釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】凹む結果に遥か彼方が霞んでる (2019/06/21 ショウサイフグ 野毛屋)

2019-06-28 06:08:21 | 釣り
課題を持って修行と目した野毛屋さんへの平日釣行。

5:00着で駐車カードは5番目。
先行の全員がフグ船だったものの、グループで舳を押さえた方々がいたので右舷大艫をゲット。
普段は金曜日でもそれなりにお客がいるのに今日は少ないようだ。


(大艫ゲット。)

宿隣りの駐車場に停めた後にお話した旦那さんの一言目が、八方塞がりですよ、とのこと。
フグ、マダイとも釣果が上がらず、どうにもならんそうだ。

結局この日はマダイ、午前アジともお客が来ず、出船はフグのみ。
それも総勢12名だから余裕の釣り座だ。
マダイの出船がないからユキちゃんも乗るよ。


(2船がお休み。)

今回はより優しく繊細な釣りをしようと竿は、穂先が柔らかいリアランサーではなく、操作性を重視してAllegroを持ち込んだ。

仕掛けは胴突きは付けずにカットウオンリー。
純粋なカットウ釣りで従来以上の精度で誘って寄せてアタリを出す、これが本日の課題。



(潮はこんな感じ。)

出船して東京湾を横断、大貫沖へ。
アンカーリングして釣り開始。

優しく自然に、を意識して集中して誘う。
潮は左舷後方に流れてる。
朝のサービスタイムを期待していつ来るか、いつ来るか、と誘い続ける。

左舷大艫の常連さんやスーパー舳のユキちゃんは早速揚げる。
流石ですな。


(大貫沖到着。)

今回は船下に反応がなければ多角的にキャストしてショウサイを探しにかかる。

ステイの時間を長めに取って寄せて来ると、途中で竿先に反応が出る。
いたか?とその場で止めて集中して待つ。

すると竿先がチョンと沈んでアワセ一発、サクッと掛けた。
掛けたと同時に小気味良く走り出す。

ゴリ巻きして抜き揚げたのは良型のショウサイ。
納得のファーストヒットだな。


(8:50に1匹目。)

早い時間に型を見て、今日はイケるのか?と期待をしたものの、後が続かない。

キャストを繰り返し探索するも音沙汰なし。
厳しいね、どうも。

2匹目は2時間後。


(やっとだよ。)

2匹目も型が良いから食の面ではありがたい。

もう少しペースが上がってくれると良いのだけど、ショウサイはやる気がないのだろうか。
出るアタリはとても小さい。


(観音前に移動。)

大貫観音前に移動すると手が合うのか、直ぐにアタリが出る。

掛けると勢い良く走り、浮かせると水面ジャンプを見せる。
シーバスかよ、とツッコミたくなる活発な動きで抜群の引き味を楽しませてくれたのが3匹目。

その後は小さいアタリを取るとメゴチのオンパレード。
立て続けに5匹を揚げる。
何にしても魚のアタリがあるのは楽しいよ。


(メゴチ。全部リリースしたけどね。)

メゴチは竿先が小さく細かく震えるようなアタリ。
今日のショウサイもアタリは小さいけど、竿先がチョンと沈むアタリだから区別が付く。

明らかにショウサイのアタリが出ると、集中して待ち構え、次のアタリで掛けた。

これも突っ走る良型の引き。

ブルブル来る手応えを感じつつ水面に浮かせて抜き揚げようとしたところでフッとテンションが抜けた。
えっ!と覗き込むと水面から去っていくショウサイの背中が見えた。

仕掛けを確認するとカットウのハリス切れ。
水面で口にハリスが入って噛み切られたか?


(めげますよ。)

カットウを付け替えて打ち返すと、時間を置かずにアタリが出る。
手が合うとこんな感じなんだよね。

3度目のアタリで掛けて浮かせ、抜き揚げようとしたらまたもやハリスを噛み切られた。
マジか!?

目の前の水面で暫く呆けていたのは間違いなくショウサイだ。
正気を取り戻すとカットウバリを身に着けたまま潜って行った。

サバフグならまだしも、ショウサイで連続のハリス切れは凹むわ。

これで在庫のカットウがなくなり、仕掛けを作成している内に場所移動。
手が合っていただけにこのチャンスタイムを逃したのは痛かった。


(異動後は何の盛り上がりもなく。)

結局、その後の追釣なく結果は3匹。
大艫に入ってこの釣果はダメダメですな。

救いは3匹とも型が良く、白子率が100%だったことぐらいかな。


(沖あがり。)

トップは左舷大艫の常連さん。
スーパー舳のユキちゃんを上回る釣果だから、ここにも異次元の住人がおられましたね。

なかなか結果が出ないけど、めげずに修行に励むぞ。
ハーっとため息は出ちゃうけどね。
( ´Д`)=3

・ショウサイフグ : 3
・メゴチ : 5 (リリース)
船中0~11
大潮


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【釣】釣行前記 (2019/06/21 野毛屋)

2019-06-25 06:01:50 | 釣り
白子シーズンも後半戦に差し掛かるこのところ、ショウサイフグの調子が上向かず野毛屋さんの釣果結果も振るわない日が多い。
休み前の釣果がトップ4匹とは厳しいぞ。

マダイもしかりで、好調なのは脂ノリノリのアジだけかもね。


(どっちに乗ろうかな?)

前回釣行で、異次元を目指して精進するぞ、と心に誓ったものの目先の釣果は欲しいところ。

アジとのリレーにするか考えたけど、潮周りで午後はマダイになる。
渋い最中に午後だけではテンヤマダイのリベンジどころか負け戦が濃厚だ。
先般4.6kgを揚げたんでリベンジのプライオリティが下がっちゃったし、リレーは見送り。

ということで、6月21日(金)の平日釣行は渋かろうが修行のためにショウサイフグ船に乗ることを決めた。

たとえ負けるとしても戦わねばならぬ時があるのだ!

さて結果は?


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【食】ショウサイフグのフグ丼・フグ飯・焼きフグ・白子ポン酢・白子焼き

2019-06-21 05:05:01 | 釣魚料理
6月8日(土)の野毛屋さんへのショウサイフグ釣行は実力の足らなさを自覚した6匹。
今季はまだツ抜けてませんよ。

しかしながら、待望の白子は5腹分で8割超えの好成績だ。


(ピュアホワイトでツヤツヤですな。)

まずは白子。

小ネギたっぷりの爽やかな辛味とポン酢の酸味、シーズン真っ只中のコク増し増しの白子がトロッと全体を包みこむ。
堪らんね。

でも、プリン体も増し増しだからちょっとビビりながらいただく。

尿酸値恐ろしや。


(ショウサイバージョン。)

釣果を当てにして夕飯の材料を揃えてない、と言ったかみさんと相談してメインは丼にする。

究極のフグ丼ショウサイフグバージョンだ。
ちゃんと中骨で出汁取りして仕立てたよ。

アカメで何度かいただいてるけど、ショウサイもイケますな。
鶏肉の親子丼よりも上品で満足度が高い。

しかし、ボウズで帰ってきたらかみさんはどうするつもりだったのかね。


(白子焼き。)

翌日も怯えながらも白子をいく。

塩・胡椒に醤油をチョロッと垂らした白子焼き。
熱々のコクと香ばしさが堪らんね。


(白子ポン酢に薄皮湯引き。)

ノーマルの白子ポン酢も用意してさっぱりのコクも楽しむ。

やっぱ旨い。


(お初。)

ショウサイで初のメニューが焼きフグ。

醤油と味醂のタレに浸けたブツ切りのショウサイをグリルで焼く。

香ばしく焼けたホクホクの身が良し。
焼きは色々な味のバリエーションが出来そうだから、今後も別バージョンを試そう。


(久しぶり。)

メインはフグ飯。

具材はシンプルにニンジン、シメジ、油揚げ。それらをショウサイの中骨で取った出汁で炊き込んで、蒸らしの段階で切り身を投入。

久しぶりだけどさすがの旨さ。
おこげの部分が堪らないね。


(集合写真。)

茶系色に傾いた食卓になったものの、今回のフグ三昧は、フグを食ったー、という満足度が高い。
フグ飯の貢献度が大きいかな。


(炙り刺。)

残ったラストの1匹は炙り刺にした。
ちょい厚めに下ろした半生のプリッと感がいい。

今年は嬉しフグ系で累計32匹の釣果。
あと78匹釣る目標なんで、料理のレパートリーをもっと増やさないとね。



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【釣】無限の彼方へさあ行くぞ!と思ったものの (2019/06/08 ショウサイフグ 野毛屋)

2019-06-18 06:05:16 | 釣り
会社仲間のデビュー戦を見送って単独釣行に切り替えた6月8日(土)。
目覚まし1時間前に目が覚めて、いつもより早い4:20に野毛屋さんに到着。

早い番手だからどの席にしようかなー、なんて考えていたのに駐車カードは13番目。
いつもと変わらんじゃないの。


(毎度。)

潮周りで勇治船長もフグ船で2艘出しになるところ、健船の左舷艫4番目をチョイス。
今日は実釣中はずっと下げ潮なんで艫側有利でしょう。

結局、2艘出しで余裕があるんで釣り座を調整したらド胴の間になっちゃいましたがね。


(潮はこんな感じ。)

出船前に宿前で旦那さんとお話して、そろそろ頭を取っても良い頃だよね、と言われる。
確かに今年はまだシールをいただけてないんですよ。

「自分でフグを散らしちゃってるのに、釣れないのを釣り座のせいにする人がいるんですよ。」

「釣れる誘いが出来てないだけなんだけどね。頭を取る常連さんはどの席でも関係なく数を揚げますよ。」

と、旦那さん。
頑張れ、というエールですかね。

確かに、健船長やユキちゃんの誘いを見てると次元が違うのが分かる。
極めればあそこまで行けるものなのか。

旦那さんの後に異次元のヒントを貰おうとユキちゃんを捕まえて釣り方を質問する。
いろいろ聞いたけどキーワードは「自然に」だったな。


(どんよりの天気。)

船上でタックルボックスを確認したら新品のカットウ仕掛けのストックがなく、慌ててその場で自作する始末。
事前準備を怠ってる、その姿勢からしていかんですな。

出船して東京湾を横断。
予報から波があるかも、と思ったけど下げ潮だからか全く問題なし。
ほぼ凪というコンディションで、これならデビュー戦を見送らなくても良かったかもね。


(富津沖から。)

第一海堡を横目に富津岬も通り過ぎて、富津沖からスタート。

今回は胴付き仕掛けは付けずにカットウオンリーで挑む。
異次元を目指していつもに増して優しく、自然にを心掛けて、どうでしょうか?とショウサイに問い掛けるように誘う。

直ぐに答えが出てくれれば良いものの、反応なし。
チョコチョコとおちょくるアタリはキスとかのゲストでしょう。

船中で型を見たものの富津沖は30分ほどで切り上げて移動する。


(大貫沖に。)

富津岬を回り込んで大貫沖で再開。

すると艫側隣の女性にヒット。
ひょっとしたら湾フグは初かもしれないけど早々のゲットだ。
舳先の常連さんも揚げて両端の方は活気付くのに胴の間は沈黙。

優しく自然に、がテーマのためキャストせずに船下で丁寧に誘い続けているものの、音沙汰なし。

優しくしてるのに、何が気に入らない?
まだ動きが不自然なのか?

段々と疑心暗鬼になってソワソワし始め、隣の女性が追釣するのを見てしまったら、もう辛抱堪らん。
直ぐさま巻き上げてキャストに切り替えましたよ。

すると、寄せてくる途中でアタリが出、アワセ一発、サクッと掛けた。
小気味良く走る引きに負けじとゴリ巻きして抜き揚げたのは良型のショウサイ。

「写真撮るよ。」

と船長から撮影を受ける最中、ピュッピュと撒き散らされてあちこち白子まみれに。


(出ちゃってます。)

良型の満タン白子が確定して嬉しいけど、こっちは浴びたくないし、ショウサイにしたらこんなところで出したくはなかったろう。

そう考えるとちょっと不憫だな、と思いつつもすかさず血抜きする。
美味しくいただくからね。


(9:10でした。)

やっと型を見て白子も確定したんでリラックスして臨む。
キャストして船下まで誘い続けて、ポツポツと時速2匹のペースで揚げる。

途中、左舷大艫の方の道具で健船長が釣りを始める。
最終的に頭だった大艫の常連の方は、この時点でオデコだったそうで、健船長がどれどれ、と様子見のために竿を取ったのかもしれない。

健船長を横目で見てると、振り込んで直ぐに型を出し、立て続けにショウサイを抜き揚げる。

流れるようにゆったりしたその誘いたるや、やはり異次元。
モノが違いますな。


(第2忠丸。)

釣れ続いてるからか朝の移動以降は同じ場所。
勇治船長の第2忠丸も近くに来て、そのスーパー舳ではユキちゃんが竿を出してるのが見える。
遠目にも異次元の誘いでコンスタントに揚げてるのが分かる。

こちらはポツと獲れるもののペースに乗れない。
優しいつもりでもショウサイにとってはまだまた不自然なんだろう。


(5匹目が10:50。)

11時前にツ抜け折り返しの5匹目を揚げる。
ペースは悪くないけど、ポツと回って来たのを揚げてる感じで、寄せて獲ってる気がしない。
さっき見た健船長の誘いには程遠いな。

色々考えちゃうけど、今朝ユキちゃんに聞いたアドバイスには「考え過ぎない」ってのもあったから無心になって誘う。

ところが、このあとは追釣叶わず捌きタイムを迎える。
船中数が多いから13:30からの捌きだ。


(白子は約束されてるからね。)

午後になってペースが落ちたものの艫側の方々はポツポツと揚げてるし、何とかこちらも追加が欲しいところ。

前回も5匹だったし目標の半分しか獲れてないよ、と誘い続ける最中、捌かれて戻ってきた袋には大振りの白子が複数見えた。
良型が多いし、これで食は約束されたぞ。


(泣きの1匹を揚げる。)

あとは追加を獲れるかどうかだ。

優しく自然に、は何処へやら、とにかく居るヤツを獲りに行くために早いピッチで探る。

すると、ゼロテンに気配あり。
集中して竿先を見つめて、チョンと出たアタリで掛けた。
これがラストの1匹。


(第2忠丸は残業のようだ。)

結果は6匹。
いろいろと考えるところがあったものの、結果には繋がらず。

もっとショウサイフグたちの気持ちを考え、奉仕の心で給仕してアカエビを食べていただかねばなりませんね。
もっともっとフグ様たちに寄り添わねばならないのですね。

異次元なんて遥か彼方だな。

・ショウサイフグ : 6
船中2~27
中潮



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【釣】釣行前記 (2019/06/08 野毛屋)

2019-06-14 06:01:41 | 釣り
会社仲間の船釣りデビュー戦のプロデュースを見送った6月8日(土)。

数日前は雨、風、波があるバッドコンディションだったところが、時を追うごとにピークが前倒しになり、前日夜の時点では釣行に支障がないところまで回復する予報になった。

ならば単独釣行に行っちゃいますか。


(毎度。)

前回チビた白子だったんで食い足りてないし、釣果的にも釣り足りてないから今度こそショウサイフグに癒してもらおう。

そろそろ満足の釣果が揚がっても良いんじゃないでしょうかね。


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