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【釣】シーズンラスト友釣りで今季イチを揚げる (2024/09/16 富山・笹川、小川)

2024-10-07 05:54:00 | 釣り
大人の遠足第2弾の最終日。

昨日の雨は上がったものの、一時はゲリラ豪雨並みだったので川への影響が心配だ。

リラックスイン富山の前日と同じ朝食を食べながら本日の予定を相談する。

N会長は急な仕事が入り、釣りをせずに帰ることになったとのこと。
同乗して来たKさんも一緒にお帰りになる。
なので、最終日はSさん、Mさんと3人だ。

川の状況は実際に見てみないと分からないから、オトリを預けたフィッシング吉井に寄りがてら偵察することにした。

チェックアウトして移動の道すがら神通川や井田川を眺めると笹濁りしている。
それでも既に釣り師が立ち込んでますよ。

状況を見て神通川水系は諦め、車で1時間ほど移動して小川や笹川に望みをかけることにした。


(笹川へ。)

帰る予定のN会長も川の状況確認に付き合っていただけるとのこと。

初日に釣りをした小川の下流は薄濁りが入っていたんで、濁りなしの笹川に決める。


(晴天ね。)

7月に入った場所には既に釣り師が入っていたんで、N会長おすすめの河口に近いポイントにする。

下流は川幅が狭く長竿を持て余しちゃいそうだ。


(国道8号の下から入川。)

2mほどある石垣の護岸を降りて上から荷物をリレーで下ろして入川。

ここの川幅は5mくらい。
8.5mの竿だと窮屈だな。

流れがそこそこあってハミ跡が見える石があちこちにある。

気配あるよ。

(独占状態。)

釣り人はおらず独占状態。

入川場所近くにMさん、その下流にSさん、上流に自分が入る。

準備してオトリを付けて泳がせると川を横切る途中でいきなり目印が飛んだ。

いきなりの展開に驚いたけれど、経験を積んで成長しましたよ。

竿を立てて川を下りつつ体制を整えて溜める。
オトリを浮かせると型が良さそうだ。

引き抜いて1匹目をキャッチ。


(笹川1匹目。)

20cmくらいの良型だ。

開始1投目で型を見てホッとする。

オトリを入れ替えてその場から川下に泳がせて葦際を狙う。
川幅が狭いから両際と真ん中を流せばほぼカバーできるのではあるまいか。

オトリが際の流れに乗ったところで再び目印が下流へ飛んだ。

竿を立てるとこれまでにない重みだ。
良型のオトリにそれ以上のサイズの天然鮎が掛かったようだぞ。

立てた竿が倒されそうになるところを自分が下ることで耐え、何とか体制を維持する。

腰を落として竿で溜めて少しずつ寄せて来る。
オトリだけ浮かせるなど出来ないから一気に引き抜いた。

勢い良く飛んで来た魚影がデカい。
タモで無事にキャッチ。


(過去イチをゲット。)

体高があって菱形に見える23cmの大型だ。
短い鮎釣り歴で最大サイズの新記録。
嬉しい1尾。

このサイズが獲れただけで今日は満足だ。

ポンポンと連チャンで揚げたからこの後も入れ掛かりかと思いきや、さにあらず。

この新記録をオトリに上飛ばしで釣り上がっていくも反応なし。
体力があるだろうから瀬の中を引き回してみても音沙汰なし。

良型がいるということは個体数は少ないのだろう。
昨日の神通川とは逆だな。

それともオトリの型が良過ぎてちょっかいを出す鮎がいないのか?

過去イチを引いて上流の瀬まで2往復したらさすがに疲れたようで泳ぎがヘタって来た。

休ませるためにオトリを交換して瀬に入れるとスコーンと掛かった。

やっぱり大型のオトリにビビっていたのかな。


(ここを釣り上がった。)

昼まで粘って釣果は3匹。

型は良い分数は揚がらないか、と思いきや河口で釣っていたSさんはパラダイスを見つけたようで、入れ掛かりもありの20匹近い釣果とのこと。

産卵が近い鮎は川を下って来るから川下の方が狙い目だったか。
まあ、腕の差でしょうがね。

笹川はこれ以降数が見込めなさそうなので移動を決意。

行き先はN会長が帰り際に様子を見に行って連絡をくれた小川の上流。
濁りもなく釣り師もいないそうだ。


(小移動。)

途中コンビニで日券と昼飯を購入して腹拵えを済ませ、苦労して探した入川ポイントから川へ入る。

橋から見渡した範囲に釣り師はいないから我らが独占。
さすがN会長、穴場を良くご存知だ。

水は澄んでいて濁りなし。
水深は浅いものの良さそうな石が多く、あちらこちらにハミ跡が見える。

これは良さそうですよ。


(いいねー。)

セッティングしてオトリを瀬肩に向けて送り出す。

晴れた空に周りに釣り師は我々だけ。
川に立ち込み泳ぐオトリの動きに時間を忘れて集中する。

遠征の最後をこんな環境で締めることが出来てありがたい。
富山に来た甲斐があったな。

などと思っていると目印が瀬肩から瀬に落ちていく。

来た。

経験値を積んだんでもう慌てませんよ。
落ち着いて引き抜き、タモでキャッチ。


(小川の1匹目。)

艶々で追星がくっきりと出た綺麗な鮎だ。
魚体から爽やかな香りが立ち昇るよ。

オトリを付け替えて泳がせで釣り上がる。

泳ぐに任せてポツポツと追釣するものの掛けるまで時間が掛かる。

始めのポイントに戻り、2往復目は石を見てハミ跡がある近辺を重点的に攻めてみる。


(川相良し。)

睨んだ石の周りでオトリが泳ぎ回るのは鮎がいる証拠。
その場で粘ってスパーン!と掛かると気持ちいい。

狙った所で掛かると釣った感がより高まるね。

この調子で釣り上がり、スパーン!と掛かったら上流側にラインが走った。

掛かった野鮎がアタックの勢いそのまま上流に泳いだのだろう。
ところが、竿を立てたところで石の前に泳がれて擦れて無念のハリス切れでバラし。

オトリ諸とも川に帰って行った。
これを親子どんぶりと言うそうですよ。

あがり時間の16時が迫っていたから仕掛けを付け替えずにそのまま納竿にした。


(本日の鮎。)

結果は笹川で3匹、小川で5匹の計8匹。

最後の親子どんぶりがなければツ抜けていただろうか。


(楽しめた。)

今シーズン最後の鮎釣りになるだろうこの3日間はとても良い経験になった。

本格的に友釣りを始めた1年生鮎釣り師にしてはこの4ヶ月間は濃密な修行を積めたと思う。

今シーズンに釣った鮎は合計89匹。

年間目標を5匹に設定していたんで桁違いの実績になった。

すっかり友釣りにハマってしまいましたよ。
来年の解禁日を楽しみに待ちましょう。


🐟


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