釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アマダイ・アラ・アカボラの刺身、ムシガレイの唐揚げ

2017-03-30 06:18:00 | 釣魚料理
3月19日のアマダイ釣行は、渋~い結果で本命は揚げたものの、おチビ。
高級魚アラも揚げたものの、こいつもおチビ。
唯一アカボラだけが良型だったな。


(俎の上に整列できちゃうほど。)

元々は次男の卒業祝いと、親父の命日に集まる母親たちに豪華な魚を振る舞おうと思ってたのに、アカメフグにはそっぽを向かれ、アマダイとアラは型が良ければ様になったのに、いずれもおチビではメインは張れない。

仕方ないので、かみさんに別のメイン料理をお願いしましたよ。面目ない。
(ー_ー;)


(平たい魚の唐揚げ。)

なので、ガンゾウビラメとムシガレイの4匹は釣行当日に家族でいただいちゃう。唐揚げにして1人1匹分。
低温でじっくり揚げた後に高温で2度揚げして身はふっくら、中骨以外はサクサクと頭まで行けちゃう。旨し。


(半分ほど箸が進んだところで慌てて撮った、左からアマダイ、アラ、アカボラ。)

おチビらは翌日に母親たちに振る舞うため、刺身に下ろして3種盛りに。

アマダイは上品な旨味がさすがですな。身は少々柔らかいけど。
アラは1日寝かせたものの身は固く、片鱗が伺える旨味はあるものの高級魚の真価を発揮するにはもう2、3日寝かせる必要があっただろう。
一番バランスが良かったのはアカボラ。高級魚らに負けてなかったな。お見逸れしました。


(味わい尽くすよ。)

更に翌日はアマダイとアラのアラで潮汁を仕立てる。
両者とも良い出汁が取れると評判だから、約束された一品。特にオマケで投入したカマ部にちょびっと付いた身をせせって食べたアラは、キラリと光るものがあったな。おチビでもさすがの高級魚だ。

いずれの釣魚料理も試食程度の味わいで終っちゃって、堪能というレベルには至らず、食でも完全に不完全燃焼。
次の釣りものは何にしょうかな。

・ガンゾウビラメ、ムシガレイの唐揚げ
・アマダイ、アラ、アカボラの刺身
・アマダイとアラの潮汁


🐡

【釣】アマダイ 3/19(萬司郎丸) 「高級魚が揃ったけど」

2017-03-26 08:58:00 | 釣り
今回お初の萬司郎丸さんは、江ノ島のすぐ脇にある片瀬港に店を構える船宿。
片瀬港は、船釣りを始めたばかりの2013年の暮れにカワハギ釣りで訪れた島きち丸さん以来だから、3年チョイ振り。


(お初。ちょいピンボケですが。)

片瀬港の船宿は、まず店の前に車を停めて受付を済ませ、その後に港内の駐車スペースに停める。船が目の前だから車に荷物を積んだままで、乗船時に下ろせば良いから楽だね。

萬司郎丸さんは、クーポン割引きにネット割引き、更に次回使えるリベンジ券(船代が6,800円になる)まで貰えてお得感満載。小遣いが少ない身には助かりますよ。


(江ノ島を掠めて出船。)

T1さんと右舷艫2、3番を並びでおさえたけど、片舷3名の計6名だったから余裕の釣り座になった。出船は6:30。

波・風なくポカポカ陽気で釣り日和。船上を抜ける風が心地良くて、春を感じますな。江ノ島の裏をぐるっと回るロケーションも良いね。


(セッティング完了。ForceMaster800が眩しいぜ。)

暫く走って気になったのは、海面がベタ凪なこと。船速が落ちると、どう見ても潮が動いてないだろうと判る。嫌な予感がするなー。


(潮はこんな感じ。)

場所が定まっての第一投。
LTテンビンにオモリは50号、昨年のアマダイ釣行時に自作した2本針仕掛けにオキアミを付けて、凪いでる海にポチャンと落とす。

バッテリーを買ってないから、ForceMaster800(FM800)は購入後初の電動動作になる。真新しい2号のPEラインが吐き出されていき、液晶のカウンターがどんどん進む。落とし込むにもそれなりの時間が掛かるね。


(アップで。)

80m程で着低したところで、底を数回トントン叩いてから1m切って誘い始める。湾フグのカットウ釣りの拡大版という感じで、誘い上げからゆっくりと下げていく。
数回目の誘いでククンとアタった。少々待ってゆっくりアワセると、活性あり!
来ましたよ。と、ほくそ笑んで手巻きで数m巻いた後、満を持して電動の巻き取りレバーをONにする。・・・・反応なし。
えっ!と、レバーON、OFFを繰り返してもウンともスンとも言わず。チョイ巻きボタンを押しても反応なし。

「電動が動かない。。。」

とT1さんに訴えて、電極が逆じゃないの。と言われても、液晶はちゃんと点いてるし。なぜだ!?この人数で電圧が足らないことはないだろうし。軽くパニくる。
でも、魚が掛かってるのは間違いないから、仕方なくえっちらおっちら手巻きで巻き続ける。マジか。いきなりの初期不良なのかー?

と、それを聞いてた船長が出て来て電極を確認してワニ口をちょっとずらしてくれたら、ウィ~ン。と巻き取り始めた。
接触不良だったのね。てへっ。
(´▽`;)ゞ

揚がったのは、


(カナド。)

チビだったから即リリース。まずは1目め。

その後打ち返して誘うけど、懸念したとおり全然潮が動いてない。
幅広く誘い、上げ下げするけど反応なし。5分おきに揚げてエサを付け替えて打ち返すものの、3時間アタリなし。船内も沈黙が続く。


(僚船の近くに移動。)

何かしら魚を釣らせてあげたいと、船長は作戦を変更して移動。僚船のアジ船のすぐ近くに船を寄せて、コマセに寄ったアジも狙うため、底から10mの幅で誘うようアナウンスがあった。

ビシアジ釣りの水深だから、脂が乗ったアジやサバのお土産は嬉しいぞ。と、1mづつ丁寧に底から誘い上げていき、5mの辺りでググンと竿先がお辞儀した。アジだろうと、チョイと巻き揚げて追い食いを狙って待つ。

「掛かってるよ。」

船長から声掛けがあったから、中速チョイ遅めで巻き揚げる。
引きからタモサイズじゃないのは明らかだけど、船長はタモを構えてくれてる。今日はそれだけ大事に捕らないといけないほど、渋いということだね。

水面に近づいてくると縦縞模様が見えた。(魚は、頭からしっぽの線が縦縞で、背から腹の線が横縞なんですよ。)
シマイサキか?と思ったけど銀色をしてる。ウリボウ?魚影がハッキリ見えた時に、船長と同時に声をあげた。

「アラだ!」

チビのアラだから、コアラと呼ぼうか。でも予想もしなかった高級魚に驚いた。チビだけどね。


(コアラ。2目め。)

横ではT1さんも巻き揚げ中で、走るからサバの様だ。
揚がったのはマサバ。〆サバ確定っす。と、T1さんは嬉しそう。
数時間魚っ気がなかったから、お土産確保はありがたいよね。

その後はまた反応が遠退いたんで、底を中心に誘うようにした。すると、


(ガンゾウビラメ。3目め。)


(裏面だけどムシガレイで4目め。)

狙いどおり底ものが掛ってくれた。唐揚げで美味しくいただきますよ。

アタリが遠くて、数十分ごとにポツとガンゾウかムシが揚がるくらいで状況は相変わらず渋い。

T1さんがアワセたのが見えたので注目していると、良い竿の入り方で期待が出来そうだ。見守る中、電動で巻き揚げ途中で竿先がググンと突っ込んだ。本命じゃない?と声をかけて、タモを取って待ち構える。

ゆらゆらと海面に見えてきたのは綺麗な桜色の魚影。タモで大事に取ったのは35cm級の良型アマダイ。T1さん、羨ましいぞー。
これが船中初のアマダイだったかもしれない。


(変わらずベタ凪。)

こちらはタナを低くして、ガンゾウビラメとムシガレイを合わせて4匹、家族分が揃ったから、唐揚げは確約された。
アマダイの顔を見たら、俄然やる気が出ましたよ。ここからはアマダイのタナを狙い続けるぞ。

T1さんに遅れること30分。
誘い下げでクンとアタり、大事に待って頃は良しとアワセをくれると、グググンと活性反応あり。電動中速で巻に入ったら途中で再度、グググンと来た。来たか?来たのか?

T1さんがこちらに気づいてタモを構えてくれたところに揚がったのは桜色の魚影、本命アマダイ!

激渋の中、オデコと危うくT1さんの後塵を拝すところを回避出来た。持ってるなー。と自分に感心したね。アマダイはチビだけど。

タモを入れようとするT1さんを制して、余裕でヒョイと抜き揚げた。


(タモで取るのが恥ずかしいサイズだけど本命は本命。5目め。)

その後、沖あがり直前にアカボラ(ヒメコダイ)を揚げて、終了。

前回の野毛屋さんでの午後アカメフグと同様に、完全に不完全燃焼な結果で終わった。
一応本命は揚げたし、高級魚のアラもゲットできたけど、おチビばかりではねー。


(6目めのアカボラ。型が良くてアラ、アマダイと同じくらいのサイズ。)

激渋だったからだろう、船宿に戻ったら釣りものを聞かれて、アマダイと答えると女将さんからワカメとシラスのお土産をいただいた。


(江ノ島は凄い人だった。)

船釣りだと、沖あがりの後は関係者くらいにしか会わずに帰るのが普通だけど、さすがに湘南一の観光スポットだけあって、観光客に溢れてる。港周りにも観光客がいて、船宿前の公営駐車場には待ちの車が列を成してる。それを見ると何だか得した気分になった。
観光だけじゃない江ノ島の魅力を堪能してるという優越感なのかな。
魚がもっと釣れてれば更に、だったんだろうけど。

これはリベンジ券発動だ。と思ったら、萬司郎さんはこの2日後にアマダイが終了になった。
アマの敵を別で取るかな。

・アマダイ : 1
・アラ : 1
・アカボラ : 1
・ガンゾウビラメ : 2
・ムシガレイ : 2
・カナド : 1 (リリース)
船中0~1
小潮


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【釣】釣行前記 3/19(萬司郎丸)

2017-03-21 06:02:00 | 釣り
3月は卒業シーズン。
わが家では次男が中学を、T1さん家は末っ子が小学校を卒業だから、3月釣行はお祝いのための赤い魚、アマダイと決めていた。

アマダイは既に終盤戦に入っていて、本来ならもう少し早い時期に狙うべきなんだけど、どうしてもアカメフグを優先しちゃうから仕方がない。

船宿は巳之助丸さん、一俊丸さんと迷ったけど、今回は初見参の萬司郎丸さんに決めた。
萬司郎丸さんは、最近は都合が合わずご一緒してないT2さんがアマダイで常宿にしてる船宿。片瀬港は港に駐車できて目の前から出船だから楽チンだ。


(お初です。)

一年振り2回目のアマダイだけど、翌日の親父の命日に豪華な食卓を彩るためがんばりますよ。

今回はレンタルじゃなく、昨年釣具のブンブンのセールで買ってあたためておいた、ForceMaster800を初下ろしして、全て自前の装備で挑戦。

フォースと共にあらんことを。


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【食】コモンフグとシロギスの刺身

2017-03-19 09:58:00 | 釣魚料理
11日(土)の野毛屋さんでのアカメフグ午後船はオデコ※で終わった。
二年連続で最後の最後が締まらない結果のアカメシーズンだったけど、潮がユルかったし、一年で海水温が一番低い時期で浅場の釣りは厳しい頃だから、まあ仕方ないかな。 

※オデコ : 本命は0だけど他は釣れた意味の釣り用語ですね。本命も他も釣果0は「ボウズ」と言い、ダメージがでかいですね。


(左上がシロギス。)

貴重な釣果だったコモンフグとシロギスは1日寝かせて刺身に下ろした。
コモンは旨味が濃くて、身質も固すぎず丁度良い。やっぱり刺身はショウサイより旨いと思うな。

シロギスは身が薄いから糸造りにしていただく。ほのかな甘味で、フグとはまた違う白身の旨味がある。久々に食べたけどシロギス旨いなー。
1匹づつだったから、あっという間に食べ終わっちゃった。

次回はアマダイの予定だからフグは1回休み。あと数ヶ月で白子シーズンが始まる。楽しみに待ちましょう。


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【釣】午後アカメフグ 3/11(野毛屋) 「あなたに会いたくて」

2017-03-17 06:15:00 | 釣り
お別れを告げたはずなのに未練がましく追いかけてしまうのは性なのか、野毛屋さんでアカメフグの午後船に乗りました。

いや。
未練じゃなく、翌週に来る母親たちにフグを振る舞ってあげたいという純粋な思いからなのに、なぜ、釣りの神さまはそっぽを向くのでしょう。

そう。
見事にオデコを喰らいましたよ。。。
( T ^ T )


(午後船は12:30出船。)

天候に恵まれたポカポカ陽気の11日(土)、10:00に家を出て、軽い渋滞があったものの11:30には現着。
左舷艫2番をゲットしたけど、この日は続々とお客が来て、船中24名の大盛況。この時点で分け前に不安があったけどね。


(潮はこんな感じ。)

(釣り座はここ。)

出船して暫し走り、猿島付近で釣り開始。
大潮前の中潮なんだけど、潮がユルそうだからナツメ8号でスタート。
一投目で底を取り、誘いのシャクリからゆっくり誘い下げてのゼロテンの瞬間、竿先が微妙に沈んだ。
すかさずアワせると、乗った!
会心の一撃で気持ち良いけど、巻き上げの抵抗が小さいからゲストかな。


(シロギスでした。)

揚がったのは20cmクラスのシロギス。冬場だからかスリムな体系だけどキープさせていただきますよ。

一投目から魚に会えるとは縁起が良いぞ。と思ったのも束の間、その後は長い沈黙が続いた。
周りでも全くフグの顔を見ず、と言うより魚も見ずに2時間が経過。


(猿島付近で粘りましたが。)

やはり、潮がないからなのかアタリもなく、エサも喰われず、ひたすら誘い続けるのみ。アカメなら1匹取れれば。と萎えそうな心を奮い起たせるものの、潮止まりの時間が近付くにつれて、ダメかも。の思いが頭を過り始める。


(移動中。)

15時を過ぎた頃に大きく移動して八景沖に戻り沖堤周りを流すけど、反応がないのは変わらず。掛かってもガラばかり。いよいよダメかー。と覚悟をし始める。

残り30分頃に潮先になる流しで、船底に入るラインから竿先にわずかな反応があった。すかさずアワセをくれると、掛かった。
巻きに入ると活性反応があるから魚のようだけど、抵抗が小さい。また、シロギスかトラギスかな。と巻き揚げると、水面に白い腹が見えた。フグだよ!


(やっと会えました。)

抜き上げて見ると腹がザラザラしてるからコモンフグだ。残念ながら釣果のカウントはされないけど、貴重なフグの釣果は嬉しい1匹。小さいけどね。

中乗りのSトシくんが見に来てくれたから、コモンだよ。と伝えると、右舷側でも小さなコモンが揚がったとのこと。
みよしではアカメが揚がったのを見たから、今がチャンスタイムか。と打ち返すもその後は反応なし。

刻々と沖あがりが近付く中、サクッとした手応えに、来たか!とゴリ巻きして揚がったのは、


(お前か。)

ナマコ。
もちろんリリースしたけど、この時点で15:52。

沖あがりの16時まであと数分のところでキツい根掛かりして、ラインを揺すっても外れず、チョイと強めに引っ張ったらPEが手元で高切れしちゃった。
去年の初売りでリールを買った時に巻いたままのPEで、大分ササクレてたからな。

そろそろ沖あがりだからそのまま終わろう。と余ったエビを袋に積めてクーラーに仕舞って、コモンの血抜きをする。

もしかしたらと、Sトシくんに、もうあがりだよね。と聞くと、15分~30分延長する。とのこと。
そうか!と慌てて竿からStephano XGを外して予備のStephano CI4に付け替えて、カットウをセット、仕舞ったエビを取り出して付けて、延長戦開始。


(沖堤周りで。)

でも、俊船長が30分残業してくれたけど、アタリなくエサも喰われずそのまま終了。
コモンを含めてフグを揚げたのは船中で5、6人しかいなかったみたい。健船長の1日船で0~3の釣果じゃ、ダメな日だったんだろうね。

去年は最後のアカメ狙いでボウズ、今年はオデコで終わることになった。
未練がましく追いかけるとフラれちゃうのは女性に似てるな。釣りの神様は女神さまなのかな。

・コモンフグ : 1
・シロギス : 1
・ナマコ : 1 (リリース)
船中0~2
中潮


🐡