釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アカメフグ南蛮・スミイカの刺身

2019-11-29 06:03:00 | 釣魚料理
湾フグ釣り5周年の記念釣行は激渋の試練となり、母親と妹夫婦に旨い魚を振る舞おうとの食材の仕入れ結果は、スミイカ1杯、アカメフグ3匹とイマイチ。

それぞれ数が少ないから各1品にしかならんな。

まずはスミイカの刺身。
イカとタコは冷凍しても質が劣化しないから助かるね。
一家に一杯、冷凍庫に常備すると重宝しますよ。


(紅白でおめでたいんじゃない?)

刺身は本来ならばスミイカの隣にショウサイフグが並ぶはずだったのに獲れずに空席。
その穴は買ってきた中トロに埋めて貰いましょ。

スミイカのサクッと甘い身と中トロのトロッとした脂は良い組合せだな。
この2色盛りは上々の評判。
でも、ここにショウサイがいてくれたらなぁ。


(アテに。左エンペラ、右薄皮。)

スミイカのエンペラとアカメの薄皮は湯引きにしてポン酢で箸休めに。

味は勿論、コリコリとプルプルの食感の対比も良いぞ。
普段これらにお目にかかる機会がない妹夫婦は特に箸が進んだ。


(メインのアカメはドーンと。)

メインを張るのはアカメフグ南蛮。

チキン南蛮の上を行くお気に入りの品で、釣果のアカメ全3匹で仕立てた。
大型の38cmがいてくれたんで、量はたっぷりになりましたよ。

我が家では何度も食卓に登場してるが、母親たちに振る舞うのは初めて。
自家製タルタルソースも手伝って絶品に仕上がってますぜ。

食べたら皆、絶賛。
そうでしょう。そうでしょう。

調理したかみさんへ称賛が向けられるが、苦労して仕入れて来た自分への感謝を忘れずにおいてもらいたいね。

釣果の数は不本意だったものの、他の料理と合わせて食卓は形になって安堵した。

アカメフグのポテンシャルはさすがで、まだまだ色んな料理で味わってみたいな。
それには、まず釣らないとね。


🐡

【釣】湾フグ釣り5周年記念に試練を賜る (2019/11/15 アカメフグ 野毛屋)

2019-11-25 06:04:00 | 釣り
平日に休暇を取って挑む記念すべき湾フグ釣り5周年釣行は、久しぶりのT1さんと前回アジ・フグリレーで船釣りデビューしたYさんも一緒。

2日後に我が家に集まる母親たちのためと年間目標の嬉しフグ系110匹釣りの達成に向けて稼がないとね。


(毎度。)

野毛屋さんに5:00着で並びは10番目。
四隅は埋まってるから左舷艫3、4番目をチョイス。
年間目標のために配慮してくれたT1さんが艫側を譲ってくれると言う。
目標まであと28匹なんで、ありがたく甘えましょう。

Yさんは年間目標アジ30匹まであと15匹で、目標達成のために独りアジ船に乗り込む。

前営業日のアジのトップが78匹と好調だったんで余裕ですよ。と話す中、でもたまに突然食わなくなる日もあるのよね。と宿で女将さんと談笑してた事がよもや現実になろうとは・・・


(左と右に別れて健闘を祈る。)

平日でもフグ船はそれなりのお客の乗りで左舷は10名程、余裕の釣り座とはいきませんな。

潮周りが大きいからリニアな誘いのために竿はallegroを選択。
フグでは久しぶりの実戦投入だ。


(潮はこんな感じ。)

出船して八景沖で釣り開始。
晴れ予報なものの多少北風が吹いていて肌寒く、海も少々バチャバチャしてる。

まずは久しぶりのallegroで誘いのペースを掴むため、丁寧に上げと下げを繰り返す。
アタリが出るかな、と竿先に集中し、ガツンが来るかな、と期待しながら誘い続ける。

でも、音沙汰なし。
船中も動きなし。


(昇る朝日。)

流し変えて船長から「型見たよ」のアナウンスが出るも、後が続かない。
しかも型を見るのは右舷側だ。

誘い続けてもアタリがないし、気配もない。
朝のサービスタイムでこの渋さはちょっと嫌な予感がするぞ、と隣のT1さんと顔を見合わせる。

するとT1さんが反応、竿を曲げてゴリ巻きを始める。
また先を越されてしまうのか?とドキッとしたものの、揚がったのはエソ。
それを見てホッとしましたよ。


(コンディションは悪くなさそうなんだけどね。)

そこそこ潮が行くのでオマツらないように仕掛けを頻繁に入れ替え、誘いは基本3秒間隔。
数を揚げるにはショウサイを獲らないといけないから、船下だけでなく周りを探るためにキャストを始める。

やる気のあるヤツを探る寄せの途中のゼロテンで気配が出る。
集中して竿先を見つめ、次の誘いでサクッと来ましたよ!

腕を挙げて追いアワセをくれて巻きに入るとゴンゴン来る手応え、これはアカメだね。


(8:06に1匹目。)

型を見てホッと一息。
25cmくらいの中型だ。

エサを噛られずにアゴの下に掛けてるから、今日はゆっくり誘い下げても3秒以上の待ちが必要なのだろう。

更に数分後、今度は船下でサクッとエサを噛られる前に2匹目を揚げる。
型も同じくらいで、この2匹では食が心許ないから、数か型が欲しいところ。

ところが、その後は音沙汰なし。

ガラを掛けては期待してスカされるの繰り返しだ。
2枚貝の殻だと掛かり所によっては良い感じに震えて魚の活性と見誤るんだよね。

気配なくエサも食われずだと睡魔との戦いが大変だ。
流し替えの移動中に抗えずに居眠りして夢まで見ちゃう。


(どうしても風景写真が多くなるな。)

そんなこんなで2時間半後。

無反応が続いていたところに、この日何百回目か分からんほど繰り返した誘い後のゼロテンの竿先に微妙な気配が出る。

来たか?と、どこかに出掛けてた集中力を呼び戻して竿先を凝視、反応を待つ。

数秒後、チョンと沈んだ竿先に瞬時に反応、アワセをくれた瞬間、手元にガツン!と来た!
腕を掲げての追いアワセでビクともせずに竿が止まり、根掛かりか?と思ったらユラッと動く気配がする。
こりゃ間違いなく大アカメだぞ。

竿が大きく曲がってリールがギリギリ唸る。
ゴンゴン引きの手応えから大物を確信、隣のT1さんにタモ入れをお願いする。


(来ましたよ、デカメ。)

浮いてきたのは文句なしのデカアカメ。
ここまでデカイのは勿論今季初だし、久しぶりだよ。

根掛かりかと見誤るガツンは、5年前の湾フグ初釣りの最後に揚げたデカアカメを思い出させる。
サイズも同じくらいだろう。


(38cmでした。)

この大型一匹で食は約束された。
母親たちにたっぷりと振る舞うことが出来るぞ。

その後は刺身用にショウサイの追釣を狙ってピッチを変えて誘うものの、ショウサイどころかアカメの追加すらなし。

T1さんは中型アカメの型を見て、50cmほどのマゴチも獲れたからお土産は確保出来た。

アジ船のYさんからは、開始2時間船中型を見ず、7匹で終えたとのLINEが入った。
トップでも13匹だそうだから、フグ・アジ共に激渋に当たってしまったと言うことか。

ここ一番で渋を引き当てる運の強さは健在だ。
やっぱ持ってるな。
トホホ。(;´д`)


(結果はこんだけ。)

ラストが大型アカメで終えたのは5年前と同じだけど結果3匹とは、更なる精進に励みなさい、との釣りの女神さまのご意向でしょうか。

カウンターが3匹しか減らず、目標達成まであと25匹。
こりゃアラートが点滅しましたよ。
あと3回は釣行が必要か?

・アカメフグ : 3
・トラギス : 1(リリース)
船中0~6
中潮


🐡

【釣】湾フグ5周年記念 釣行前記 (2019/11/15 野毛屋)

2019-11-21 06:03:00 | 釣り
今からちょうど5年前の2014年11月15日。
束も出るほどの寄りフグの好釣果に釣られて、T1さん、T2さんと3人で野毛屋さんのフグ船に乗ったのが湾フグの初釣行だった。

例によって渋い日を引き当てて束なんてどこへやら、結果はおチビショウサイ4匹、アカメ3匹だったものの、揚げたアカメがいずれも良型のデカアカメだった。

しかも揚げるごとに段階的に型が良くなり、沖あがり間際に根掛かりと間違えた今日イチの大アカメで終えるという痺れる展開。


(その時の1匹目と2匹目。)

手感度のアタリもなくゼロ地点からガツン!でいきなり迎えるクライマックス。

根掛かりか?と思うほどの重みからのゴンゴン引き。

繊細でテクニカルな奥深さと強烈な引きというこの釣りの愉しさ、更に熟成の末にアカメフグのしゃぶしゃぶを味わってしまったら、もう虜になってしまった。

この時に大アカメが獲れておらず、寄りサイズのおチビショウサイだけの釣果だったら、ここまで湾フグ釣りにハマらなかったかもしれない。

この時は、船中でアカメが揚がっていたものの他の方は中型で、デカアカメを3つも揃えたのは自分だけ。
捌き待ちの時に周りの方から「デカイですねー」と言われてホクホクだったね。

きっと釣りの女神さまが湾フグ釣りにハメてやろうとの思し召しで釣らせたのではなかろうか。
アカメフグとの鮮烈な出会いが今を決めたのですよ。

それ以来、毎月野毛屋さんへ通うこと5年。
常連と言えるほどになったものの、湾フグ釣りの腕はまだまだ修行半ばだ。

記念すべき湾フグ釣り5周年記念釣行でキャリアに胸を張れる釣果を揚げたいな。

今年の目標達成まであと28匹。


🐡

【感】五色沼を散策してのんびり帰る (家族旅行・会津若松 3日目 最終回)

2019-11-18 06:02:00 | 日記
旅行から既に2ヶ月経過した隙間ネタもようやくの最終回。
では。

法事を絡めた家族旅行も最終日の3日目。
前日夜半から雨が降って来たものの、早朝に朝風呂を浴びる時には止んでいた。
良し、良し。

朝食後のチェックアウトまでの時間で歩いて行ける五色沼の散策に家族揃って出る。


(この左手の経路から。)

五色沼。
裏磐梯観光協会のホームページによると、正確には「五色沼湖沼群」と言い、毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼などの数多くの湖沼の総称だそうだ。

2016年にミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定されていて、沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルーと色が違う不思議な場所で「神秘の湖沼」と言われる。とのこと。


(五色沼の自然探勝路。)

全ての沼の散策をコンプリートするには2時間以上掛かるから、途中の弁天沼で引き返すことにした。

昨晩の雨でも路面は湿気を含む程度で問題なく歩けるし、反って木々が生い茂る自然路の朝の空気を清々しくさせてくれてる。
気持ちいいね。

各沼の色合いにはそれぞれ特色があって、これが自然の仕業とは神秘だね。


(柳沼。)


(母沼。)


(青沼。)


(るり沼。)


(弁天沼。)

エメラルドブルーの青沼などは強酸性の水質で魚は棲めないそうだ。
「綺麗な水には魚棲まず」と言うけれど、魚にとってはどんより濁り水の方が楽園で、この綺麗なエメラルドブルーは死の世界。

それを見て美しいと思う、人は勝手なもんだ。


(霧に咽び何も見えん。)

ホテルに戻ってお土産を買って、チェックアウト。

会津若松に戻る途中の山道は濃霧で視界が悪く、レヴォーグに乗って初めてフロントとリアのフォグランプを点けましたよ。

途中の猪苗代湖を望める展望台に寄ってみたものの、何にも見えず残念。


(本来ならこんな感じに見えるはず。)

会津若松に戻ったら、農協の直売所「ファーマーズマーケットまんまーじゃ」に寄って野菜を買って帰る。

枝豆、トマト、アスパラ、じゃがいも、など、買った全ての野菜がこちらとは段違いに旨い。
鮮度の差だけじゃなく、土壌の差、寒暖差など色々な条件が違うのだろうけど、普段からこれらを味わえるなんて羨まし限りですな。


(那須塩原。)

帰路はのんびりと下道を那須塩原まで走り、そこから高速に乗ることにした。

途中、田んぼアートの看板に目が止まり見物する。




(田んぼアート。お見事。)

地上から眺めると何が何だか分からん構図が、併設された展望台に上がって初めてアートとして認知出来る。
おおっ!と皆でテンションが上がりましたよ。

那須塩原からは途中でチョイと渋滞があったものの、3時間程で帰宅。

久しぶりの会津は良かったな。


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【釣】シャクれ!さればギリ与えられん (2019/11/02 午後スミイカ 野毛屋)

2019-11-15 07:18:00 | 釣り
仕入れ目的の野毛屋さんへの午後スミイカ釣行。
渋滞を懸念して家を早めに出たら野毛屋さんに10:45に着いちゃって午後船1番目だ。

午前からのリレーで右舷大艫しか札を取られてないから左舷舳1番をゲットしましたよ。


(毎度。)

余裕の独占市場かな、と思ってたけど、その後お客が増えて左舷は8名になった。

やっぱ独占とはいきませんな。


(潮はこんな感じ。)

舳に納まり準備を開始。
実釣時間は潮止まりからの上げ潮なんで釣り座的には有利なはず。

前回忘れちゃった中オモリをちゃんと持ってきたし、エギは信頼と実績のオレンジ3号を先発させる。

エギ釣りは準備らしい準備もなくセッティングが終わっちゃうな。


(セッティング完了。)

出船して八景沖で釣り開始。

潮止まりなんで、まずはペースを掴むためのシャクリに集中。
シャクリ幅はショウサイフグ釣りの3倍を心掛ける。


(いざ出船。)

潮がないから、暫く八景沖を流すも船中音沙汰なし。
まあ、これは想定内。

タナを外さぬように頻繁に底取りしつつ7~10秒間隔でシャクる。


(第一忠丸発見。)

何事もないまま時は流れ、中の瀬へ移動。
そろそろ潮が効いてくる時間のはずだけど相変わらず緩いまま、船中も沈黙のままだ。
それでもシャクる。
ひたすらシャクる。

今日は厳しいのか?
と思った矢先に右舷で何やら慌ただしい動きがある。

俊船長から中乗りのSトシくんに指示が飛んでるし、どうやら右舷でスミイカが揚がって、スミ爆弾が炸裂したようだ。


(中の瀬で。)

本日初めて本命スミイカの存在を感じるぞ。
来るなら今か。
来い、来い。

シャクリの後は竿先を凝視し、どんな違和感も見逃さないぞと集中。
もう前のめりですよ。

来て、来てちょーだい!
と祈るように念じつつシャクリ続け、力が入りそうなところを意識して優しく自然な操作を心掛ける。
湾フグと同じく体現するは「無想の誘い」だ。

すると、シャクリでサクッと来ましたよ!
オリャと、大きく腕を挙げて追いアワセをくれて巻きに入ると竿にしっかり重みを感じる。
乗せた!

活性がないから魚じゃなく軟体系のはず。
良し、良し、来ましたね。


(14:06にゲット!)

水面に見えたのは中型の本命スミイカ。
慎重に取り込んでバケツに横たえてホッと一息。

今日は一杯獲れるかどうかのコンディションだから、型を見れて良かったー。と感慨にふける。


(沈む夕陽を見ながら沖あがり。)

その後、16:30まで俊船長が残業してくれたものの何も起こらず、沖あがり。
結果は1杯。
船中でも3杯しか揚がらない厳しい状況だった。

宿に戻ってユキちゃんに聞いたら、1日船のアオリイカは船中6杯とのこと。

午前アジとフグ船は好調だっただけに、半日で3杯ペースとはイカたちは何が気に入らなかったのでしょうか?

「海に潜ってイカの気持ちにならないと分かりませんね」

とはユキちゃんの弁。
確かにね。


(捌いたら冷蔵庫へ。)

渋々で最低釣果なものの、お土産が確保出来て良かった。

次こそは、とリベンジを考えたけど、野毛屋さんのスミイカは11月5日(火)で終了になった。

シャクっての数釣りはテンヤスミイカでだな。

・スミイカ 1
船中0~1
中潮


🐡