いこなすために修練あるのみ。
竿に見合う腕にならないとね。


(本日のフグ。)

船着き場に戻っての捌きタイムで寂しい釣果を披露するのは恥ずかしいですな。
常連ヅラできませんな。

兄弟竿の方はツ抜けていたようだし、UGスペシャルに申し訳なかった。

連チャン釣行は集中力に影響したけれど、いつどのような時でも安定した釣果をあげないとね。

次こそは。


・ショウサイフグ : 1
・コモンフグ : 1
・サバフグ  : 3(リリース)
・キュウセン : 1(リリース)
船中0〜13
長潮


🐡

【食】アジの刺身・なめろう・干物・塩辛

2024-09-20 03:54:00 | 釣魚料理
野毛屋さんへの午前アジ釣行の釣果は49匹。
若女将に引き取って貰ったから持ち帰りは36匹だったかな。

釣行当日は良さげな2匹を下ろす。


(合盛りで。)

アジの刺身。
タチウオの炙りと合盛りで。

当日だから身はコリコリ。

脂の乗りは良いけれど熟れるには2日くらい寝かせる必要ありかな。

当日の爽やかさも好きですが。


(定番。)

アジのなめろう。

丼にして食べれるくらいタップリ仕立てた。

毎度安定の旨さ。
オン・ザ・ライスでガッツリといきますよ。


(集合写真。)

初日のアジはコリッとした身のハリと爽やかな旨味を味わえる。

ここから日を追うごとに身に脂が回り、旨味が増して来る。
日ごとの刺身を味わうのも楽しみね。


(2日干し。)

アジの干物。

生で大量消費は難しいから干物に仕込んだ。
10%の塩水に1時間漬けてピチットシートに挟んで冷蔵庫で2日置いた。

市販の冷凍物を超える旨さで自家製にしては上出来だ。

天日に干したかったけれど、この夏場は無理だね。


(3日目の品。)

アジの刺身リターン。

3日寝かせた身は脂が回って柔らかくトロけるような旨さ。
血抜きしているから臭みもなし。
いくらでも食べれそうだ。

初日の爽やかさも好きだけど、この熟成も捨てがたい。

何にしても釣りアジの旨さは抜群よ。


(久し振り。)

アジの塩辛。

3日間熟成させた身を塩麹に漬けて半日置いて完成。

おかずにも酒のアテにも良し。
日本酒が欲しくなるな。


(お茶漬けにも良し。)

これで冷凍保存の干物を残してアジを完食。

今回はアジフライを見送ったけど、それでも数日に渡って様々な料理を楽しめた。

庶民の味方のアジは偉大だよ。


🐟