午前アジで満足の釣果を揚げて、戻ってきた11:30時点でも風はそよそよ。
まだ荒れる気配はない。
午後船は問題なく出船出来そうだとのことなんで、どうしようかなー、と宿に戻って席札を見ると、午前からリレーする方1名が右舷大艫にいるのみ。
荒れる予報に皆さん尻込みしていると見た。
(戻って腹拵えもね。)
自分も様子見だったはずが、ここでスイッチが入っちゃう。
これは修業に持ってこいのチャンスだ!と多少海が悪かろうが乗る決断をして、左舷大艫をゲット。
差額を支払って午後船に乗り込む。
結局、午後からの方1名を加えて3名でほぼ貸しきりの出船になったよ。
(再びの第三忠丸。)
出船して南下して行くと、雲が厚くどんよりした空で段々と風が吹いてくる。
釣り場に着くまで中乗りのSトシくんと話をするけど、大艫だからエンジンと風切り音で半分くらいしか聞き取れず、雰囲気で会話してたよ。
スマン。Sトシくん。
(潮はこんな感じ。)
Sトシくんはタイラバで、お客3人はひとつテンヤ。
自分以外のお2人は常連さんでよく釣られる、とはSトシくん情報。
こっちはひとつテンヤの経験値を積むための修業ですよ。
午前に干潮を迎えてるから上潮のみで、あがりの時間が満潮だ。
元々チャンスが少いマダイ釣りだけど、何とか初の型を見たいな。
(勇治船長の第二忠丸発見。)
テンヤは前回船上で購入した勇治船長監修の16号。
竿はLTアジと同じくライトゲームM 200、リールはスティーレに変更。
風が段々と強くなる中、マシーンと化しシャクリ続ける。
竿が2mだとシャクリ幅が足らないから、その分腕を真上に高く上げることで補う。
五十肩を発症してる身には良いリハビリになるかな。
もう少し長い竿だと楽だろうな。
欲しいなー。
(大型船がよく通る。)
話声も歓声もなく、皆黙々とシャクり続ける。
アタリもカスリもないのは承知のうえで、ひたすらシャクる。
ただ、いつその時が来ても良いように集中力だけは切らさない。
今回は修業だからね。
ひとつテンヤの経験値が上がって、そこにあわ良くば1匹でもマダイが喰ってくれて、しかもそれが丁度食べ頃のキロクラスだと良いな。
決して多くは望みませんからあわ良くば、とシャクり続ける。
(海の写真だけだね。)
「後ろ!掛かった!」
と、俊船長のアナウンスで振り向くと右舷大艫の方が良い感じに竿を曲げてる。
左舷舳でタイラバをやってたSトシくんが飛んできてタモ入れして揚がったのは、40cm級の綺麗なマダイ。
姿を見るとこっちの集中力も上がって、シャクリに熱が込もっちゃうよ。
本日何百回目か判らないけど、その何百分の1回のシャクリの時に引っ張られるような違和感が出た。
そのままアワセをくれるも掛からず、慌てて落とし直して誘うけど反応なし。
巻き上げて見ると、見事にヤラれてた。
(ヤラれたー。)
これが午後のワンチャンスだった。
その後は予報よりも早く雨がポツポツ、風も強まり、コンディションは悪化、何も起こらないまま沖あがりになった。
(またもや敗北。)
船中1匹のみ。
これを揚げた方は4回アタリがあったそうだから、まだまだ誘いがマダイにマッチしてないのだろう。
これで3度挑戦して3度ともボウズ。
王者攻略への道のりは遠いのぉ。
・ボウズ
船中0~1
中潮
🐡