釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】ショウサイフグ 6/24(野毛屋) 「不本意ながらシールをいただく」

2017-06-28 05:55:00 | 釣り
梅雨の合間の釣り日和の土曜日。
いつもより早出して野毛屋さんに4:45に到着したけど、この時点で駐車カードは15番目。やっぱ混むよね。

ところが、店が開いて取られる札は午前アジ船ばかりで、フグ船は余裕だ。舳1番を取れるところ、左舷艫2番をチョイスした。
結局、左舷8名、右舷も同じくらいで混み混みの予想が拍子抜け。読みが当てにならんなー。
旬に向けて好調な俊船長の午前アジ船の方は、札止めに近い大盛況だよ。


(右がフグ船、左がアジ船。)

出船して30分。大貫沖でアンカーリングして釣り開始。
曇り空で風がそよそよ、波もなくて釣りやすい。下げ止まりまで時間があるけど潮が弛いから、6号オモリで充分だ。


(潮はこんな感じ。)

第一投からゼロテン時にチョコチョコと突っつくようなアタリが出るが、掛からない。キスか?とタイミングを変えてアワセを繰り返して獲ったのは、メゴチ。今回もゲストからのスタートですわ。


(べった凪だ。)

しかし、誘い続けてもアタリが遠い。
船中なかなか型を見ないし、場所を変えて型が出ても後が続かない。

こりゃ、ショウサイたちはご機嫌斜めだな。と、誘い下げに時間を掛けて、ゼロテンも長く取る低活性モードの釣り方にする。

アタリが出たのは2時間後の10時前。
ゼロテンの竿先がチョンと沈む程度の微妙な変化にアワセをくれると、ガツっと来た。ゴリ巻きして1匹目。


(長かったー。)

船長に撮影いただいたら、バケツに入れる前にエラを切って血抜きする。放血したら海水氷のクーラーへ移す。
夏場は身と白子を美味しくいただくために大事ですよ。

型を見てホッとすると、その30分後に胴突きのクワセに喰ってきた。


(血抜き中で見にくいけど2匹目。)

胴突きの方がカットウより明確にアタリが出る筈なのに、やっぱりチョン程度の集中して竿先を睨んでないと見逃しちゃう小さなアタリだ。
ショウサイはよっぽどやる気がないんだな。


(大貫観音が見える。)

更にその30分後、次もクワセに喰ってきた。
潮止まりを挟んだこの時間帯がそれなりのペースでアタリが出たな。


(3匹目。)

ゲストのシロギスを挟んで、またまた30分後、微妙なアタリからガツっとカットウに掛けて、ゴリ巻きで引っこ抜く。


(4匹目。)

血抜きして、エサを付け替え、入れ直して直ぐにアタリが出た。連チャンだよ。と、すかさずアワセてゴリ巻きに入るも、途中で巻きバレ。
クワセ針をくわえたのを途中で離された感じだ。残念。
本日2度目の巻きバレだ。今日のような日はこれを獲らないとダメだよー。


(嬉しいゲスト。)

更にその30分後の12時前にツンツンアタリにアワセると、良型のカワハギ。これは嬉しいね。
立て続けに、シリヤケイカも掛けるけど、こちらはリリース。


(凪倒れ?)

昼までの2時間で時速2匹+ゲストだから、このペースなら渋いなりに纏められるか、と上げ潮に期待したんだけど、その後は沈黙。

潮はそれなりに効いてるのに、ショウサイたちは何が気に入らないのか判りませんな。
結局、午後はゲストと思われるツンツンアタリが1回だけで、手も足も出ず。完敗です。

沖あがり直前に右舷で喚声が揚がった。すごーい!と聞こえたから大物が揚がったのかと思ってたけど、船長ブログには小四の男の子がショウサイをゲットしたとあった。この状況で1匹でも獲れたのはスゴイよ。良かったね。


(リベンジならず撤収。)

結果は4匹。うち白子は3腹。
何と同数が4人で頭ですと。シールゲットはありがたいけど、全然達成感がなくて複雑だな。


(今年初のシール。目標達成まであと2枚。)

どうやら散魚効果を身に纏ってるのは確定のようだ。よくもまあ、谷間の日ばかり引き当てるもんだな。
試練の道は更に続きますよ。はぁ。。。
(´д`|||)

・ショウサイフグ : 4
・カワハギ : 1
・シロギス : 1
・メゴチ : 1 (リリース)
・シリヤケイカ : 1 (リリース)
船中0~4
大潮


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【釣】釣行前記 6/24(野毛屋)

2017-06-24 06:19:00 | 釣り
白子シーズン真っ只中のショウサイフグの前回釣行はノー白子のメス3匹。
相変わらずの貧果に今度こそ終止符を打つべく、野毛屋さんへリベンジ出撃しますよ。

大潮周りで、梅雨の合間の貴重な行楽日和の週末となれば、混み混みだろうなと思いつつ、「今日こそは」、と「今日も」の不安が錯綜する。


(朝焼けの第一、第二忠丸。)

このところの釣行が釣果の谷間ばかりに当たるから、自分の釣り運の無さが原因ではなかろうか、強力な散魚効果をもたらして皆さまにご迷惑をお掛けしているのではなかろうか、などど弱気になっちゃってる。


(準備中。)

事の顛末は竿を出してみるまで判りませんが、失地回復、捲土重来、超力招来。
只今、野毛屋さん第一忠丸ナウ。


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【感】公認釣りインストラクターになる

2017-06-22 05:59:00 | JOFI神奈川
釣りの健全な振興を目的として活動する、全日本釣り団体協議会(全釣り協)という社団法人がある。

その全釣り協が水産庁の支援を受け、健全なレクリエーションとして、スポーツとしての釣りと、釣り場をとりまく水産資源の保護、自然環境保全の知識を普及させ、釣り技術と合わせ、釣り場での安全確保、釣り場でのルールマナーなどの指導をおこなうことを目的として公認の釣りインストラクター資格を発行している。

インストラクター資格の取得には、年1回の養成講習会を受講して、資格試験(筆記試験・実技試験・面接)に合格し、登録する必要がある。


(登録証です。)

このたび、資格取得と登録が完了して、晴れて全釣り協の公認釣りインストラクターになりました。

きっかけは、一昨年のジャパンフィッシングショー。


(この時です。)

会場入口の近くに全釣り協のブースが立っていて、

「釣りを通じたボランティア活動に興味はありませんか?」

と声を掛けられた。
会社生活で終りを意識し始める年齢になったから、丁度、社会貢献活動や地域コミュニティーへの参加を考えていたところだった。

何年もフィッシングショーに行ってたのに、声を掛けられたのは初めてで、あまりにタイムリーなこのお誘いに、何やら運命的なものを感じて、資格取得を決めた。



(講習会は東京海洋大学で受けました。)

公認釣りインストラクターは資格取得後に釣りインストラクター連絡機構(JOFI)に登録して、各支部ごとに活動していく。自分はJOFI神奈川に所属。

今後、その活動についてもブログにアップしていきます。


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【感】土佐から来たぜよ!坂本龍馬展を見る

2017-06-19 06:07:00 | 日記
今年2017年は坂本龍馬没後150年で、高知県立坂本龍馬記念館は全面リニューアルで一年間の休館中。
その間、全国4箇所で所蔵品の巡回展が行われ、6月1日~25日まで目黒雅叙園で開催中。


(暗殺場面がポスターになってる。)

これはぜひ見ねば。と、かみさんを誘って行って来たぜよ。


(こちらが龍馬さんです。)

中国歴史ものと並んで幕末ものも好きで、特に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」は学生時代から何度読み返したか判らない。龍馬に関しては、かみさんに解説するくらいの知識は持ってるぞ。


(目黒雅叙園。久しぶりだ。)

展示会場は目黒雅叙園の百段階段。
昭和10年築の木造建築で東京都の有形文化財に指定されてるそうだ。
その百段階段途中の各和室に龍馬ゆかりの品が展示されている。



(こちらが百段階段。実際は99段なんですよ。)

土佐の郷士時代から江戸の剣術修業、脱藩、海軍操練所、志士として活躍、海援隊と、龍馬の各時代ごとに部屋を分けて、書簡を中心に陳列されてる。


(実寸大龍馬像。かみさんと握手。)

会場前でシェイクハンド龍馬像がお出迎え。身長は当時では大柄の175cmくらいだったよな。


(姉の乙女への手紙。)

筆まめだったのか龍馬の書簡は数多く残っているそうだ。
「竜馬がゆく」で読んだ実物が目の前にあるのは感慨深い。


(日本を洗濯したく候う。)

大河ドラマになったから、かみさんも何となく判るようなので、ドラマで演じた俳優名で実際の人の解説をしてあげる。


(下関海戦の図。)

薩摩藩と長州藩が手を結び、倒幕のきっかけとも言える薩長同盟の朱の裏書きは、日本が変わる一大事の筈なのにくどくどと言葉を重ねず、簡潔にさらっと書いている。器の大きさが伺えるな。


(薩長同盟裏書き。)

日本初の新婚旅行をした。と言われているのも龍馬で、寺田屋騒動で負った傷を癒すために妻のおりょうを伴って薩摩に行った際に霧島に登ったのがそれだそうだ。


(霧島へ新婚旅行時の手紙。)

寺田屋で襲われた時に使った高杉晋作から贈られたとされるスミス&ウェッソン(同型)もあった。
20年程前にかみさんと京都旅行に行った時に見学した寺田屋の風景が思い出されたよ。


(寺田屋騒動の時と同型のピストル。)

寺田屋は行ったよね。と、かみさん。
酢屋も近江屋跡も行ってるんだけど、あまり記憶にないようだな。


(龍馬の脇差し「備前長船」。)

脇差しの長船は最近見つかったそうだ。模造刀に見えるくらいピッカピカで、刃紋も美しい。
龍馬の愛刀「吉行」も見たかったけど、残念ながら展示なし。ホームページには載ってたのにな。


(海援隊旗。)

(海援隊で出版した、)

(今で言う和英辞書かな。)

海援隊時代は交易の仲介や海運業、出版業、カステラの製造と販売もしていたらしい。海援隊の前身の亀山社中は日本初の株式会社と言われてたよな。(諸説あり)



(新政府綱領八策。)

大政奉還後に新政府の綱領を示しておきながら、その政府に参画する意志を持たず、「世界の海援隊をやる」と西郷隆盛に言ったそうだが、展示物で龍馬の足跡を見ていくと、さもありなんと頷ける。

合理的な現実主義者のようで時代の最先端を行きつつも、自由活達で愛嬌もある。「土佐にあだたぬ」と武市瑞山が評したそうだが、日本にもあだたぬ奇跡のような人物だったのかもしれない。


(湿板写真。)

(この写真だね。)

その後は、雅叙園が初めてのかみさんと館内を見て回った。



(庭園が綺麗だ。)

久しぶりに都心に出て、有意義な日だった。いつかは本場高知県の記念館に行きたいな。


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【食】ショウサイフグの刺身・シリヤケイカ炒め

2017-06-15 05:55:00 | 釣魚料理
6月9日(金)の野毛屋さんでの平日釣行は、渋々のショウサイフグ3匹。
しかも、白子シーズン真っ只中だと言うのに3匹全てがメスという引きの弱さ。悶々とした釣行が続いてますよ。


(左端はサバフグ。自己レコードのデカさが目立つね。)

釣行当日はおチビのショウサイとゲストのシリヤケイカをいただく。

シリヤケイカを釣ったのは初めてだけど、コウイカの中でも食味のランクが低いと聞くから、加熱調理にしてみた。


(シンプルに。)

オリーブオイルでニンニクと炒めて、味付けはシンプルに塩・コショウのみ。仕上げにパセリをパラッと。

肉厚の身はしっかりして弾力がある。苦労せずに噛みきれるけど、サクッとまではいかないな。隠し包丁を入れるべきだったか。

食味は確かに旨味が薄い。
噛み続けるとようやく遠くでイカの風味がちょっと顔を出す程度かな。
調理方法によってはもっと美味しくいただけるのだろう。次回は研究して料ってみよう。


(ちょい盛り。)

チビショウサイは刺身に下ろしても小皿半分に満たず、味見程度。余白を埋めるために、シリヤケをちょっとだけ刺身にして添えた。

ショウサイは安定感あり。やはり刺身は小振りの方が良いね。


(集合写真。)

ここに白子があれば・・・と改めて思いを馳せた。


(定番の唐揚げ。)

翌日はサバフグを含めて全匹を唐揚げに。
皆メスだったからか、身が痩せてる感じだった。特に自己レコードの38cmは真子のためか胸部が凹んでスリムだったな。
だからだろうか、ホクホクだけどいつもより旨味が薄いような気がする。
子供たちの箸の進みも今一つ勢いがなかった感じ。

抱卵した身をいただいておいて贅沢を言ってはいけませんよね。

でも、3匹じゃ足らないよ。

・ショウサイフグの刺身
・ショウサイフグとサバフグの唐揚げ
・シリヤケイカのニンニク炒め


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