釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】シロギスの天ぷら

2022-06-27 06:02:00 | 釣魚料理
一俊丸さんへのシロギス釣行は、一歩足らずで釣果は19匹。

食はもちろん、天ぷらね。
全匹をキス天でいただいちゃいましょう。


(釣果整列。)

今回は釣り揚げた時にボトルキャップでウロコを取ってからクーラーに収納したんで、下処理のウロコ取りが楽だ。
お陰で手返しは落ちましたが。

頭と内臓を取って大名下ろしにするのに、19匹でもそれなりに時間が掛かった。
束とか釣ったら大変だろうな。
要らぬ心配でしょうがね。

かみさんが衣付けと投入、自分が揚げを担当、分業して掛かりますよ。

(全匹完了。)

シロギスの他にミョウガの天ぷらと紅しょうがとネギのかき揚げを添える。

紅しょうがのかき揚げは家族皆から好評だ。


(たっぷりね。)

シロギスはホクホクで身の甘味が漂う。
揚げ立てならもっと旨いだろうにな。

これだけ揃えて盛ると、どうしても冷めちゃうから、揚げた傍からいただく天ぷら屋形式が出来ないだろうか。

リビングへの油飛びを覚悟すれば可能だけど、実現は無理だね。


(満足です。)

久し振りのキス天をたっぷりといただいて満足。

4人で全匹完食。


(サクサクね。)

翌日はおやつに全匹分の骨せんべいを仕立てる。

170℃でじっくりの後、180℃でカラッの2度揚げにする。

サクサクの中骨に身の旨味も手伝って、止められない止まらない。
子供たちとペロッといっちゃいましたよ。

シロギスを味わい尽くして満足ね。
シーズン中にまた仕入れに行こうか。


🐡

【釣】リベンジなるも新たな課題を認識する (2022/06/17 シロギス・コチ・ヒラメ 一俊丸)

2022-06-24 06:09:00 | 釣り
昨年から始めた船シロギスは過去3回で2、7、7と、陸っぱりか?という戦績。
いずれも渋い日だったものの、腕が足りてないのが明らかだ。

シロギスもアジ同様に、誰でも釣れるけど、数を獲るにはテクがいる奥深い釣りもの。
少しでも上達するために経験を積みましょう。

今度こそ家族4人で天ぷらを堪能できるくらいの釣果が欲しいな。


(1ヶ月振りね。撮り忘れて前回の写真です。)

一俊丸さんは今年4回目。

5:30の釣り座抽選に名乗り出た4名中、やっぱり、しっかりスソを引く。

60番までのクジで前回は59番、今回は58番を引くとは我ながらお見事。
どんだけ引きが弱いのよ。

釣り座は最後の四隅、右舷舳1番をチョイス。


(駐車場の風景。)

受付時にエサのジャリメ2パックを注文、後で船で受け取れる。

仕掛けは自作の本スにハリス付のキスバリを結ぶ吹き流し、テンビンは船用のに加え、本気投げ用のシグナルテンビンも持ってきた。
投げ釣りで使ってた木製のエサ箱も持参、使える資産はフル活用しますぜ。


(本日は1号船。)

船に乗り込み準備する。

右舷、左舷とも7名の総勢14名で、釣り座はある程度余裕がある。


(潮はこんな感じ。)

船長に聞いたら端物竿を出せると言ってたけど、セッティングは見送って様子を見ることにした。

結局、最後まで出しませんでしたが。


(出船。端物竿は待機ね。)

定刻の7:00前に出船し、港を出て5分程で釣り開始。

舳なんで斜め前へキャストしやすい。
水深は10mもない。
着底後にズル引きして様子を見るも、音沙汰なし。

海底の変化があるところに留め置いても、シェイクして誘ってみても音沙汰なし。

巻き上げてみると、テンビン上のリーダーと本スが交差してる。
キャストして着水時のサミングが甘いのかと、操作を見直して試すものの、一向に改善されない。

周りでポツポツとシロギスが揚がり始めてるのに、高確率で仕掛け絡みに苦労する。


(えぼし岩が遠くに見える。)

苦労を重ねてハタと悟った。
テンビンが合っていないのだと。

本気投げで使ってたシグナルテンビンを船用の片テンビンに替えた途端に絡みは解消。

本気投げではほぼ絡まなかったシグナルテンビンが、船ではことごとく絡むとは勉強になりました。
資産の活用も適材適所が大事だね。

テンビンを替えた途端にブルブルとアタリが出たものの、掛けられず。


(岸からも狙えそうなポイント。)

打ち返してアタリが出たヨブ(凹み)で止めてシェイク。
間をおいてからサビキを入れると、ブルブルブルと食い込んだアタリあり、掛かったね。

小気味良い引きを感じながらファーストキスをゲット。


(ファースト鱚ね。)

今回はペットボトルのキャップを持参して、クーラーに仕舞う前にチャチャッとウロコを剥がしてみる。
家での下処理が楽になるだろうからね。

シロギスはズル引きだと食って来ない。
誘いを入れて、食わせの間をしっかり取らないとダメみたいだ。

シェイクしたり、浮かせて縦に誘ったり、ヨブで待ちを決めたりと、色々試してポツポツと追釣する。


(9:10に5匹目。)

船中アナウンスで一荷が出たりしてるようだけど、こちらは1匹ずつ獲っていく。

場所によって1投1殺の流しがあったものの、なかなかペースが上がらない。

今思えば、待ちが長くて手返しが遅かったな。


(大きく育ってね。)

引ったくって走るのはワカシ。

引きが楽しめたものの、このサイズではリリースね。


(10:34に10匹目。)

10時半頃にツ抜け。

昨年来やっとですよ。
シロギス釣りでツ抜けのリベンジなんて目標が低すぎだけど、これまでそれだけの渋を引き当てて来たのですよ。

腕も足りてませんでしたがね。


(江ノ島。)

アタリが遠退き、11時過ぎに江ノ島へ移動。

こちらでもポツポツのペースは変わらないものの、ゲストが掛かる。


(ショゴ。)

カンパチの幼魚ショゴ。
おでこの八の字がくっきりしてる。
初めて釣ったよ。

ブリは大きくなるに連れて脂が乗るから、幼魚のワカシなんてパサパサらしい。
一方、カンパチは若くても脂の乗りは変わらないと聞く。
一瞬、確かめようか迷ったものの思い留まってリリース。
大きく育ってね。


(おチビね。)

ショウサイフグ。

型が良ければ自分で身欠きにして持ち帰ろうと思ったけど、フグ釣りでもリリースサイズのおチビ。

刺身で旨いだろうなーの思いを振り払ってのリリース。

繁殖して東京湾に来てちょうだいね。


(11:51に15匹目。)

シロギスはポツポツのペースが落ちて数が伸びない。

午後になりダブルツ抜けにリーチの19匹になったところで、キャストの際にリーダーが切れてテンビンごと消失する。
リーダーが劣化してた模様。

昨年付けた2号のリーダーをそのまま使っててはダメだね。
ちゃんと都度付け替えねばいけませんね。


(凪いでます。)

ここから、自作の砂ズリ付きの本スに投げ釣り用の50本無限バリ仕掛けを切って繋げる仕掛けに変更。

すると、アタリが出ても掛けられない。
掛けても巻きバレするのを繰り返す。

何で?
投げ釣りで実績があったハリだから、合わなくはないだろう。

シロギスの型が良くてハリのサイズが合わないのか?
仕掛けが変わった影響がこうまでてきめんに出るとは、キス仕掛けへの認識を改めねばならんな。

結局、アジャストできぬまま5打数0安打で追加が叶わず、19匹で終了。


(本日の釣果。)

ツ抜けは成ったものの、昔から親しんでた魚だけに、いれば食うだろうと、シロギスを甘く捉えていたところがあった。

今回の釣行で、テンビンや仕掛け、誘い、手返しなど、シロギスの好みにアジャストするために取り組むべきことが沢山あると認識した。


(沖あがり。)

このままでは終われんぞ。

シーズン中に再び、今度は修練のために乗らねばならんぞ。

研究して挑みますぜ。


・シロギス : 19
・ワカシ  : 2 (リリース)
・ショウサイフグ : 2 (リリース)
・カンパチ : 1 (リリース)
・シコイワシ: 1 (リリース)
・メゴチ  : 1 (リリース)
船中0~35
大潮


🐡

【釣】釣行前記 (2022/06/17 一俊丸)

2022-06-20 05:24:00 | 釣り
夏も近づき、シーズンの釣りものが増えて来ましたね。
マダコが解禁になり、タチウオも数が出る夏タチの気配が出て来てますよ。

ただ、白子シーズン真っ只中のショウサイフグの釣果が振るわないのが気になるところ。
どこかで大釣りが出来ることを期待しつつ、今回は別のターゲットを狙いましょう。

そのターゲットは昨年から始めたシロギス。

投げ釣りは子供の頃からやってるけど、船で未経験だったところ、昨年は3回乗って3回ともツ抜けすらならぬ体たらく。

1年越しのリベンジ科目になっているのですよ。

今度こそ課題をクリアしに行きますか。
天ぷらも食べたいし。


🐡

【食】ショウサイフグの握り寿司・白子軍艦

2022-06-17 04:59:00 | 釣魚料理
白子シーズン真っ只中の野毛屋さんへのショウサイフグ釣行の結果は5匹。

持ち帰りは4匹なものの、良型がいるから予定通りに握りますよ。


(3枚下ろしに。)

まずは、身欠きのショウサイフグを3枚に下ろして、身の両面に塩をしてペーパーで巻いて1日寝かせ、水分を抜く。
健船長が言うところの「塩フグ」ね。
これで旨味が凝縮するのよ。

ショウサイだけじゃ寂しいから、今回も市販のサーモンを購入、彩りとコクを添える。


(準備OK。)

それぞれをネタに切りつけて準備完了。

寿司をやるのは毎年決まってこの時期。
1年振りに握りますぜ。


(ドーンとね。)

1列12カンで合計48カン、乗り切らない分8カンを別皿に盛り、総計56カン。
握ったねー。
頑張ったよー。


(アップで。)

ショウサイフグの握りは、ノーマル、小ネギ入り、大葉入りの3種類。

シャリが小さめなんで、一口でポンポンとイケる。

回転寿司屋でトラフグの握りを食べたことがあるけど、固いだけで旨味が乏しかった。

それに比べてこのショウサイときたら、プリッとした身に溢れる旨味、かと言ってしつこくなくて爽やか。
これは旨すぎですぜ。

サーモンは脂が乗ってるから、間に挟むと良いバランスだ。


(堪りませんな。)

絶品は白子軍艦。

白子の爽やかなコクが酢飯に良く合い、海苔の風味が更に旨味を後押しする。

「旨~っ」

長男が唸る。
いくら勧めてもかみさんと次男は白子に手を出さない。

フグの白子軍艦なんて寿司屋でもなかなかお目に掛かれないでしょう。
ましてや家でこれを味わえるとは、何とも贅沢だね。


(定番ね。)

その白子はいつものポン酢でもいただく。
間違いないな。


(優しいね。)

ショウサイフグの潮汁。

下ろした中骨に塩して、冷蔵庫内で乾燥させて、こんがり焼いてからじっくり出汁取り。

塩と風味付けに醤油をチョロっと、仕上げに三つ葉をパラッと。

これで料亭の味ね。


(集合写真。)

握り寿司はかれこれ6回目かな。
素人仕事として熟達してきた気がするぞ。

刺身単体だとこんな量を食べれないのに、寿司にするとペロッとイケちゃう。
日本の偉大な食文化に改めて感心するな。

これを独りで握った自分にも感心ね。


🍣

【感】ジャジメント・デイ

2022-06-15 06:51:00 | 日記
精密検査のMRI画像で疑惑が深まり、前立腺の生検のために検査入院した。

【感】生検で贅沢な入院 - 釣・食・感

人間ドックでのPSA値異常から精密検査をしたところ、MRI画像で疑惑が深まり、生検のために検査入院することになった。MRI画像を見ると素人目にも影があり、明らかにそこに何...

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(こちらのネタね。)

生検から2週間後の5月28日(土)。
いよいよ検査結果が出る。

これまでの検査で、PSAとMRIの2つそれぞれでエラーが重なるとは考えづらい。

自分としてはこれは「黒」だろうと覚悟をしていた。

前立腺がんは進行が遅く、初期だろうから全摘できる。
開腹手術よりも腹腔鏡ならば体への負担が軽く、早く退院できるだろう。
仕事の都合から6月中に出来ないかな。

お金は保険から診断時の一時金と入院給付金が出るから大丈夫。

体力の回復にどのくらい掛かるのだろうか?
術後体にどのくらい支障が残るのだろう?
暫くは釣りに行けないのかな?
などなど。

待合室で呼ばれるのを待つ間に、これまで考えた様々な事が頭に浮かぶ。

「黒」の結果を聞いた時に狼狽えるだろうか?
平常心でいられるだろうか?
その瞬間の自分に対しても興味が湧く。

生検を受けてから一つずつ覚悟を固めて行っても、普段通りに時は流れて、生活も普段通り。
仮に自分がいなくなっても普段通りなんだろうな。
そんな当たり前の事に、しみじみと思い巡らせるのは新鮮だった。

待合室の掲示板に受付番号が表示され、アナウンスで名前を呼ばれる。

いよいよだ。

診察室に入り、挨拶しながらお医者さんの前に座る。

「検査の結果ですが・・・」

自分でも冷静だ。
頭の中でドラムロールを奏でて結果を待つ。

「がんは見つかりませんでした。正常でしたよ。」

聞いてホッと息を吐く。

「おめでとうございます。」

てっきり「黒」だと思ってたので、嬉しい誤算だ。

「白」だとすると、MRIで見えた影は何なのでしょう?
それは、お医者さんでも分からないとのこと。

今後、定期的なPSAの検査と年1回のMRIでチェックしていくことになった。

家に戻って結果を待っていたかみさんに「セーフ!」と報告。
親戚にも結果を連携する。

人間ドックのPSA値の異常から始まり、MRI画像で影が確認されて疑惑が深まり、生検で「白」と認められた。

今回の件は「今後気をつけなさい。」との、ご先祖さまの思し召しだろうか。

数年後か10年後か20年後か分からんけど、いずれ本番を経験することになるのだろう。

事前シミュレーションのような今回は貴重な体験だった。

生検はもうやりたくないけどね。


🐡